ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

席に余裕あり!7月29日(日)は「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.41」へ

2018-07-27 02:01:30 | ベリーダンス



今週の日曜日は、アラディーン主催の「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.41」です。

「夜」と名前がついていますが、昼公演です。

御間違いなく!

今回は、Lana さん、未佳さん、Chieさんと、そのスクールのインストラクターの文華さん、Hiromi さん、
初共演となるダンサーの Yasmin さん、 Dania さん、Sayaka さん、と7名のダンサーの皆さんが出演されます。

まだまだ席に余裕がありますので、お時間のある方は、是非ともこの機会をお見逃しなく!

7月29日(日)
「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.41」
@THUMBS UP(サムズ・アップ)
横浜市西区南幸2-1-22 相鉄ムービル3階
TEL : 045-314-8705
FAX : 045-323-2558
http://www.stovesyokohama.com/

※昼公演です。御間違いなく!!
Open/12:00~ 
Show/13:00~ 2stage
Charge/4,500yen(予約)/5,000yen(当日)
ご予約はお店に直接お願いいたします。

ベリーダンス /Lana、 Mika、 Chie、 文華、 Hiromi、 Yasmin、 Dania、Sayaka

松尾賢/ウード
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ベース
佐々木絵実/アコーディオン
ハスィン・ジュベリ/ヴァイオリン


2枚目のジャケットのイラスト

2018-07-15 00:37:48 | アート・文化

まず初めに、大阪の地震に加え、今回の平成30年7月豪雨で被災された皆様にお見舞いの言葉を申し上げ、一日も早い復旧が行なわれるよう心からお祈り申し上げ、お題目を送らせていただきます。

さて、やっと出来上がりました!2枚目のアルバムのジャケット用のイラストです。

久しぶりに本気で描いてみましたが、やっぱり時間が掛かります。描き始めてから9日目にして仕上がりました。

スキャナーで取り込んだ画像は、やはり原画とは違った感じになりますが、修正して大分近い感じにはなります。

ともあれ、本当に久しぶりに画材屋に行ってペン先、ペン軸、プロ用の透明色鉛筆とか、悩みながら購入した甲斐がありました。

思い返すと、高校時代に進路に悩み、地元の大学の教育学部の美術科に入学出来て、4年間、絵に没頭してました。

やはりその時に磨いた技術は忘れないモノです。

さぁ、ジャケットのデザインに取り掛かります!

ちなみに今回は紙に鉛筆で下書きして、ペン入れ、透明色鉛筆で色を付けました。

割と上質な画用紙を使ったのですが、ケント紙ではなかったので、思った以上にペン入れの時に作業がはかどらず悩みましたが、色付けの際は割と素直に色付けが出来ました。

下の写真は途中経過の様子。

さて、今回制作した不死鳥の配色は日本の寺社仏閣に彫られている伝統的な鳳凰の彫刻を元にしています。

炎の様子は、不動明王像の光背を元にしていますが、この不死鳥のデザイン自体は私のオリジナルです。

不死鳥は500年に一度、寿命が尽きる時に炎で自らの体を焼き、その灰の中から復活する、と言われていますが、

様々な文献にあたってみると、鳥自体を魂の象徴、つまり死後の魂として捉える考え方が世界に広く分布しているようです。

仏教では、生命は輪廻転生を説き、死についても、新たな生に向けての、いわば「睡眠」のようなものだと説きます。

そういう意味で言えば、あらゆる困難に負けない不屈の精神を具現化した象徴が「不死鳥」であると捉える事が出来ると思います。

今回、2枚目のアルバムを作成するにあたり、様々な試練や困難を乗り越えて来た事を思い返し、それを見事に跳ね除け、乗り越えて来た象徴として「不死鳥」という奇想曲、長年私が望んできたライフワークとしての初の1曲目の奇想曲を作曲しました。

この曲のベースはフラメンコのファンダンゴの形式を一応とっていますが、これについてはアラブ音楽と、フラメンコの共通性を意識した上で作曲しています。

フラメンコは、スペインがアラブ世界に属していた時の影響で生まれた音楽であり、フラメンコで耳にするスパニッシュ・スケールは、元々はアラブ音楽で使う「ヒジャーズ」というスケールと同じであり、また、アラブのマグレブ地方では3拍子の複合的なリズム・モードがあります。

その上で新たにスペインという土地で、ジプシー達によって育まれ、ウードからギターに代えられて発展された来た訳ですが、

それこそイベリア半島でその後起きるレコンキスタによってアラブ的な文化は排除されたとはいえ、死せずして生き残り、弾圧されても生き残り、その後、現代において世界中に広まった芸能となった事実は、

正に不死鳥の如く蘇ったと思えるのです。(ついでにフラメンコの語源は炎(フラマ)から来ているそうです。)

どんな困難や試練があったとしても、それに負けない不屈の精神を現す図像的象徴が不死鳥であり、

その不屈の精神は、炎のように燃え立つ生命力であると思います。

そうした意図を元に今回の「不死鳥」と題する絵を制作しました。 

我ながら気に入っていますw


ベリーダンスと音楽の夜 第144夜 後記

2018-07-02 00:35:30 | ベリーダンス

昨日は「ベリーダンスと音楽の夜 第144夜」でした。大盛況で終える事が出来ました!誠にありがとうございました!

今回は、初共演となるお二人、Elisa Jamila さん、そして京都からMasami さんが出演、そして楽屋では初出演となるZahara さんに、去年も出演して頂いたEmily Diamond さん、そしてYuka さんと、素晴らしい5名のダンサーの皆さんに出演して頂きました。

ブログ(Facebook も含めて)の写真だと、毎回同じような写真が載りますが、実際は、ショーの内容は毎回違います。

同じ曲でも、ダンサーさんの雰囲気やパフォーマンスへのアプローチなど、全然違ったモノに聞こえます。

そういう意味でも、今回はとても内容の濃いショーでした。

各ダンサーの皆さんが、我々の奏でる音に素晴らしい花を添えてくれた夜でした。

ありがとうございました!

さて、今回はリハーサル時に珍しい災難が2件起きました。

リハーサル時に突然ウードの音が開場側の用意したシールドが原因(?)で出なくなったり、

会場に向かっていた Emily さん、Elisa さんの車の後輪に大きな釘が刺さってパンクし、危うくリハーサルに間に合わないかも、

というような、普段遭遇した事の無いトラブルが起きた訳ですが、幸い、本番は滞りなく進行しました。

生演奏のショーというモノは、リハーサルでのサウンド・チェックも含めて、色んな意味で準備が必要であり、不測の事態も起きるモノですが、

それを上手く処理し、演奏とダンスの両方が最高のパフォーマンスが出来るようにするのは、長い経験と、各自がとても高度な技術を持たないといけない訳ですが、

改めて、アラディーンのメンバーとやって来て良かったと実感した夜でもありました。

また今後も、皆さんよろしくお願いいたします!

1部:
悟空(インスト)
Fakkarouni(Emily)
Set El Hosn(Masami)
Laylat Hob(Yuka)
Ana Bastannak(Elisa)
Zay El howa(Zahara)
2部:
天空の舞(インスト)
Nebtedi Mein El Hikaya(歌付き)(Elisa)
Min Hobbi Feek Ya Garri(Emily)
Magic Carpet(Yuka)
Enta Omri(Masami)
Hayyart QalbiMaak(Zahara)
Rakkas(Finale)