ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「あなたがここにいてほしい」と折鶴に書かれた、強くも美しくもない『日本無能政府』

2017年03月30日 | 日本とわたし
「あなたがここにいてほしい」





唯一の戦争被爆国日本。
なのに、核兵器禁止条約交渉の参加をボイコットした日本。
国連の議場の、日本政府代表の席は、だから空席のまま。

そんな日本政府に対する落胆と批判のメッセージが、この折り鶴なのだと知り、ふつふつと怒りがこみ上げ、しんしんと悲しみに覆われた。

なんて情けない、なんて腰抜けで浅はかな政府なんだろうか。

この会議に出席し、自席から演説をした志位氏は、
「日本政府の不参加は残念ですが、被爆者と日本国民の多数は、この会議を強く支持しています」
「会議が大成功を収めることを、強く願っています」
という言葉を伝えてくれた。

「交渉には核兵器保有国が参加しておらず、非保有国との対立を深め逆効果になりかねない」
と言い訳をした政府。

美しい国日本は、こういうときこそ世界の真ん中にすっくと立ち、核兵器という悪魔に取り憑かれている国々に、核と人類は共存できないと、声高らかに宣言しなければならない。
それができてこそ、日本は日本として輝き、世界から信頼を得る。