先週の土曜日、メトロポリタン・オペラハウスで行われた、アメリカン・バレー・シアター創立75周年記念の公演を観に行った。

もちろん自腹ではなく、夫の父親のおごり。

席はちょいと右寄りの二階席で、舞台がほぼ正面から見える。


演目は『ジゼル』
主役はこの人、ステラさん。

もう舞台に出てきた途端に会場がワァ~ッと沸き立ち、大変なことに。
バレーはあまり観る機会が無いのだけども、彼女の、まるで透明の羽根が生えているかのような、フワリスルリとした踊りに魅了されて、目が離せなかった。
本当は筋肉の塊なんだろうに、どうしてあんなにも切なく、柔らかく、儚く見えるんだろう…。
カーテンコールになると、客席からフラッシュの光があちこちから続出!ならばわたしも!と慌てて撮った。


週が明けた月曜日、メモリアル・デー三連休の最終日。
オーディションの結果が出た。
今回初めて落っこちた。
ああ残念!
悔しい気持ちがモクモクとわいてきて、次にはなんだか気が抜けて、妙にぼんやりとしてしまった。
こんな時には散歩が一番!
カメラを手に出発!
まずはうちのちっちゃな前庭から。

ブラックベリーは今年も元気。

草陰にポツンと咲いてる紫陽花。

家の前の垣根の足元に、いきなり出現した葉っぱ。いつ植えたんだろう…。

家を出てすぐの所に、よもぎ天国!

ご近所めぐり。

三角もみじ。

歩道を飾る花々。






トロンボーンを手に家路につく青年。メモリアル・デー・パレードの帰りなんだろうな。

地元のブラスバンドに入っていた時は、わたしも式典に参加して演奏した。
この時期、こういうユニフォームはかなり暑いはず…お疲れさま。
そしてこの日は、国旗がたくさん掲げられる。

それにしても暑いぞ今日は!

もみじは夏でも素晴らしい!


家に戻ると、リスくんたちの食べカスが…。

その晩、花の水やりをしているわたしに夫が声をかけた。
「ちょっとあそこ、見てみ」

夫が指差す前庭の垣根の真ん中より少し上の方を、目を凝らして見てみると…、

鳥の赤ちゃん…あんた、なんでそんなとこにいるん?

親鳥が心配そうに周りを飛んでいるけれども、そして赤ん坊もチッチッと鳴いているけれども、どうしようもないような感じ。
真夜中に、どうにも気になって仕方がなくて、懐中電灯で照らしてみたら、同じ場所で眠ってた…。
近くにある歩道側の垣根に巣があるみたいだけれども、そこに移してあげることができないかなあ…。
でも、一度でも人間の手が触れると、親鳥が世話をしなくなると聞いたこともあるので、何か良い方法はないものかと悶々と悩んでいたら、
フェイスブックの友だちが、自分の経験談やら知恵やらを授けてくれた。
もちろん、赤ん坊にすでに飛ぶ能力がついていて、自力で飛び立てるのが一番なんだけれども…。
そして、あの場所にいたということは、あの仔が自分で飛んできたとしか考えられないのだけれども…。
家にあるワラを使って人工巣を作り、そっとその中に入れてあげよう。
意気込んで翌朝見に行くと、小さな丸い穴がポッカリ空いているだけで、そこに赤ん坊の姿は無かった。
まさか…落ちちゃったか?
真下を必死で調べたけれど、羽根ひとつ落ちていなかった。
無事に巣に戻れた、そう思うことにした。
火曜日になり、また怒涛の合唱リハーサルが始まった。
指にテープを巻いて、ダリルの怒鳴り声を聞き流し、ついつい速くなる彼の癖を修正しながら伴奏する。
痛みはだいぶマシになってきた。
明後日の朝、生徒の父親の、手の手術を専門にしている外科医さんが、症状を診にうちにやってきてくれる。
オーディションに落ちたことは悔しいけれども、おかげで小指に負担をかけずに済むと思うことにした。
何事も良い方に考えると、いやな気持ちがシュルシュルと、サイダーの泡のように浮き上がって消えていく。
それでもやっぱり残念だけども…。

