ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

当日席あり!!今日はベリーダンスと音楽の夜 vol.28

2008-08-30 04:35:33 | 音楽
今日は、アラディーンの月例イベント「ベリーダンスと音楽の夜 vol.28」

当日席、若干あります!!

アラディーン結成3周年まであと3ヶ月となりました。

この、実に分かりやすいイベントの名の為、

実に紛らわしいイベント名のショーが行われるようになったり、
(ex、ベリーダンスと生演奏の宴、とか・・・。)

果ては、アラディーンのメンバーが参加する、別のベリーダンス・イベントがあったりする為、

最近では「アラディーン~ベリーダンスと音楽の夜」と言う風に告知をするようになりました。

ともあれ、この「ベリーダンスと音楽の夜」というイベントの趣旨は、

オリエンタル音楽を演奏したいバンド、

バンドの生演奏とショーを行いたいベリーダンサー、

そして、そういったショーを見たいお客さんに

1度で3つもおいしいショーを行うと、きっと良いのではないか?

と思い立ち上げた訳です。

ともあれ、

日本唯一の本格的オリエンタル・ジプシー・オーケストラ

「アラディーン」の大好評の月例イベント第二十八夜は、

優雅で神秘的なダンサーの Shala(シャーラ)さんと、

そのカンパニーに所属する

Mariam(マリアム) さん、Ilayda(イライダ) さんのお二方、

そして、アラディーン・のフルメンバーとは初共演になる

Samanyolu の Sali(サリ)をお迎えしての

オリエンタル&ジプシー・ミュージック・ナイトになります。

また、今回から、新しくアラディーンのダフ奏者として、

宮城(みやしろ)さんが参加します。

宮城さんは、ガムラン奏者、インド・タブラ奏者、としても活躍されている

素晴らしいミュージシャンです!!

更にタイトなリズム隊が加わったアラディーンの

「ベリーダンスと音楽の夜 vol.28」に

乞うご期待!!


8月30日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.28」
@中目黒 楽屋
TEL/FAX          03-3714-2607      
http://<wbr></wbr>www.ra<wbr></wbr>kuya.n<wbr></wbr>et
Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/3,500yen

ベリーダンス /Shala、Sali、Mariam、Ilayda

松尾賢/ウード
テディ熊谷/フルート
及川景子/ヴァイオリン
檜山学/アコーディオン
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース
宮城康夫/ダフ


アラディーンHP
http://<wbr></wbr>www18.<wbr></wbr>ocn.ne<wbr></wbr>.jp/~a<wbr></wbr>lladee<wbr></wbr>n/inde<wbr></wbr>x.htm

<script type="text/javascript"></script>


硬派である事の辛さ、そして勝利

2008-08-28 16:35:44 | 音楽
いつの世も硬派であるということは、

色々と苦しい思いをするものである。

とは言うものの、正道を踏み外さなければ、

瞬間、瞬間はどうであれ、最終的には、

その行為が認められるものなのだな、

と、尊敬する人との語らいの中で深く感じた事があった。

私の人生の師匠の言葉、

「人の不幸の上に、幸福を築いてはならない」

と言う戒めは、事あるごとに自分の判断の最も大事な基準になっている。

また、中国の格言に

「井戸の水を飲む時には、井戸を掘った者の事を思え。」

と言う言葉も、自分は深く命に刻んでいる言葉である。

これらの言葉があるから、最終的に間違わずに済んでいる気がする。

まぁ「自分の能力を売る」事を商売にする人間の中には、

こずるく人の成果を横取りする小者がいたり、

師匠を隠して、まるで、自分が第一人者でもあるかのように喧伝する連中が、少なからず存在する訳ではあるが、

いずれにしろ、そういった連中には、

圧倒的な実力という高い次元で勝利することが礼儀なのだと思う。

演奏家は演奏で勝負!

最近、かねてから苦しんでいた一つの大きな壁を乗り越えることが出来た。

圧倒的勝利へ前進!!

<script type="text/javascript"></script>


何故日本では、ケンカの仲裁をしないのか??

2008-08-28 16:34:08 | 音楽
エジプトにいた頃、日本との文化の違いも色々あって困惑もしたけれど、

でも、日本はエジプトに見習ってもらいたいな、と思った文化が、

ケンカの仲裁である。

エジプト人は、良~くケンカをする。

殴り合いではなく、口論が主だが。

ある時など、タラート・ハルブ広場で、車道にまで出て、エジプト人の青年2人が激しく口論しだして、一触即発名ムードになった。

そうすると、なんと野次馬みたいな周りの人々が、誰に促されるでもなく二人の間に割って入り、

「ハラース!!(止めろ!!)」といいながら二人を引き離し、

その両者に数人ずつついて、

両者の言い分を聞くもの、いさめる者が現れ、皆ケンカを止めさせようとする。

勿論、両者は、本気で突っかかろうとしているのだが、周りの人間も「よせよせ!!」みたいにしっかりと止めさせようとするので、

お互いに感情を吐き出し終わって分かれると、何事も無かったように、人が退いて行った。

勿論、色んなケンカがあり、ある時など、人が割ってはいる前に、先に相手を殴ってしまい、殴られた相手は途方にくれた顔をしてしまって、殴った相手も、怒りから我に帰って立ち往生しているその後から、ワラワラと野次馬がたかるようなことも見たことがあったが、

それにしても、エジプトでは、すぐにケンカの仲裁に入る。

私が、アタバの広場でタクシーの運転手と大喧嘩(勿論、口ゲンカだけですが)した時も、100人近くの人が集まってきて仲裁に入ってきた。

これが、東京では、どうだろう??

