昨日は、「ベリーダンスと音楽の夜 第九十八夜」でした。不安定な天候にも拘らず、大勢のお客様にお越しいただきました。真にありがとうございました!!
今回は、3回目の共演となる木村伸子ちゃんを迎えてのショーでした。彼女にとっては、アラディーンのレパートリー曲は、あまり演奏したことのない曲がほとんどな訳ですが、頑張って演奏してくれ、特に、即興演奏面では本当に素晴らしいタクシームを聞かせてくれました。
次回7月、9月、10月の「ベリーダンスと音楽の夜」と、9月20日のサムズアップでのショーにも参加してくれます。
木村伸子ちゃんの音を聞くと、エジプトの音楽はこう弾くのだ、という音の力強さが感じられ、ズィクラヤーティ(Dhkrayaati) など、下手をすると、しんみりと寂しい演奏になりがちな曲が、彼女のヴァイオリンにより、力強い音になり、こちらも楽しく演奏できました。
酒井絵美ちゃんも含め、今後、彼女達の出す個性の違うヴァイオリンの音を、どうアラディーンの中で纏め上げるのかが私の課題ですが、できれば、彼女達の個性を活かせるサウンドにしていきたいと思っています。
さて、今回初共演となる Hiromi さん、Azarah さんと同じく、キラキラ・オーラの持ち主で、今回の出演まで、2回ぐらい二人でミーティングをして臨みましたが、エンタ・オムリと、ズィクラヤーティという、渋い曲で踊って頂きました。ずっと、我々の「ベリーダンスと音楽の夜」に参加したいと思っていてくれたらしく、私も光栄でした。
毎年出演してくれているAzarah さんですが、今回は曲に加えて、ドラム・ソロも披露してくれました。毎年出演してもらうと、次回は、こうしたい、というリクエストが上がり、良いサイクルが産まれるので、こちらとしても楽しみです。
最後に、大先輩であるMiho さんに出演していただきましたが、やはり貫禄の素晴らしいパフォーマンスで、近くに居たお客さんが目を輝かしながら見入っていたのを見て、やっぱり凄いなぁ、と演奏しながら思っていました。
ともあれ、後2回で、遂に念願であった100回を迎える「ベリーダンスと音楽の夜」ですが、振り返ってみれば、第一回目に集っていたメンバーは誰一人残っておらず(笑)、不思議にも辞めるメンバーの後には、すぐに変わりのメンバーが見つかるという、奇跡が続いたお陰もさることながら、
出演して支えてくれたベリーダンサー諸姉妹と、それを楽しみにして見に来てくださるお客さんのお陰で、ここまで来る事が出来ました。
見に来てくれた方から「いや、メンバーが逆に変わらなければ、ここまで続かなかったでしょう。」と激励してくださいました。分かっている人は分かっていますね。
思えば、メンバーの入れ替わりの問題だけでなく、外野から様々な妨害も勿論あったし、出て行くときに恩を仇で返すような奴もいたし、我々を利用しようと近づいてきた奴、また利用した奴もいたりと、実際は悪戦苦闘の連続でしたが、全てを勝ち越えてきました。
そういった問題とは反対に、毎回毎回のショーを大切にしながら、ダンサーの皆さんに育てて貰いながら、地道に培ってきた実力は、先月のアスマハン・ショーで披露したとおり、誰にも文句を言わせない力にまで育ったと自負しています。
これからも、頑張って参りますので、皆様、よろしくお願い致します!