ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

9月18日(土)「ベリーダンスと音楽の夜 vol.180」は中止、来年の2月26日(土)に振り替えます。

2021-08-28 03:38:30 | ベリーダンス
予定していた9月18日(土)「ベリーダンスと音楽の夜 vol.180」は中止、来年の2月26日(土)に振り替えます。
 
楽しみにされていた皆様、2月26日(土)にお会いいたしましょう。
 
デルタ株による感染拡大と、それに伴う医療現場への負担は、データを見ただけでも想像を絶します。
 
東京都は、今日(8月26日)、重症者は過去最悪の294人となりました。
 
重症者の中で既に自発呼吸できない人達の頼みの綱であるECMOの装着者は8月26日の時点で、全国132人、東京都で32人。
 
人工呼吸器で治療を受けている人達は、全国で502人。
 
その半分以上が東京都です。
(ECMO などのデータはこちらこら:https://crisis.ecmonet.jp/
 
東京都では、都の集計によると、さらに重症患者に準じると位置づける患者が666人、
 
その内訳は、人工呼吸器やエクモが間もなく必要になる可能性が高い患者らが569人、
 
人工呼吸器などが外れた後の状態が不安定な患者が97人。
(朝日新聞:「コロナ患者の集約化を」2021年8月25日から抜粋)
 
重症者を合わせると、1,000人近い人が重篤な症状である、という事です。
 
感染防止策は、今まで通り、人混みの中ではマスクを着ける、マスク無しの会話は極力避ける、手洗い、うがい、密を避ける、
 
そして、現時点では、ワクチンを2回接種する事(罹患者はデータ上1回のみで良いと考えられる)が、
 
この新型コロナウイルス感染症のパンデミックを終息させる唯一の手段です。
 
感染拡大が広がれば、新たな変異株を生む土壌になりますし、当初言われていた弱毒化は、各強毒化している変異株の発生が現実のものになっている以上、期待はできないでしょう。
 
また良く言われている、なすがままに感染を広げて行って獲得免疫を増やしていく集団免疫についても、罹患後に生成される抗体数は非常に少ない事が判明している以上、現実的ではありません。(逆に、一度罹患して人がワクチンを接種すると、桁違いの抗体数を保有する事が分かっています。)
 
特効薬が、まだ承認されていない時点での大きな切り札はワクチン接種だというです。
 
また、ワクチン陰謀論者が言うような話も、既に日本の人口を超えるデータが示しているように、事実ではありません。
 
多くの人がワクチン接種を完了し、重症化を防ぐ事が出来れば、それこそインフルエンザや風邪と同じ、恐れるモノではなくなる訳ですから、
 
11月までには、本当に多くの人が接種を完了してもらいたいと願います。
 
※一人一人が感染防止を徹底する事が、どうして重要なのか、とても分かりやすく簡潔に漫画になっている記事を発見しました。
 
こちらの漫画を読めば感染対策(ワクチン接種も含め)が感染爆発を抑え込む、とても重要な事だとわかるでしょう。
 
一人一人の心掛けが大切です。
 

 

マンガでわかる「感染」を抑えることで「ウイルス」は弱毒化に向かって進化する

養老孟司氏「面白くてためになる。生物学に興味がある人はまず本書を読んだほうがいいと思います。」、竹内薫氏「めっちゃ面白い! こんな本を高校生...

ダイヤモンド・オンライン

 

 


イベント中止のお知らせ。

2021-08-21 15:30:36 | ベリーダンス
予定していた8月28日(土)「ベリーダンスと音楽の夜 vol.178」と9月5日(日)「ベリーダンスと音楽の夜 vol.179」は中止、来年に振替公演を行う事に致しました。
 
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.178」は、来年の1月29日(土)に、
 
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.179」も近日中に振替日程を決める予定です。
皆様にはご理解と、ご協力をお願いいたします🙇
 
(ここからは長いので、読みたい方のみ読んでください。)
(あ、コロナ陰謀論者は是非読んでください。)
 
さて、この決断に至るまで、相当な時間をデルタ株のリサーチに費やし時間をかけて決断しました。
 
決断した今となっては、そんなにリサーチに時間をかけなくても良かったのかも、とか思ったりもしますが、
 
いや、やっぱり人命に関わる以上、時間をかけ、皆と相談して、
 
中止、そして延期、という事にしました。
 
私は運良く8月12日に、モデルナワクチンの2回目接種ができ、アラディーンのメンバーも私を含め3人が2回目の接種を終えました。
 
が、あとの二人は、一人は今月末にやっと1回目の予約が出来た、との事。
後の一人は薬剤のアレルギーを持っているので、ワクチン接種に慎重な姿勢。
 
今回のショーに出演するダンサーさんも4人の内、1人は2回目の接種が終わっているけれども、後の3人はまだ未接種。
 
このリサーチの段階で無観客ライブにする事にしましたが、
 
やっぱりお客様は、会場に来てショーを見たい、という希望が多いとの事なので、有観客を再度想定しましたが、
 
デルタ株は、1年半前に入って来た元祖コロナよりも感染率は3倍以上で水疱瘡並みの空気感染力(つまり、一人で5~9人に感染させる凄まじさ)
 
