さて、9月16日(月祝)は、沖縄は晴れていて、初めて58号線の路線バスに乗って朝に空港へ。台風18号のニュースについては前日から気になっていましたが、私の搭乗予定便は、辛くも遅延になっていました。その前の便は全て、キャンセル。
一便早く予約していれば、危うく東京へ帰れなくなる所でしたが、ともあれ空港で出発まで待つ事5時間。台風の猛威を示すニュースが流れる中、何とも言えない気持ちで待ち続けました。
実は、この日、予定では、昼の1時ごろに東京に着いて、4時ごろ、その日行われる「アラブ音楽祭り」に入り予定だったのです。
ともあれ、9時45分発の予定だった飛行機は2時45分になり、やっと沖縄を飛び立ちました。
台風が過ぎ去った空は非常に澄んでいて、普段雲で見えない本州の姿がはっきり見えました。きっと台風の影響で、川が注ぐ沿岸の海は、茶色く滲んだ半円が広がり、台風の運んだ土砂の凄まじさを物語っているようでした。
ともあれ、羽田上空に差し掛かると、房総半島を囲むようにして大きく旋回が始まり、機長から「現在、羽田空港にある2つの滑走路の内、一つに飛行機が緊急着陸した為、着陸待機指示が出され、着陸の順番待ちをしている状態です。」とのアナウンスが。
窓の外を見ると、4、5機のジャンボ・ジェットが同じく、大きな円を描きながら旋回しているのが見えます。
結局、羽田上空で30分以上旋回待機を続け、滑走路に着陸したのが夕方5時半。
荷物を受けとり、急いで家に帰って、会場に着いたのが8時40分。グループとしては、結局、トリとして演奏しました。
演奏曲目は、ワルダのフィ・ヨーム・ワ・レイラ(昼にも、夜にも)を歌付きで演奏し、2曲目はユーラシアを演奏しました。
それにしても、普段は会うことができない人たちも多く集まった「アラブ音楽祭り」、一番楽しみにしていたのですが、残念ながら次回に持ち越す事になってしまいました。
ともあれ、最後に2曲、ほぼ全員で、サマーイ・バヤティ(イブラヒム・オリヤーン)とアジーザを演奏した訳ですが、僕は外で聞いてみたかったです。
参加された皆さん、お疲れ様でした。私は来月の関西版アラブ音楽祭り(10月24日(木)京都府庁旧本館の正庁室)に参加する予定ですが、台風が追って来ないことを祈るばかりです。
写真:ノミヤさんのをシェアさせていただきました。