10月25日(日)は「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.32」でした。
大勢の方にお越し頂いて、誠にありがとうございました!
今回は、初の共演となるZahara さん、Ruka さんのスクールのインストラクターのYuuko さんのお二人と、2回目の共演となるTomomi さん、お馴染みのRuka さんの4名の素晴らしいダンサーの皆さんに出演して頂きました。
終始、暖かい雰囲気の中でのショーとなり、私のMCも良く受け(笑)、ハスィンのヴァイオリンのタクシームでは拍手が起きるなど、とても盛り上がりました。
個人的には、Ruka さんとの息の合ったYa Musaafer Wahedak(ヤー・ムサーフェル・ワヘダック)、Set El Hosn (セトル・ホスン)の長大なウード・タクシームでの打つ合わせ無しで踊ったZahara さん、Enta El Hob(エンタ・エル・ホッブ)での、オーケストラにタイミングを指示しながら優雅に踊ったTomomi さん、そして、一生懸命踊ったTchiki Tchiki(チキチキ)のYuuko さんといった感じでしょうか。
やっぱり、この日を目指して試行錯誤しながら臨む姿勢というのは、本番に大きな感動を引き起こす訳であって、それは、ミュージシャン側にも同じ事が言えます。
今回、佐々木絵実さんの代わりに参加した、アコーディオンの せきた さらいさんも大変だったとは思いますが、本番、とても素晴らしい演奏を披露して頂きました。
オリエンタル音楽は、単旋律音楽である為、かなり高度な演奏技術が要求される上、即興演奏も得意でなければなりません。
アラディーンに参加するミュージシャンには、高度な演奏技術、即興演奏は勿論の事、長大な時間の集中力と、スタミナが要求されるので、最初は面食らってしまうのが当たり前なのですが、一度でもそれをクリアしてしまえば、きっとどこに行っても自信を持ってやって行ける、というのが長年このグループを率いている私の自負する所です。
さて、今回、初めて見に来られた方で、ウードの興味を持った方がいて「この楽器は凄くイイ音がするね。この楽器も凄いけど、君のテクニックは本当に凄いね」と言ってくださった、私の父親位の方が話しかけて下さいましたが、
こういう称賛は、何にも勝る勲章だな、と思う次第です。
ウードは音が渋くて低い為、カーヌーン、ヴァイオリンに比べれば目立たない楽器であり、どちらかと言えば通好みの音な訳ですが、中東では「楽器の王様」であり、とても重要な楽器であり、この楽器の演奏で褒められるのは、とても光栄な事です。
これからも更に研鑽を重ねて、更に更に上を目指していきたいと思います。
更に、ハスィンの歌、タクシームは勿論の事、私の歌も褒められたので、やはり地道な努力と研鑽は嘘をつかないな、と何重もの感動があった日でした。
今後とも、この歩みを止めることなく更なる上を目指して向上して行きたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします!