ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

6月20日~7月5日までトルコに行ってきます。

2006-06-20 15:48:16 | 音楽

先に日記でもお知らせしたとおり6月20日~7月5日までトルコに行ってきます。

帰国は7月6日ですので、その間のダラブッカ教室はお休みです。

宜しくお願いします。

コメント (1)
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アラディーン&長尾ゆうたろうライブ後記

2006-06-20 15:45:39 | 音楽

Seitoku1 Seitoku2

今月のライブの総仕上げ的な二日間が充実と共に終わりました。

まずは兼ねてからキキちゃんが構想を練っていたアラディーンによる「シルクロードの夜 with Hackai」も無事に終了。お客さんの入りも、丁度良い満席具合でした。

今回はフューチャリングHackaiさん、だったのですが、やっぱりHackaiさんの二胡が冴えていました。

Hackaiさんが持ってきた「競馬」という二胡のレパートリー曲と、ウード、フルート、ヴァイオリン、ダラブッカ&ダフの編成による出音の親和性がなんともいえず気持ちよかったです。

やっぱりルーツが一緒なんだなぁ、と思いました。

かつて、ユーラシア大陸の諸国が交易という形で平和裏に結ばれていた頃、きっと各国の人気バンド&ダンサー達は、各地を隊商たちと回り、それぞれの国の音楽をレパートリーに加えながら自分達の音楽やダンスを常に進化させていたに違いありません。

そして、「この曲はこの前中国という国に行った時に覚えた曲です。」みたいに各地で披露してまわり、様々な人々を楽しませた事でしょう。

そのようなのどかな時代から、様々な時代を経ても、いまだに音楽とダンスが人々を魅了するのは、生きる事を楽しむための英知として、また生命の発露として発明されたからではないでしょうか。

残念ながらこの日のライブは10時きっかりに始まるワールド・カップの日本vsクロアチア戦をBolBolで楽しみたい人々(暴徒?)によって、アンコールも無し、ライブ後の音楽の余韻に浸る事も無しという終わり方になっていまいました。

でも逆に、当たり前に思っていたことがなくなったことで、今まではなんと贅沢な時間を過ごせていたのか、と改めて思えました。

ライブ後は余韻が大事ですね。

その次の日の19日、聖徳大学の定期音楽鑑賞会に長尾ゆうたろうのグループのメンバーとして出演。松戸にある聖徳大学にある川並記念講堂は1,500人を収容できるホールで、備え付けのパイプ・オルガンがあったりする本格的なコンサートホールです。

編成はパーカッションの「福和セイジ」さん、ベースの「こもぶちきいちろう」さん、という超豪華メンバー。今泉孝文は今回は2ndギターで参加。(彼の超絶カンジーラ&カホンが披露できなくて残念でしたが・・。)

私は今回ウードで1曲参加という形だったので、演奏前の準備にかなり余裕が持て、準備に対する色々な発見もあり、結果上出来の演奏が行えました。

お客さんはもちろん聖徳学園の学園生。しかも女子高&女子大なのですが、みんなしっかり見てくれてました。(中には音が気持ちよすぎたのか、爆睡してる子もいましたけど。)

フラメンコ・ダンスのパートではスペイン人のダンサー「マルタ」さんとのチームで、ゆうたろうは冴えたギターを披露してくれました。マルタさんは本当にフレンドリーで楽しい人でした。

ゆうたろう、お疲れ様!!

この2日間、中国から発してスペインで終わる、見たいな感じでしたが、旅の途中で倒れることなく、乗り切れたのも頼もしい仲間達がいればこそ。

皆さん、今後とも宜しくお願いします。

ちなみに今日から7月5日までトルコに行ってきます!!(帰国は7月6日です。)帰国後皆さんにお会い出来る事を楽しみにしています!!

写真:聖徳大学川並記念講堂でのリハの2コマ


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アラディーン~シルクロードの夜

2006-06-16 02:25:07 | 音楽

Alladeen06618

の最終リハを無事に終えました。

今回は、キキちゃんが暖めていたイメージを再現する形で、題名も「シルクロードの夜」

不思議なもので、私もキキちゃんも、偶然にもNHKの「新シルクロード」のBGMを担当したヨーヨーマのシルクロード・アンサンブルのドキュメントを見ていて、演奏したい曲も同じだったというところから今回のサウンドが決まったようなものでした。

しかも、二胡&ブズーキを演奏するハッカイさんが加わり、アラディーンのサウンドが、また一つ広がりました。

というのも、ハッカイさんの二胡のレパートリーである「競馬」という曲、リハで通した瞬間、これはイケル!!と皆思ったぐらい素晴らしい出音なのです。

ふふふ、中国風な曲も十分いけるぜ、ということを再確認できました。

前々から、アラブ古典音楽だけの演奏、というのもつまんないし、ではトルコ系のジプシー音楽をやる、というのではどこぞのバンドと同じになってしまう。

そういう意味で、日本では誰も知らない12~15世紀のマグレブの古典音楽や、ルーマニアのジプシー音楽をレパートリーに入れたり、と、いろいろ試行錯誤してきたところがありますが、ここで遂に中国(正しくは内モンゴル)の曲をやることで、更にアラディーンが他の様々なオリエンタル音楽グループと一線を画すほどの個性を出せる気がするのです。

アラディーンのメンバーは皆日本人、アジア人であり、東洋人ですしね。

その視点を忘れずに、アラディーンの音を更に飛躍させていきたいと思ったのでした。

最後に、以前の日記で書いた「ジプシーの宴」も披露します。

更に豪華になったアラディーンの音楽、そして変幻自在なオリエンタル・ダンスを披露する大藤キキのパフォーマンス、乞うご期待!!

6月18日(日)
「アラディーン~シルクロードの夜」
イラニアン・レストラン BolBol@高円寺
TEL/FAX 03-3223-3277
Open/19:00~
Charge/2,500yen

ベリーダンス /大藤キキ

Hackai/ブズーキー、二胡

テディ熊谷/フルート
ミン・ケンキ/ヴァイオリン
松尾賢/ウード
空中紳士/ダラブッカ
平井ペタシ陽一/ダフ&ドホンラ


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ツアーについて vol.2(もう遠い昔のようです。)

2006-06-15 00:24:22 | 音楽

Okayamaairport Lazybone Sobaya

6月7日の門司ライブが終わって、いったん下関の実家に帰り、8日は大分に行きました。

ここで特筆すべきは、私の母親が門司のコンサートに見に来てくれたこと。主催者のキーちゃんの計らいで特別に入れてもらいました。

よ~く考えたら、母親が私のコンサートを見るのは、初めてなのだと思います。

感想は「日頃から弾いている姿を見ていて、上手いとは思っていたけど、実際にコンサートで弾いている姿を見て本当に上手いと思ったよ。」という事でした。

母親は、普段から辛口の批評をする人なので(もちろん親バカもあるとは思いますが)そういった感想が得られて内心嬉しかったです。

さて、8日はベリーダンサーのイシスさんの計らいでダラブッカ・ワークショップを開いてもらいました。本当に、大分の皆さんにはお世話になりました。

9日はお昼に羽田に着き、空港で仮眠を取った後、横浜の関内へ。浜松でも共演したコズミック・パーカッショニストの伊藤アツ志さんと、Noelちゃんとのライブでした。

なんと、今回は今までで最も人が入ったそうでした。久々にウードとダラブッカだけ、というステージだっただけにかなり気合が入り、初めての組み合わせにしては、なかなか良いパフォーマンスだったのではないでしょうか。(しかし、その日は終電を逃して、痛い思いをしました。)

そして10日は、なんと朝から集合がかかり、ホンダのチャリティーイベントにタブラ・クワイサのタンヌーラに参加。

タンヌーラ・ダンサーは今度の7月のアラディーンでも共演するモトカ。

そして特筆すべきは、阿部ちゃんのカワラ。これが本当に素晴らしかった。タンヌーラ見たことのある人は、その音の再現力に驚いたのではないでしょうか。

あのタンヌーラは素晴らしい出来でした。やっぱり演奏陣は実際のタンヌーラ見て、習った人とやるのが一番ですね。

そしてその日の夕方は、今回のツアーのファイナルとなった「トライバル・フュージョン・ナイト」

長尾ゆうたろうが、ちょこっと参加した形で演奏したアラディーン・スガイヤルの伴奏でのキキちゃん、Noelちゃんのダンスは映えてました。

と、かいつまんで書いたつもりが長大なモノになりましたが、イヤー、やっぱりツアーは良いですね。色々と勉強になりました。

アラディーンのツアー、是非是非実現させていきたいと思います!!頑張るぞ!!

写真右:岡山空港でしばし眠りに陥るゆうたろう
真ん中:9日のライブ終了後の面々
写真左:10日のライブ後、蕎麦屋での打ち上げ。


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今回のツアーについて vol.1

2006-06-12 02:52:58 | 音楽

Oosaka Tottori Moji1

今回、フラメンコ・ギタリストの長尾ゆうたろうのツアーメンバーとして参加してまいりました。

初日の6月2日は大阪の田尻町の石田学園でのコンサート。人口7,000人の町にも関わらず、200人もお越しいただきました。

そして、その次の日の3日は、神奈川県の横浜中華街へもどり、ダンサーのキキちゃんとアフロディアのメンバー、サリ&タブラクワイエサのメンバーと共に練り歩き&ウードを弾き、こちらも大盛況。

次の日の4日は、鳥取の米子へ飛行機で乗り込み、境港市のシンフォニー・ホールで、400名の前での演奏。稲田すすむの熱いフラメンコに鼓舞されるような素晴らしいパフォーマンスをすることが出来、1部、2部とも物凄い拍手でした。あんな会場がゆれるような爆発的な拍手はなかなか得られないですね。

そして、その5日は、ゆうたろうが東京でのリハのためにトンボ帰り。私と今泉孝文は車で福岡県の北九州市の門司へ直行。

翌々日の7日に門司のブリック・ホールにて80名のお客様の前で演奏。こちらもフラメンコ・ダンサーの生田リサを招いて大盛況でした。

ホント、これらのツアーは長尾ゆうたろうと、ツアーメンバー、そして、それぞれのコンサートを企画、運営していただいた方々との見事な調和によって成功しました。

特に各地での運営に携わっていただいた方々、本当にありがとうございました。

そしてお越しいただきましたお客様にも、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

写真左から、大阪でのスタッフの皆さんとの打ち上げ。

真ん中、鳥取のコンサート終了後、ファンに囲まれるゆうたろう。

写真右、門司のコンサート終了後、生田リサからルンバの基本ステップを習うゆうたろうと、今泉孝文


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