ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

鎌田慧氏「一本一本はかぼそい明かりだが、ろうそくデモの美しさで国会前を埋め尽くし、議場を浄化しよう」

2018年05月15日 | 日本とわたし




ろうそくデモが日本でも行われたらなあ…下劣な発言を繰り返したり、あからさまなウソをつき続けたり、市民に負担がかかる法律を強行採決したりする人間を、政治の舞台から引きずり降ろすためにも。

だって、わからないし伝わらない。
ただニュース見ても周りの人としゃべっても、今社会で起こっていることがいいことなのか悪いことなのか、
無視しててもいいことなのか、無視してはいけないことなのか。

でも、市民が何人も、それこそ数えきれないほどのとてもたくさんの人が集まって、デモをしたり集会を開いたりして大きく動き出すと、

ああ、今自分たちが暮らしている社会は、こんなにもおかしくなってしまってるんだと、たくさんの人にわかってもらえるようになります。

平和で大規模なデモは、とても大きな力になります。

******* ******* ******* *******



その詳しい様子がしっかりと書き記されていました。



本日、西田さんと京都府副知事さんと共に、京都産業大学獣医学部設置構想に向けて、山本幸三国家戦略特区担当大臣に要望に行ってきました。

国の方針で、医師他、新設は当面不可能であることから、京都府では将来を見据えてiPS細胞や創薬等の先端技術開発を支える獣医師を育成し、製薬業界、研究機関で活躍することを目的とし、健康・医療分野における国際的イノベーション拠点の育成を目指すためにも国家戦略特区に新しく設置について提案してきました。

大臣のご意見を聞きながら熟慮する西田さん。

******* ******* ******* *******

【加計学園問題】加計学園ライバルの京都府に圧力?共産・田村氏が疑惑指摘



共産党の田村智子議員が、参院予算委員会の質疑で明らかにした疑惑は、以下の通りです。

国家戦略特区による獣医学部新設を1件に限定する方針が決まる前に、政府が加計学園の計画のライバルだった京都府側に対し、構想を断念するよう圧力をかけていた。

山本幸三・地方創生相(当時)が、2016年10月、京都府の副知事から獣医学部新設の要請を受けた際、
「1校しか認められない。難しい状況なので理解してほしい」と求めた。

実際に1校に絞る方針が正式に決まったのは、17年1月だった。





また「加計ありき」 山本幸三前大臣が京産大を“門前払い”
【日刊ゲンダイ】2018年5月15日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/229073

獣医学部新設で“加計ありき”の証拠がまたひとつ暴露された。

14日の参院予算委員会で、共産党の田村智子氏が、
京都府が、2016年10月に、山本幸三地方創生担当相(当時)に対して、獣医学部新設を認めるよう求めた際、山本氏が、
「経緯もあり、1校しか認められない。2校は難しい状況なので理解してほしい」と発言したと記載された、内閣府の文書を入手したと爆弾発言。

この陳情に同席した、自民党の西田昌司参院議員(京都選挙区)が同日、東京新聞の取材に対して、「2校は難しい」という趣旨の発言があったことを認めた

西田氏によると、同月24日に、京都府の山内修一副知事と山本氏を大臣室に訪ね、
「京都産業大学だけ認めろとは言わないが、加計学園の定員数を減らすなどして、2校認めてくれないか」と求めたところ、山本氏は「2校は難しい」と断った

内閣府と文科省が、国家戦略特区での獣医学部新設は、「1校に限り」認める告示したのは17年1月。
山本氏は、その2カ月も前に、加計と競合する京産大を、事実上“門前払い”していたわけで、“加計ありき”以外の何物でもない。


******* ******* ******* *******



今治市では今、加計学園裁判が行われています。

加計裁判があったことを知っていますか? 記者クラブという情報隠蔽装置
【田中龍作ジャーナル】2017年12月21日
http://tanakaryusaku.jp/2017/12/00017178





昨年の7月26日に開かれた今治市議会において、出席していた15名の市議(実際の市議人数は32名)のうち13名が、市長や加計学園から「1000万円のワイロ」を受け取っていたと認めました。

同市議会の国家戦略特別委員会委員長をつとめる寺井政博議員にあっては、
「今治市は、加計学園ありきでこれまでやってきた」と断言までした。
 
これにより、加計学園が、今治市への獣医学部新設にあたり、菅良二市長に約3億円の現金贈賄を行い、
それによって、市議会議員が反対意見を言わないよう、菅良二がその収賄資金をもって、市議会議員を買収していたことが明白となった。
悪質であるので告発する。


告発に至る詳しい事情はこちら↓で。
加計学園誘致で菅良二今治市長から「1000万円のワイロ受領」を認めた今治市議13名 内海新聞
【さてはてメモ帳 Imagine & Think!】2017年7月27日
https://blog.goo.ne.jp/beingtt/e/fea2f1846eb15c20fdf00436e9c74c9d

