ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

今日の渋谷のライブ(@CoZmos Cafe)

2005-11-30 12:58:06 | 音楽
「ねねんぼう」ダラブッカWSでもお世話になった、マルチ・プレーヤーのショーちゃんとライブを行います。

出番は9時からです。

以下、ショーちゃんとこのライブ詳細から抜粋!

入場料は無料。気に入ったバンドに投げ銭を入れると言う形式です!

(う~んアラブのバンドも、昔はそうだった見たいですね。)

時間のある方は見に来てください!

地図
http://www.cozmoscafe.com/img/map2.jpg

@渋谷COZMO'S CAFE  http://www.cozmoscafe.com/
11月30日(WED) チャージフリー(donation)
OPEN 17:00~
LIVE 20:00~
吐息  http://toysshanti.cool.ne.jp/toiki.html
        
LIVE 21:00~
SYOTARO(Caparison Guitars)

http://www.kyowashokai.co.jp/caparison%20japan/caparison%20syotaro.html
http://www.dejimah.com/dss

吐息
95年に活動開始。バンド形態を経て現在は河野真によるエレキギターの弾き語り。心の隙間に生まれる光と影の戯れをうたにして奏で続けている。2004年の作品「Hula-Hula Clara」が好評発売中。

SYOTARO
ギタリスト・マルチプレーヤー。
1988年ロック系ギタリストとして活動開始。
クーデター解散後
1997年ソロ活動開始。
2000年頃よりパーカッション・ドラムに目覚め、
その後逆瀬川健治氏のタブラーに魅了され、タブラー修行中。現在マルチプレーヤーとして活躍、今回オリジナルチューニングでのギターをライブ初公開。

使用楽器 
Caparison Guitars Angelus-FSW

イベントの趣旨はこちら!
Potlatch Potlatch コミュ
http://mixi.jp/view_event.pl?id=2758098&comment_count=8&comm_id=397403



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ペルジアン・ネイの音とライブ(12・11Sun)

2005-11-28 21:21:06 | 音楽
今日は、12月11日(日)に行われるイランのスーフィー音楽バンド「ルミ」のリハを家で行いました。

イラン人ネイ奏者のスィアが、昼の2時ごろ来て、家に来て曲を吹きだしたのですが、「ケン、1音下げてFのキーでやろう!」と突然言われました。

最初の曲は何とか手順を変えて弾きこなしたものの、2曲目の「レ」の音、ものすごい微妙な微分音なため、普通のウードの調弦だと、開放弦の「レ」と音がずれるので、結局、ウード全体の調弦を1音下げにしました。

最初は、この調弦に違和感があったものの、弾きこなす内に「あれっ?こっちの方がいわゆる幽玄なウードの音に近いなぁ」と気づきました。

実際、エジプトでも基音の「ラ」は440Hzより低めで、いつも私の師匠の「アラッ」先生はそれで調弦していたっけ。

弦の張力って、本当に楽器に影響しますね。ウードには、ちょっと「ベロベロ」と弱い張力の弦が合うと言うことでしょうか?

さて、「ネイ」と一緒に演奏すると、微分音に物凄く敏感になってきます。西洋の平均律にはない、なんともいえない「味のある音階」というのでしょうか、ボーカルと一緒に旋律をなぞる時の感じがします。

運指(うんし=音階の指使い)も、全く変わってきて、以前常味さんの家に行った時に教わった「ウードの伝統的な運指」が役立ってくるから、不思議な感じがしました。

う~ん、音楽って奥が深い!

昔、佐藤允彦と言う偉大なJazzピアニストの先生にアレンジメントを習っていた時の事。

佐藤先生、アフリカでコンサートを終えた後、「なんかあの日本人達の演奏、「ミ」の音が微妙に高くて、変な感じだった。」と言う感想があった事を知り「俺は音楽の事を知ったつもりだったけど、それは世界の音楽の中ではまだまだ3分の1を知ったに過ぎなかったのか!」と思ったと言うエピソードを披露してくれました。

こういうことって、情報としては知っていても、日本では知識として定着する機会がないので、本当にラッキーだと思っています。

もしお時間のある方は、素敵なキャンドル展示会である会場にお起こしください。

Candle Odyssey 2005
(http://www.candlejune.jp)

closinng party 14:00~24:00
@Hotel claska 2F Gallery A

LIVE: Rumi(Persian sufi music), Ebihara Yoshie, aota...etc.

DJ: NANUU, POCO ... etc
YOGA WORKSHOP: YOGAJAYA (www.yogajaya.com)

Entrance fee \1,000

Hotel claska:1-3-18 Chuo-cho, Meguro-ku TOKYO,
tel 03-3719-8121 (http://www.claska.com)



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アラビアのロレンスと久しぶりの日曜日

2005-11-28 00:31:29 | 音楽
やっとの事で体を休める事ができ、今日は、本当に一日中何も考えないで寝続けました。

こんなに寝たのって久しぶりです。

昨日の夜3時ぐらいから、今日の夜10時ぐらいまで。

何年振りかもしれません。

もちろん、ちょくちょく食べたり、起きたりしてましたが、ゆっくりと寝てました。

さすがに体調も回復してくると「腹が減ってきた」ので、夜中に近くのスーパーに買出しに行き、鍋を作って食べました。

やっぱり本調子ではないので、いつもならペロッと食べる量を、ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて平らげました。

