ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜 第八十七夜 後記

2013-07-30 15:48:52 | 音楽
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さて、怒涛の7月がひと段落して、少しお休みしていました。

まず、7月27日は、毎年恒例になっている、Eshe & Farasha との「ベリーダンスと音楽の夜 第八十七夜」でした。

花火大会とか、色々なイベントが重なり合う中、大勢の方にお越しいただきました!真にありがとうございました!!

今回は、神戸で活躍するKarena さん、そしてFarasha さんの主催するFODSS のメンバーであり、最近大阪に引っ越されたIris (アイリス) さんに出演していただきました。

Iris さんは、アラディーンと共演する事が夢だったそうで、Alf Laya Wa Layla (アルフ・ライラ・ワ・ライラ = 千夜一夜)を、とても一生懸命踊っていただきました。ヴァイオリンの瑞穂ちゃんのアイデアで、リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」の有名なヴァイオリンのイントロをつけてのアルフ・ライラでしたが、オープニングに相応しいパフォーマンスでした。

Karena さんは、Laylat El Hob (ライラット・ル・ホッブ = 愛の夜)、Sawah (サワー= 流離い人)を、踊って頂きました。Karena さんは、エジプトのベリーダンスが大好きだそうで、私も、大好きなSawah を演奏できて、とても楽しかったです。

アラディーンとは初共演でしたが、生演奏でのパフォーマンスに、とても慣れているようで、素敵なパフォーマンスでした。

Karena さんとは、約5年前に一度大阪で共演した時からのご縁でしたが、またこうやって共演できて嬉しい限りです。

さて、毎年出演していただいているEshe さん、Farasha さん、この二人のアイデアは、私も楽しみなのですが、

Eshe さんは、ウンム・クルスームのSiret El Hob (スィレット・ル・ホッブ = 愛の軌跡)と、Nesma (ネスマ)というベリーダンスの曲で踊って頂きました。

去年の競演時にも、かなりお腹が大きくなっていましたが、11月に無事出産、ししかも、赤ちゃん連れの出演でしたが(笑)、

そのブランクを感じさせない、切れのある素晴らしいパフォーマンスをNesma では披露し、

そして、ダンスをするには難しい曲である、Siret El Hob では、最近のエジプシャン・スタイルのように、エネルギッシュなパフォーマンスを披露してくれました。毎回、期待を裏切らない、Eshe のパフォーマンスは、本当に素晴らしいと思います。

そして、最後に、今年は2度目の競演となるFarasha さんですが、Amal Hayati (アマル・ハヤティ = 我が人生の希望)と、アラディーンのオリジナルのユーラシアで踊って頂きました。毎回、彼女のアーティスティックなアイデアと、バンドとの一体感を目指したパフォーマンスは特筆すべき物があります。

また来年も、7月のEshe & Farasha とのベリーダンスと音楽の夜、よろしくお願い致します!

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おまけ(その1):10年来の友人、エジプト屋のマゲッドさんが見に来てくれました。マゲッドさんの前で、歌うのは、またまた緊張でしたが(笑)、合格点は頂けたようです。

カーヌーンの未知子は、ショーの後、アラビア語で、マゲッドさんに話しかけられていましたが(笑)、「マゲッドさん、彼女はアラビア語は、まだ話せませんよ。」と言うと、

「ええ!あなたのカーヌーンは、アラブのフィーリングがしっかり入っていて、ハートを掴まれたよ!!どうやってアラブのフィーリングを得たの!凄いね!」

と褒められていました。

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おまけ(その2):リハーサル途中の休憩時間。会場の楽屋(らくや)さんには、エントランス・ホールがあります。

そのエントランス・ホールにて、ホウキを持って、何やらやっているペタシ君を発見。

「どうしたの?」と聞くと、

「ここに、蝶とか、トンボが、迷い込んで脱出できないで困ってるんだよ。」
と、ホウキを使って救出している所を激写(笑)

無事、トンボ(残念ながら種類を確認する前に飛んでいってしまいました。)と、オオスジアゲハの救出に成功していました。





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まだ席に余裕あり!ベリーダンスと音楽の夜 vol.87

2013-07-23 00:37:27 | 音楽
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アラディーンの月例イベントの「ベリーダンスと音楽の夜 第87夜」です。

残席も、まだまだ余裕がありますので、お時間のある方は、是非是非見に来てください。(あと20席あります。この機会をお見逃し無く!!ご予約はお早めに!)

今回も、韓国で大活躍中のカナダ人ダンサー、Esheさんが来日し、出演いたします。
また、毎年7月は、レギュラーとして、日本全国のみならず、海外でも活躍されている Farasha さんの出演月でもあります。

そして、今回は、神戸で活躍中の Karena さん、大阪に移住して活躍している Iris(アイリス)さんと、

4人の素敵なダンサーの皆さんにご出演していただきます。

毎回、「ベリーダンスと音楽の夜」の演目は違うのですが、

今回は、ベリーダンスと音楽の夜では初めて演奏する、ウンム・クルスームの「Siret El Hob 愛の軌跡」、

個人的に大好きな、アブドゥル・ハリム・ハーフェーズの「Sawah さすらい人」と、歌ものあり、

他にもウンム・クルスームの、「Laylat El Hob 愛の夜」、「Amal Hayati 我が人生の希望」「Alf Layla Wa Layla 千夜一夜」と、オリエンタルの名曲揃いの豪華な夜になります。

お席も、まだまだ余裕がありますので、ご予約はお早めに!

7月27日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.87」
@中目黒 楽屋
TEL/FAX 03-3714-2607
http://rakuya.asia/top.shtml
Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/4,000yen
ご予約はお店に直接お願いいたします。

ベリーダンス /Farasha、Eshe、Karena(from 神戸)、Iris(from FODSS)

松尾賢/ウード
瑞穂/ヴァイオリン
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース
佐々木絵実/アコーディオン
未知子/カヌーン




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公明党大勝利!!

2013-07-22 04:30:59 | 国際・政治
公明党をご支援して頂いた皆様、真にありがとうございました!

当初の予想よりも1議席を上回る11議席を獲得する事ができました!

真にありがとうございました!

今回の選挙により、参議院では合計20議席になり、自民、民主に次ぐ、第3党になりました。

重ね重ね御礼申し上げます。ありがとうございました!!


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公明党の「加憲」と言う考え方

2013-07-15 14:36:35 | 音楽


参議院選挙は、今週の21日(日)です。さて、今回の参議院選挙の、一つの焦点になっている憲法改正についてですが、以下のアニメーションで、公明党の主張する「加憲」と言う考え方が分かりやすくまとまっています。

アニメーションまで見るのが、カッタルイと言う人の為に「加憲」を説明すると、

そもそも憲法と言うのは、時の政権のご都合主義によって、簡単に改正できるようには成ってはならない、と言う性質が無ければなりません。(これを立憲主義という。)

但し、成立した時代とのギャップによって、憲法上に盛り込まれなければならない事項も、勿論生じてきています。

こういった事項を、国会や民間での議論を通して必要な条項を「加える」、つまり「加憲」と言う考え方が公明党の主張です。(自民、維新は改正、つまり全文を書き換えること)

「加える」内容としては、1.環境(権)、2.プライバシーに関する条項、3.地方自治が主な柱です。

この3点の内、1、2、については、事実上多くの裁判などで認められてはいるものの、明確な規定が無いままなので、ともすると、権力の横暴によって、権利の範囲や内容を狭められたり、歪められたりする危険があり、その明確な規定を「加える」必要があるわけです。

3の地方自治については、憲法で規定されているが、こちらは、事実上、地方公共団体は、官僚の指導する中央政府の出先機関的な側面が高く、住民の意思が反映されにくくなっている事も多々あります。こういった事実に対して、地方自治に対しての内容を、こちらも「加える」必要があるのです。

さて、自民党とか、維新の石原とかが躍起になって騒いでいる憲法9条についてですが、公明党は、あくまでも戦争の永久放棄、平和主義を守り、その上で、自衛隊についての存在と、国際貢献について、議論を徹底した上で「加える」という立場です。

今の自民党や、維新など主張する「憲法96条の改正」についてですが、

自民党は、「⑩憲法改正の発議要件を「衆参それぞれの過半数」に緩和し、主権者である国民が「国民投票」を通じて憲法判断に参加する機会を得やすくしました。」(自民党マニフェストより、http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/sen_san23/2013sanin_hanten2013-07-06.pdf)とあり、つまり自民党が衆参両議院を過半数議席を取り、自民党支持者を通じて国民投票すれば、容易に「憲法改正」出来るようにする、と述べています。

維新は、発議要件を(国民投票の)3分の2から、2分の1に。更に衆参合併の1院制とすると主張しています。(https://j-ishin.jp/pdf/2013manifest.pdf

以上の2党のマニフェストを見ると、つまりは、自民党と維新の会は、今回の参議院選挙で大勝すれば、共同して、容易に憲法改正に漕ぎ着けるようする可能性は高いですね。

とはいえ、一体、この2党の憲法改正に対する情熱の目的は何なのでしょうか?

