ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

「ベリーダンスと音楽の夜 第120夜」 後記

2016-04-24 13:03:50 | ベリーダンス

昨日は「ベリーダンスと音楽の夜 第120夜」でした。大盛況で終了、誠にありがとうございました!

今回は、初共演のRuna さん、そして去年から出演して頂いているDilara さん、毎年出演して頂いているDonya さん、そして、既にベテラン勢の中心となるスタジオ・ラピスのMeg さん、と4人の素晴らしいダンサーの皆さんに出演して頂きました。

この所、Facebook上で暴言を吐いたり色々とお騒がせ状態でしたが、

先日、このイベントの告知の時に「見ないと絶対損をしますよ。」とお知らせした通り、生演奏でのショーの醍醐味を満喫できる夜になったと思います。

リハーサルの時から、ダンサーから「こうして欲しい」という要求を、楽曲にどう取り入れるか、とか、こちらから、こうした方が良い、とか、そういったアイデアをやり取りした分、

想像した通り、本番のステージは、とても良いエネルギーで、ショーの全ての演目が光っていました。

特に、タクシームと呼ばれる即興演奏の部分でのダンサーとの掛け合い、これは、アラディーンの演奏技術の中でも、他の演奏家では絶対に真似する事が出来ない事です。

アンコールで演奏したラッカスの時に、ダンサー4人の策略で、4回とも私のウードの即興を望まれた時、あんな風なエネルギーを保って、ダンサーと共に上へ上へ展開して行くのは、並みのミュージシャンでは絶対にできない事。

あのアンコールしか見る事が出来なかった、としても、あれを見る事が出来て、あの一夜に参加した価値があった、と言い張れる位のパフォーマンスで、自分のまだ余韻に浸っています。

ああいった事が、アラディーンの演奏で踊るベリーダンスの生演奏の醍醐味の一つであると確信を持って言えます。(体験できなかった人は残念でした…。)

CDでの伴奏で踊るのとは全く違う、お互いプロのアーティスト同士で作り上げる、二度と同じ事は起らないステージ。

これが「ベリーダンスと音楽の夜」です。

ですので、これから共演するダンサーの皆さん、また将来、我々と一緒にショーを作り上げたい、と思っているダンサーの皆さん、

アラディーンの演奏で踊る、という事は、どれだけ稀有な事なのか十分理解して、どうやって自身の踊るパフォーマンスを、アラディーンと共に構築するか、心して臨んでください。(または、想像してください。)

要は、エンターテイナーとしてのプロ意識の問題だと思います。

感動を呼び起こすパフォーマンスを行うには、演者が感動しなければならない。自身が感動するから、人に伝わるし、伝えたくなる。

わざわざ、お金と時間を割いてまで見にいらっしゃって下さるお客様に、それ以上の価値と感動を伝えるのが、アーティストでありエンターテイナーである我々の仕事です。

この根本を忘れなければ永遠に上手く行くし、少しでも惰性に陥って「こなす」ようになれば、その瞬間から堕落、凋落が始まります。

わざわざ見に来てくれる方々が本当に感動してくれるショーを持続して行きたいと思っています。

これからも皆さん、よろしくお願いいたします!
(写真はRunaちゃんの記事より拝借)


当日席あり~「ベリーダンスと音楽の夜 vol.120」

2016-04-22 18:50:25 | ベリーダンス

明日は、アラディーン月例イベントの「ベリーダンスと音楽の夜 第120夜」です。

まだ席に余裕がありますので、お時間のある方は是非ともお越しください~。

4月23日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.120」
@中目黒 楽屋
TEL/FAX 03-3714-2607 
http://rakuya.asia/top.shtml
Open/18:00~ 
Show/19:30~ 2stage
Charge/4,000yen
ご予約はお店に直接お願いいたします。

ベリーダンス /Donya、Dilara、 Meg、Runa

松尾賢/ウード
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ベース
鈴木未知子/カーヌーン
佐々木絵実/アコーディオン
木村伸子/ヴァイオリン


「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.33」&「ベリーダンスと音楽の夜 第119夜」後記

2016-04-21 23:41:45 | ベリーダンス

先月の話になりますが、3月20日(土)は横浜サムズで行っている不定期イベント「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 vol.33」大盛況で終わり、

そして、3月26日(土)は「ベリーダンスと音楽の夜 第119夜」でした。どちらも、皆さん、ありがとうございました!

3月は、人生で最多のコンサートをこなした月であり、特に、サウジアラビア、ドバイ、横浜、大分、と続いての「ベリーダンスと音楽の夜」だった事もあり、とてもハイな状態で臨んだ感じでした(笑)

特に、3月26日のショーの内容はとても良かったのですが、ある意味、この日のショーを境に、今まで10年続けてきた「ベリーダンスと音楽の夜」の運営方法を、根本から見直す機会となりました。

演奏と言う意味では、ずっとアラディーンを見に来てくれている方から「サウジから帰ってきたからなのか、ケンさんのウードと歌が、今までで、一番良かった」と言ってくれる人もいて、そういえば、大分で、アシ・ハスカルにもとても褒められた事を思い出しました。

大分でのショーについては、大絶賛だった事もあり、これは結局のところ、集客の方法論と、根本的に見直す時期なのだと考えるに至りました。

今年は、大きな変革の年になりそうです。

ともあれ、アラディーンの活動は、今まで以上に、逆に更に発展させていく所存です。

これからも、皆さん、よろしくお願いいたします!