健康第一ですね。

「アラビアのロレンス」を見たときの事。

トルコの軍隊に拷問を受け、見も心も憔悴しきったロレンスを助け出したベドウィンの若きリーダーが、ロレンスを介抱するシーン。

前のように精彩もなく、落ち込みきったロレンスに、彼の復活を信じて力強く励ましながら言う彼の言葉が思い浮かびます。

「食べろ、そして、寝るんだ」

う~ん、単純すぎて笑えるんですが、これほど私の状況を完璧に捉えた明快な格言は知りません。

さ、また明日から忙しくなってくるので、また寝ます。



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「ベリーダンスと音楽の夜」後記

2005-11-27 02:47:48 | 音楽


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終にドクターストップにもめげず、念願のバンド「アラッディーン」の立ち上げライブが終了しました。

満員御礼に加え、「ボルボル」の定員をはるかに上回る人数の方が予約をされようとした、と言う事で、嬉しいやら、申し訳ないやら、複雑な気分です。

ともあれ、ライブ&ダンス・パフォーマンスは、良いできだったように思います。

会場のお客さんも、楽しんでいられたご様子。

ライブ終了後、「いや~楽しかったよ、ケンさん。」という満面の笑顔で帰って行く空中紳士の顔に、偽りはなく、初回だったものの、大成功であったなぁ・・と深い感慨に浸るのでした。

メンバーの皆様、ありがとうございました。

また、ダンサーの皆様も、ありがとうございました。

あまり深いコミュニケーションを取れなかった状況下で、観客を全員魅了し続けていた素晴らしいパフォーマンスを披露してくださいました。

声には出さないけど、深く感動している様をさす「感嘆」という言葉を何度も観客席から感じ取りました。

皆様、次回は1月後半によろしくお願いします。

第2ステージのFUMIKOちゃんの曲の演奏中、咳が酷すぎて、途中死ぬかと思うような時もありましたが、何とか乗り越え、最後まで完奏したという、二度と忘れられないような思い出も作る事ができました。

いずれにしろ、思い出深い一夜と成りました。

「ボルボル」さん、お店側のスタッフの皆様も、長い一日でしたが、ご協力ありがとうございました。

今後とも皆様、よろしくお願いします。


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WS&「ベリーダンスと音楽の夜」のリハ~その3

2005-11-20 22:51:07 | 音楽


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昨日の深夜から熱がでてしまいました。
エジプトで購入した「ポモドール」という薬が功を奏し、朝には何とか収まり、12時に毎週行っている、ダラブッカWSに行きました。

今回も「ウランちゃん」が、スィート・ポテトのケーキを皆に差し入れてくれ、2時間近く、ぶっ通して叩いた後に皆でいただきました。

大変おいしかったです♪ありがとうございました。

さて、今回のWSは少しに早めに切り上げさせてもらい、3時15分ぐらいに終え、「ベリーダンスと音楽の夜」のリハに出向こうと思っていたら、紳士君から「ケンさん!3時からですよ!もうみんな来てますよ!」

えっ・・・!!

自分でみんなに「3時から」ってメールを送っていたにも関わらず、自分の手帳にどういうわけか「4時」と書いていいたことを思い出し、すぐにリハ・スタジオに出向きました。

リハ・スタでは、今回参加してくれているミュージシャン全員が揃って、先に練習をしていてました。

4時の少し前にFUMIKOちゃん、4時を少し過ぎてからキキちゃんが到着、昨日に決めた、それぞれの伴奏の曲を弾き、時間はあっという間に過ぎてしまいました。

「ダブル・ウードは、それぞれ弾き方も、音域も違うから良いねぇ」とは紳士君の談。

そう、ドラゴンのウードの調弦は「チュニジア」や「トルコ」の調弦で、低いD弦をカバーし、私のウードの調弦は最近のエジプト式で、低いF弦と高いF弦を張っているため、それぞれにカバーする音域が違うのです。

二人とも、弾き方、リーシ(撥の事)も違うので、同じ曲を弾くと音に厚みがグンと増します。

目論見通りの出音でした。

リハの終了後は、皆で「ロイホー」に行き、お茶をしながら、しばし雑談をしました。

ここで、キキちゃんから「アラブ古典の音楽をジプシー風にやるって言う事だけど、どこがそうなの?」という鋭い質問を受けました。

私の答えは、「閔さん、テディさんが弾くとそれっぽくならない?」で、なんとなく皆納得しました。

実際、アラブ古典音楽を、ちゃんと習ったのは「ドラゴン」と「私」だけです。(紳士君は古典というより、アバンギャルドです。)

アラブ音楽を、アラブ音楽になじみの少ない「腕利きの演奏家」と演奏する。それぞれ、腕を競い合ってバリバリ演奏する。

ジプシーの音楽もこのように発展して行ったのではないでしょうか?

さて、この私が「バン・マス」を勤めるバンドの名前は、私のウードの師匠と、愛用のウードにちなんで「アラッディーン」にしました。

「ライディーンみたい」と紳士君は言っていましたが、「アラジンと魔法のランプ」の「アラジン」と同じです。「アラジン」はアラビア語発音では「アラッディーン」です。

今後「アラッディーン」はもっとメンバーが増える予定です。

乞うご期待!!


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