改正してまで明記したい内容は、天皇の国家元首としての地位を明確化とか、地方自治行政治の権利の強化、国防軍設置(自民党)又は、自衛権に基づく自立した安全保障体制(維新)の確立等ですが、それぞれの内容はおいて置いて、実際は「加憲」で済むような内容であり、「改正」してまで取りくべき特別な物ではありません。

恐ろしいのは、この2党によって改正案が通った後に、憲法改悪になったら、迷惑を一番被るのは国民です。その時になって、一体誰が責任を取るのでしょうか?

政治権力が暴走しないとは、誰にも保障は出来ません。ナチスの例を振り返ってみれば、改正よりも、「加憲」である事が、どれだけ現実的か分かるはずです。

ここまで読まれた人、如何に今回の参議院選挙が大事か分かるはずです。

選挙フェスとか、政治に関心が高まっているのは良い事ですが、

大事なのは、政治にもプロフェッショナルが必要です。

日本の政治構造を勉強すれば、情熱だけでは、残念ながら、何も変えられないのが現実です。

常に民衆の幸福の側に立ち、野党であっても実績を重ねてきた公明党をよろしくお願い致します。

(この文章の責任は、私にあります。公明党からの指示とか、そんな事ではなく、あくまでも一人の有権者として支持している自身の党の応援を、自主的に書いています。)


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ウード部友の会主催 シリーン・トハミさんを囲もう、後記

2013-07-14 10:45:19 | 音楽
昨日は、Sherine Tohamy(シリーン・トハミ)という女性ウード奏者を囲む会に参加して来ました。

シリーンさんは、エジプトの「バイタル・ウード(ウード・ハウス)」という、ハン・ハリーリのアズハル大学側に位置する素敵な歴史的な建物で、弟子を育成している、イラク人ウード奏者のナスィール・シャンマのお弟子さんで、

アブダビ(UAE)のウード・ハウスで先生をしているそうで、演奏は抜群の腕前!

非常に刺激になりました。

いわゆるイラキアン・スタイルで、リーシャのダウン・アップの動きを崩さない、彼女のソロ演奏は、本当に素晴らしかったです。

音の出し方も、かなり工夫されていて、クラシック・ギターとか、マンドリン独奏の演奏に聴かれるような、繊細なリーシャの当て方から、太く出す時の当て方など、本当にコントロールが素晴らしいの一言。

1曲、1曲、よく練りこまれていて、西洋音楽的なアレンジで、エンタ・オムリとか、ヤー・ムサーフェル・ワヘダックとか、名曲を聞かせてくれました。

また、左手の運指も、非常に合理的になっていたのも、勉強になりました。

ウードは、開放弦を、使って音楽を演奏するのが基本なので、4度チューニングだと難しい、ド、シ、ド、シ、とか、ソ・ファ・ソ・ファという、二つの弦を、またぐ、演奏し辛いメロディーを、一つの弦上で弾くように工夫していて、

なるほど、これだと早さに限界は無いなぁ、などと感心して見ていました。

ともあれ、今回は、我々常味門下ウード部の女性部長の荻野仁子(さとこ)さんが、自宅の茨城県から、美味しい地元野菜をたっぷり買ってきて、演奏後は、懇親会的に、手巻き寿司で、皆で飲み食いする、という趣旨だったので、

私はスタッフとして、基本的に台所周りに徹しました(笑)。

素材が良かった事もあり、トマトと、ナスと、フレッシュ・バジルのスパゲッティは好評で何よりでした。

皆さん、また、懇親会やりましょうね。

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写真:お客さんで来ていたOさんに、お手伝いを頼んで、卵をかき混ぜて貰おうとした所、Oさん、意気込みが良すぎて卵を床に落としてしまい(笑)、片付ける所を激写(笑)。Oさん、色々と使ってしまい、申し訳ありませんでした&ありがとうございました。

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写真:準備に2時から入り頑張りました(笑)。手巻き寿司の材料班、パスタ班。パスタ班、卵焼き班の班長は私。荻野さんは、サルサ・ソース、ミント水、アヴォガト・ディッツプ、ツナマヨなど、とにかく忙しく切り盛りしてくれました。材料を切ってくれたのは、イラク人とのハーフで、イケメンで、好青年のワイエブ・ソフィアン君でした。

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写真:シリンさんの演奏後の宴の様子(笑)。ラマダン中と言うこともあり、ノンアルコールで乾杯。

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写真:食事休憩の後、今回の囲む会の主催者の荻野仁子部長と、シリンさんのデュオ。レッサ・ファーキルを仁子部長は披露してくれました。


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