ワクチン接種を一度でもしていない場合、
 
入院率は2倍強(つまり感染後の発症率が2倍強なので症状が出るのは40%、元祖は20%)
 
重症化率は約4倍(元祖コロナは約1.6%だったので、約6%)
 
死亡率は約2.3倍(元祖コロナは全年齢に対する平均が約1%なので、約2.3%)
だそうです。
 
つまり、ワクチン未接種者100万人が感染した場合、
 
40万人に症状が出て、最低5万人は重症、
 
最低2万人は確実に死ぬ、という事です。
(これは高齢者とか関係なく、全人口の平均値。ちなみに実際の東京都の死亡率は0.78%、インフルエンザの死亡率は0.01%なので、インフルエンザの78倍)
 
更にデパ地下の入場制限をする、とか政府が言い出しました。
 
会場の楽屋(らくや)は30人限定で、割と天井高め、食事タイムでは、換気を毎回行い、検温、消毒などしっかりやっているものの、
 
会食中は皆さん楽しく会話を楽しむだろうし、会場に集ったお客様にワクチンを接種したかどうか聞くのも、今の段階ではどうかと思われるし、
 
楽屋スタッフも、まだワクチンは予約が出来ていない段階。
(まぁ、マスクを常時しているので、彼らは感染しないと思いますが)
 
なので、有観客は以上の事から、現実的ではありません。
 
無観客ライブについては、このところの動画配信ライブに、多くの人が飽きてきている、という意見が多数でした。
 
これについては、個人的に「ベリーダンスと音楽の夜はそんなことないぞ!」と思いましたがw、
 
ともあれ、ここは、出演者、会場スタッフの安全、何よりも会場に来て楽しみたい、というお客様の意向も含めて
 
中止、延期が妥当だと決断しました。(ふーっ、長かった)
 
デルタ株の感染力の高さも凄まじいですが、現在の東京都の医療対応能力が、機能不全に近い事も、身近な所から聞こえています。
 
 
これが一番、怖い!
 
 
万が一、一人でも感染者出して症状が出た場合、今の東京都の医療対応能力の逼迫状況だと、相当苦しい思いをさせる事になり、
 
最悪、重症、死亡の可能性もでてきます。
 
軽症でも後遺症が酷い、という報告も沢山されてます。
 
やっぱり感染したくないし、させたくありません。
 
この第5波を7月後半からずっとリサーチして来ていますが、
 
重症者は、年末年始の第3波の最多記録160人を大幅に更新して8月17日には276人(用意されている重症者用病床数は392床)、
 
軽症・中等症患者受け入れの病床は5,976床あるのに、何故か3,900人までしか受け入れていません。
 
入院・療養等調整中、つまり保健所が軽症者として把握して宿泊療養、または入院させるよう待機させている人が本日12,488人で、
 
8月から1万人を切る日がありません。
 
宿泊療養施設(専用に借りているホテルなど)では1900人以上の受け入れは行われていないようで、
 
その為、自宅療養者(この方々は濃厚接触者で今のところ症状が出ていない人々)は8月9日(月)で17,812人いて、こりゃ大変だ!とか騒いでたのに、
 
本日は26,297人、
 
8月9日(月)から今日までに亡くなった人は、54人。
 
たった11日間で54人の方が無くなり、122人が新たに重症患者になったとの事。
 
勿論、軽症者、濃厚接触者は10日間で症状も収まり、宿泊療養施設や自宅待機を解かれている方、退院した方も出てはいますが、
 
現在の陽性者の数を計算(累計陽性者ー累計退院者)すると、
 
8月9日(月)には38,792人
 
本日は46,868人。
 
つまりたった11日間で新規陽性者は8,076人も増えた訳です。
 
災害級です。最前線で戦っている医療従事者の方には頭が下がります。
 
やっぱりこの大災害を免れる為にも、現在の医療体制を大幅に見直してバックアップ体制を構築し、
 
ワクチン接種の必要性を多くの人が認識し、全世代に速やかにワクチン接種が出来るようにするべきでしょう。
 
特効薬承認も秋には色々出るそうですし、
 
この第5波が落ち着くまで、今まで通り密を避け、人混みではマスク、うがい、手洗い、の感染防止策をしっかり行っていって、
 
皆でこの災害を乗り切っていきましょう!