******* ******* ******* *******

さて、再開した国会では相変わらず、閣僚や官僚の、それらをいちいち書いていたらキリがないほどのウソが横行しています。

いなかった人を「いた」と、それも「自分の正面に座って話していた」などと言い、


それが実はこんなだったと、実際に出かけてその場に居た県や市の担当者からの証言を受けて、県知事が訂正する。


でもそれで話が途切れてしまっているという、とにかく嘘デタラメでも言ったもん勝ち、みたいな状態が続いています。



******* ******* ******* *******

安倍政権と与党は、疑惑を追求するために野党が要求する証人喚問を、頑なに許可しようとしません。
自分たちに都合の悪い証言をしそうな人間を、国会に呼ぶわけにはいかないのです。
将棋ならもうとっくに詰んでしまっている、裁判ならもうとっくに有罪の判決が出ている、そんな状態だからです。



ウソはウソを呼び、周りの人間をどんどんと巻き込んでいきます。





安倍首相が集中審議で前川前次官の発言を捏造!
「前川も京産大は熟度が十分でない、加計しかないと認めた」と大嘘!

【LITERA】2018年5月15日
http://lite-ra.com/2018/05/post-4011.html

少しだけ引用します。

安倍首相の発言:
「前川前次官ですらですね、京産大はすでに出していたんですが、そのことはまだ準備がまだ十分じゃないという認識の上に、熟度は十分ではないという認識の上に、加計学園しかなかったとおっしゃっていたわけであります」

で、実際はというと:

前川氏の発言は、2016年9月9日、和泉洋人首相補佐官に呼び出され、「総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う」と言われ、
獣医学部設置の特例について、文科省の対応を早くしろと圧力をかけられたことについての、説明のなかで出てきたもの。

自民党の小野寺五典衆院議員から、「(和泉補佐官の発言を)なぜ加計学園と指したものだと確信したのか」という質問に対して、
「その時点では」、京産大の計画が具体化していると認識していなかったから、加計学園のことだと受け止めたと答えただけ。
 
じつは、前川氏はこのとき、さらに小野寺議員から、
「前川さんも実は、獣医学部をつくる、その成熟した計画があるのは、加計学園の岡山理科大しかなくて、京産大もある面ではまだそこまでいっていない、そういう認識だったということか」と、揚げ足を取るような質問をされていた。
(実際、小野寺議員は質問の前に、「これはちょっと言葉をやったとったかもしれませんが」と、揚げ足取りを認めるような発言をしている)。
 
しかし、前川氏は、
「実際に、京産大がどの程度の具体化した計画を持っていたかということは、その時点で私は承知しておりませんでした」と、これをきっぱり否定している。
 
つまり、前川氏の発言は、準備や計画の熟度が低いという意味ではまったくなく、前川氏自身が、9月9日時点で、具体的な計画を知らなかった。
そう言っているにすぎない。

引用終わり


いやもう本当に恐ろしい、病的というより確信犯。
こういうウソを放置していてはいけません。

前川喜平氏、安倍首相答弁に「私の名前使わないで」
【産経新聞】2018年5月14日
https://www.sankei.com/life/news/180515/lif1805150017-n1.html




ろうそくデモ
(ルポライター・鎌田慧)

森友、加計問題のテレビの国会中継を眺めている。
身を寄せ合って座っている安倍総理と麻生副総理の挙動に目を凝らして、飽きることがない。

言論の府の中心にいながら、質問者が発する言葉に、さまざまな人々の希望や願いや疑問がふくまれていることへの、想像力と謙虚さがまったくみられない。
相手の言葉ばかりか、自分の言葉にさえ愛情がない。

柳瀬唯夫元首相秘書官は、加計学園関係者と官邸で面会していたことを、国会の場で告白させられた。
一年以上も隠していた秘密だったのに、首相は「問題ない」と冷酷に切り捨てた。
屈辱的な否認は、誰のためでのない、首相のウソをかばうためのウソだったはずだ。

「妻や自分が関係していれば、総理も議員も辞任する」。

エエカッコシの極地。
幼稚なミエに、森友の佐川宣寿前国税庁長官や加計の柳瀬さんは、全国中継された国会の場で、ウソの上乗りをさせられた。
恥辱だったろう。

国会は暗い。
その行方はますます不安だ。
ウソが憲法を侵蝕している。
韓国では、国政私物化を照らし出したろうそくデモが、希望の光明となって道を埋め尽くした。

一本一本のかぼそい明かりは、無数の光の帯となり、抗議の海となって圧倒した。
日本にも、灯籠流しで、被爆者を弔う伝統がある。
ろうそくデモの美しさで、国会前を埋め尽くし、議場を浄化しよう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする