ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

今年も、Belly's Lana 7th Anniversary の舞台監督でした。

2014-05-25 16:06:42 | 音楽
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昨日は、お世話になっているLana さんの「Belly's Lana 7th Anniversary」の舞台監督を務めてまいりました。

今回で3回目でしたが、今回は特に最多演目で(!)、今まで関わってきた全てのショーをはるかに越えた、物凄くタイトなリハーサル時間での公演でしたが(笑)、大きな事故も無く、役目を果たせたのではないか、と思っています。

照明のソライロヤさん、PAを勤めてくださっている「楽屋(らくや)」の増茂(ましも)さんという、私よりも経験も実績も豊富な皆さんと、毎年組ませて頂いているので、本当にスムーズに物事が運びました。

また、演者の皆さんの、この日に向けての努力と情熱もさる事ながら、その全てを形にする為に裏方に徹して準備を進めてきた、Lana さんのパートナーのマサさんの尽力が無ければ、これだけのショーを実現は出来なかったと思います。

裏方をしてみると、ショーを成功させるには、それを支える多くの人の力が必要である事が良く分かります。

また、私は基本的にはミュージシャンなので、どうしても視点がミュージシャンよりに成るのですが、こうやって関わってくると、改めてダンサーの視点を知る事が出来ますし、勉強になります。

皆様、お疲れ様でした!!



ベリーダンスと音楽の夜 第九十七夜 後記

2014-05-18 22:22:43 | 音楽
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ベリーダンスと音楽の夜 第九十七夜、予約が伸び悩んでいたものの、当日は、ほぼ満席でした!本当にありがとうございました!

今回は、私の都合で事前に押さえてあった日程を変更した為、トライという新しい場所を使ってのショーでした。

トライは、広くて綺麗で天井も高く、ステージも大きくて、ダンサーの皆さんも、伸び伸び踊って頂けたようで、何よりでした。

これで、チャージバックが良ければ・・・・、今後もずっと使って行きたいとは思うのですがねぇ・・・。

とはいえ、毎月お世話になっている楽屋(らくや)の増茂さんが中心となって、ライブの時は楽屋のスタッフが実際に運営しているので、気心は知れていますので、時々使っていきたいと思っています。

さて、今回は、毎年おなじみの Masumi さんこと Nenuphar さん、Shamim さん、 Nazihah さん、そして初共演の Lucy さんに出演していただきました。

皆さん、それぞれ個性の違うパフォーマンスで、こちらも楽しく演奏できました。

一年前に、出演したShamim さんは、体の故障により長らく休養していたそうですが、今回の出演が本格的な復帰だったそうで、本当に良かったです。

初出演のLucy さん、とりわけ難曲のEl Fen でのパフォーマンスでしたが、本番は楽しく踊って貰えたようです。

Nazihah さんとは、Set El Hosn では、曲中で何度も目が合い、視線恐怖症の私としては恥ずかしかったです。Lucy さんとのドラム・ソロ・デュオも、楽しくて盛り上がりました。

Nenuphar さんは、前日、坂道を滑り降りてきたスケボーが右足に激突した事故(テロ)にあい、足を負傷したそうですが、そんな事は、きっと誰も分からないであろう、情熱的なパフォーマンスでした。

何でも、スケボーを始めたばかりの女子の手元(足元?)から、すっぽ抜けたハイ・スピードのスケボーが直撃したようで、「あ、危ない!」と言う声が聞こえたものの、瞬間の事だったそうで避けれなかったそうです。

やっぱ、スケボーは、公道で乗るのは禁止にした方がイイですよ、ブレーキが利かないし。こういった事故も起きるし・・・。当てられた人にとっては、本当に大迷惑ですしね。

さて、個人的には、今回、2度目の参加となる木村伸子ちゃんのレッサ・ファーキルのヴァイオリンがとても美しくて、演奏中に思わず聞き入ってしまい、途中、弾く所を忘れてしまったぐらい良かったです。

後で質問した所、エジプトでも演奏していた曲だそうで、なるほど!と唸った訳ですが、伸子ちゃんは、アラビア語が出来る上、曲の演奏の解釈がとても素晴らしくて、彼女が弾くレッサ・ファーキルは、簡単に真似が出来るような演奏ではないので、こういう奏者が現れるという事は、本当に素晴らしい事だと思います。

先日、二人でリハーサルをした時、彼女が現在取り組んでいるオリエンタル音楽の研究について様々質問したり、またリズムの事で意見交換をしたのですが、

以前から私が感じていた疑問点にはすぐ答えが得られ、また、経験による知識が、彼女の出そうとしている説と合致したり、また新たな発見に繋がったりと、とても有意義な会話が出来ました。

演奏家としても、研究者としても、非常に真摯に取り組んでいる彼女の将来が楽しみですね。

ともあれ、皆さん、ありがとうございました!