ほとんどの人が気になってはいるものの、「急いでるんで・・・、」見たいに、さっさと足早に過ぎ去ってしまう。

エジプトから帰国してから、その思い出が忘れられず、実は何件かのケンカを仲裁している。

実は、今日、一触即発になりそうなケンカを止めた。

自転車に乗っている若い肉体労働者風のアンちゃんと、50代ぐらいの恰幅の良いオジサンが激しく路上で口論していて、

その青年のすぐ横には、先輩のような、これまた同じように自転車にのって、同じような格好をしたお兄ちゃんが「あ~あ」みたいに見ている。

最初は、私も急いでいたので、見てみぬ振りをしようとしたが、

そのアンちゃんが、大声でわめきだしたので、

「やめなさい!!」と言って二人の間に割って入った。

文字通り、口論する相手の真ん中に入って、お互いを近づけないように「割って入った」のだが、

口論の理由を聞くと、そのオジサンのリュックサックに、そのアンちゃんの自転車のどこかが引っかかって危うく怪我しそうになった事を諌めたかったらしい。

が、そのアンちゃんは、そのおじさんの言い方が気に食わないのか、謝る気が無いらしく、逆切れしている模様。

「君の自転車が引っ掛けたと言うなら、君は謝りなさい。」

と、私がそのアンちゃんに言うと、黙っておじさんを見ている。

そうすると、そのオジサン、「わが意を得たり」と思ったのか、感情的に怒鳴りだしたので、またそのアンちゃんが怒りだす。

こうなると、アンちゃんが自転車を降りてしまって、手を出しそうになったので、その先輩らしき彼に

「どうしようもないから、彼を連れて行ってくれない?」

と言うと「どうも、スミマセン、ありがとうございます。」と言って、「おい!行くぞ」と怒るアンちゃんを連れていき、

私は、オジサンを連れて行き、ケンカが終わった。

おじさんも一安心して、「ありがとう」と私に言ったものの、やはり、ムシャクシャするので(当たり前だが)、

事の詳細と、自分の正論をまくし立てだしたのだが、

「まぁ、お互いに怪我をしなくて良かったじゃないですが。下手すると大怪我するところでしたよ。急ぐのでこれで・。」

と私もある程度話を聞いたところで、自転車をこいでその場を立ち去った。

ケンカは人間の自然な感情なので、絶対に無くならないのだが、

問題はその対処法である。

勿論、殴り合いが始まった中に割って入る場合、数人でお互いを組み伏せないと止めさせるのは難しいが、

まだ口論のうちは、お互いの間に割って入って、引き離せば、割と上手くケンカを止めさせることができる。

この辺は、経験上、エジプトでも日本でも同じだ。

きっと、そのアンちゃんの先輩も止めたかっただろうが、どうすれば良いか良く分からなかったのだと思うし、

路上の通り過ぎていった人達も「トバッチリでこちらが殴られたらどうしよう・・・。」とか、そういった心配もあって割って入らなかったのだろうと思うが、

「止めなさい!!」と言って割って入り、引き離してしまえば、大事には至らないケースがほとんどである。

怒りの感情と言うのは雷みたいなものなので、一気に放出させると、後は以外と穏やかになるものだし。

きっと「やめなさい!!」の一言で、丸く納まったであろう傷害事件など、多々あるのではないだろうか??

見て見ぬ振りをするような事が当たり前になっている昨今、

日本は、おせっかいなエジプトの文化を学ぶべきだと思う。

<script type="text/javascript"></script>


上野エイドロータス後記

2008-08-04 02:38:30 | 音楽
終わった~~!!

アルカマラーニ・オリエンタルダンス・カンパニーの毎年恒例のイベント、上野夏祭り~Eid Lotus 2008 『Oriental Journey』

当日の直前のリハまで色々と微調整を行って、

あれだけ時間の無い中、作り上げる皆さんの集中力に助けられました。

きっと、お客さんの拍手などを聞いて、皆さん、素敵な群舞と

音楽で楽しまれた事と思います。

自分自身には、また更に見直さないといけない難問も現れたのですが、

「どんな場所でも演奏できる」というモットーで、

2年半以上培ってきたアラディーンの音響的対策と演奏技術は、

今回も非常に役立った事と思います。

ともあれ、ダンサーの皆さん、そして多数のスタッフの皆さん、

アルカマラーニの諸先輩方、

会場に来られた大勢の皆さん、

ありがとうございました!!

<script type="text/javascript"></script>