もちろん自腹ではなく、夫の父親のおごり。

席はちょいと右寄りの二階席で、舞台がほぼ正面から見える。


演目は『ジゼル』
主役はこの人、ステラさん。

もう舞台に出てきた途端に会場がワァ~ッと沸き立ち、大変なことに。
バレーはあまり観る機会が無いのだけども、彼女の、まるで透明の羽根が生えているかのような、フワリスルリとした踊りに魅了されて、目が離せなかった。
本当は筋肉の塊なんだろうに、どうしてあんなにも切なく、柔らかく、儚く見えるんだろう…。
カーテンコールになると、客席からフラッシュの光があちこちから続出!ならばわたしも!と慌てて撮った。


週が明けた月曜日、メモリアル・デー三連休の最終日。
オーディションの結果が出た。
今回初めて落っこちた。
ああ残念!
悔しい気持ちがモクモクとわいてきて、次にはなんだか気が抜けて、妙にぼんやりとしてしまった。
こんな時には散歩が一番!
カメラを手に出発!
まずはうちのちっちゃな前庭から。

ブラックベリーは今年も元気。

草陰にポツンと咲いてる紫陽花。

家の前の垣根の足元に、いきなり出現した葉っぱ。いつ植えたんだろう…。

家を出てすぐの所に、よもぎ天国!

ご近所めぐり。

三角もみじ。

歩道を飾る花々。






トロンボーンを手に家路につく青年。メモリアル・デー・パレードの帰りなんだろうな。

地元のブラスバンドに入っていた時は、わたしも式典に参加して演奏した。
この時期、こういうユニフォームはかなり暑いはず…お疲れさま。
そしてこの日は、国旗がたくさん掲げられる。

それにしても暑いぞ今日は!

もみじは夏でも素晴らしい!


家に戻ると、リスくんたちの食べカスが…。

その晩、花の水やりをしているわたしに夫が声をかけた。
「ちょっとあそこ、見てみ」

夫が指差す前庭の垣根の真ん中より少し上の方を、目を凝らして見てみると…、

鳥の赤ちゃん…あんた、なんでそんなとこにいるん?

親鳥が心配そうに周りを飛んでいるけれども、そして赤ん坊もチッチッと鳴いているけれども、どうしようもないような感じ。
真夜中に、どうにも気になって仕方がなくて、懐中電灯で照らしてみたら、同じ場所で眠ってた…。
近くにある歩道側の垣根に巣があるみたいだけれども、そこに移してあげることができないかなあ…。
でも、一度でも人間の手が触れると、親鳥が世話をしなくなると聞いたこともあるので、何か良い方法はないものかと悶々と悩んでいたら、
フェイスブックの友だちが、自分の経験談やら知恵やらを授けてくれた。
もちろん、赤ん坊にすでに飛ぶ能力がついていて、自力で飛び立てるのが一番なんだけれども…。
そして、あの場所にいたということは、あの仔が自分で飛んできたとしか考えられないのだけれども…。
家にあるワラを使って人工巣を作り、そっとその中に入れてあげよう。
意気込んで翌朝見に行くと、小さな丸い穴がポッカリ空いているだけで、そこに赤ん坊の姿は無かった。
まさか…落ちちゃったか?
真下を必死で調べたけれど、羽根ひとつ落ちていなかった。
無事に巣に戻れた、そう思うことにした。
火曜日になり、また怒涛の合唱リハーサルが始まった。
指にテープを巻いて、ダリルの怒鳴り声を聞き流し、ついつい速くなる彼の癖を修正しながら伴奏する。
痛みはだいぶマシになってきた。
明後日の朝、生徒の父親の、手の手術を専門にしている外科医さんが、症状を診にうちにやってきてくれる。
オーディションに落ちたことは悔しいけれども、おかげで小指に負担をかけずに済むと思うことにした。
何事も良い方に考えると、いやな気持ちがシュルシュルと、サイダーの泡のように浮き上がって消えていく。
それでもやっぱり残念だけども…。