お席に余裕があります!~「ベリーダンスと音楽の夜 第九十七夜」

2014-05-15 23:59:14 | 音楽
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先月は、最多の演奏回数、今月は、大きなイベントの為の譜面書き、準備、リハーサルと、GWも完全に自宅で仕事、という状態でしたが、やっと少し落ち着きました(笑)。

今週は、アラディーンの月例イベントの「ベリーダンスと音楽の夜 第九十七夜」です。

場所は、いつもの「中目黒 楽屋」ではなく、同じ中目黒でも「トライ」と言う、少し大きなイベントスペースで行います。

座席数も多いので、勿論席は空いています(笑)

予約は、楽屋へ、会場はトライへ(ややこしい)

今回は、ヴァイオリンに木村伸子ちゃん、レクに濱元智行を向かえ、

Nenuphar さん、Shamim さん、Nazihah さん、Lucy さんの4人の素敵なダンサーの皆さんに出演していただきます。

当日、突然来ても、きっと座れるぐらい、まだ余裕がありますので、お時間のある方は是非ともお越しください。

5月17日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.97」
@中目黒 トライ
TEL/03-3710-7666
(場所の問い合わせのみ)
https://sites.google.com/a/nakameguro-try.com/zhong-mu-heitorai/home
Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/4,000yen
ご予約は以下の電話番号にお願いいたします。
※予約受け付けは「楽屋」が行っていますので、イベント名をしっかり伝え、
「会場はトライで」と必ず伝えてください。
03-3714-2607

ベリーダンス /Nazihah、 Lucy、Nenuphar、Shamim

松尾賢/ウード
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース
未知子/カヌーン
佐々木絵実/アコーディオン
濱元智行/レク
木村伸子/ヴァイオリン



2014 生演奏ハフラ ~春のベリーダンスパーティ 後記

2014-05-03 13:32:05 | 音楽
4月27日(日)は、Sali さん&Kahina さんが主催するNatural Harmony の生演奏ハフラでした。大盛況、おめでとうございました!

当初話を貰った時は、どんな風に進行するかイメージが湧かなかったのですが、実際に進行していくと、ライブ演奏で踊る&レクチャー&WS&ピクニック(笑)、が合体したような内容でした。

とはいえ、こういう内容のハフラは、ミュージシャン側で企画しても難しいように思いました。つまり、ミュージシャンは、演奏も説明もできますが、では、実際に踊ってみせる、と言うことは、ミュージシャンには出来ません。

中には、踊って見せるミュージシャンもいるにはいますが、とても「良い」とは言いがたいレベルです。そんなレベルで、偉そうにプロのダンサーにレクチャーするから反感まで買うのでしょうが、要は、ダンスはダンスで奥が深いのです(当たり前ですが)。

そういう意味では、やはりこういうハフラは、ダンサー、特にスクールの主宰者が主催する、と言う方法が一番的確だと思います。

ちなみに、オリエンタル音楽に対する無智にも程があるダンサーがいますが、その功罪はCDと、CDの振り付けしか出来ない事によります。

テープやレコード、CDなど、完璧な楽曲を、間違う事無く完璧に再生してくれる装置が出来上がったことにより、完璧な振り付け、つまりバレエのような振り付けが出来上がるようになったわけですが、

それ以前、つまり小編成のオーケストラで踊っていた時は、ダンサーが持参した楽譜をもってオーケストラを雇い、ショーを構成していたわけです。

そういったオーケストラでは、勿論即興演奏が多く出る事もあり、ダンサーにも即興で踊る能力が必要です。

即興で素晴らしい踊りが出来るようになるには、もちろんベーシックなトレーニングも必要であり、更に多くの「型」、つまり振り付けを多く身に着けておく必要があります。

これは、Jazz など、高度な即興演奏を要求されるミュージシャンには、当たり前な話なのですが、「即興の為の練習」という、地道で非常に難しい練習をし、超有名なミュージシャンの即興もコピーし、内容を理解する必要があるわけで、

今回のハフラは、以上述べたような事が、参加した人には、少しでも垣間見れた良い機会だったのではないかと思います。(勿論、単純に楽しかった、でも良いと思います。)

カーヌーンなんて、特に、演奏がどれだけ難しいか、視覚的に判断できるので、近くで見れた人はラッキーだったと思いますし、

ダラブッカも、実際に叩いてみれば難しいのも分かるでしょう。

更に、ウードは、ヴァイオリンと同じくフレットレス、で、更にリーシャと言う細長い撥(バチ)を使うので、弾きこなすには、相当な時間を要します。

要は、我々のように演奏できるまでには、相当な訓練が必要なのです。

その恩恵を受けて踊っている事を、ダンサーの皆さんは、理解して欲しいと思います。

勿論、ミュージシャンも、同じくダンサーにリスペクトするべきです。

今回のような、双方向で、お互いに学び合える機会がもっと増えると良いですね。

ともあれ、皆さん、ありがとうございました!

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写真:ミッチーのカーヌーン講座。流石は、先生もしているだけあって説明も上手でした。

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写真:ペタシ君のダラブッカ講座。普段は喋らないので、どんな説明をするのか期待していたら、説明が上手だったので2度ビックリでした。




ベリーダンスと音楽の夜 第九十六夜 後記

2014-05-03 04:28:23 | 音楽
さて、4月26日(土)は、アラディーン主催の「ベリーダンスと音楽の夜 第九十六夜」でした。GW前にも拘らず、お越しくださった皆様、真にありがとうございました!

今回出演して頂いた、TOMOKAさん、荒井麻希さん、Kayo さんは、今後、各所属スタジオで中心となって活躍していくダンサーの皆さんです。そういう意味でも、伴奏をしていて楽しかったです。

さて、アラディーンの演奏の方は、バンドとしてのサウンドが、更に良くなってきました。Tomoka さんのご両親から、演奏が素晴らしかった、と、とても褒められたぐらい、まとまった音でした。

やはり、継続は力なりですね。

皆さん、これからも「ベリーダンスと音楽の夜」をよろしくお願い致します!

そういえば、安藤君とは10年以上の付き合いですが、彼の髪が始めて茶色になり、外人みたいになっていました(笑)。こちらも、ちょっとしたサプライズでした。

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