ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

11月7日、Queens of Isis Liza Laziza 再来日ショー後記

2008-11-14 03:03:07 | 音楽
11月4日から9日まで、ほぼ連日朝から晩までフル稼働でした。

おかげで去年はひかなかった風邪をひきました。やっぱりハードでしたね。

さて、11月7日のLiza の再来日ショーである「Queens of Isis」

ストーリー仕立てで進行した、普段のベリーダンス・ショーとは違った劇場型のショーでした。

夜のショーは、かなり盛り上がっていて、流れもスムースで、Liza もご機嫌でしたし、全体を通して良い内容だったと思いました。

映像も撮っていたので、DVDの完成が楽しみです♪

ただ、やはり企画段階から懸念していたことが多く的中し、改良すべき多くの点があったのは確かです。

特に、昼のショーは、夜の部の為の公開リハーサルみたいになってしまったのは残念でした。

あれだけのホールを使って大規模なショーを行うには、やはりもっと綿密な計画と、しっかりし切る舞台監督が必要ですし、

更には、集客に関する戦略をしっかりやるべきだったと思いました。

Liza が素晴らしいダンサーだという事は私が説明する必要も無いことですが、まだまだ日本ではベリーダンス自体への認知度も高くないのですから、宣伝方法もモット練るべきでした。

あと、誰かスポンサーになってくれる人はいないですかね??

観客は女性がほぼ9割な訳ですし、女性らしさを引き出すベリーダンスは、それこそ色んな企業や業界にとっても、お互いを助け合う良い関係が作れる気がするのですが、いかがでしょうか?

もちろん、ビジネスや宣伝という関係だけではなく、あくまでも文化という側面での話です。

ともあれ、ショーの内容については、逆にあれだけの短い期間で良くできたな、と思えるような内容に仕上がったと思います。

見に来ていただいた方、いかがでしたか?

ペタシ君もバファリンを飲みながら、最後はエジプトの一流ダラブッカ奏者と同じ音を出しながらの冴え冴えのドラム・ソロを決めたのは素晴らしかった!!

さて、Liza のダンスからは、「長年、これで世界を回って稼いできてるのよ」というような絶対的な自信と花、そして安定感を感じました。

女性らしい強さというか、大人の女性のパワーというか、

カワイイ女の子至上主義の世界ではあまり表に出ない、年月を重ねた女性本来の魅力というかそういう物を感じます。

これを何と表現するのか、ボキャブラリーが貧困なので誰か適切な言葉が分かったら教えてください。

最後に、Liza のアサヤは、やはり何度見ても圧巻ですね。

ところで、やはり大きなホールで演奏できるというのは、ミュージシャンにとっても遣り甲斐のある仕事です。

いずれ、アラディーンのホール・コンサートが実現できればな、と思っています。

ともあれ、ショーに関わった全ての皆さん、お疲れ様でした!!