昨日発行された広尾TCメルマガに、クラブ代表からの、先週出走を取り消したディメンシオンに関するコメントがありました。
その中に私が特に注目した部分がありまして、それは、『重賞出走直前での出走取消、残念ではありましたが…(中略) 藤原厩舎陣営も夜通しで冷却を続けてくれましたが、万全ではないための判断となりました』という部分です。
この文章をそのまま理解しますと、挫跖の症状が出たのはレース前日の午後(金曜夕方?)。 その後厩舎の皆さんは、すぐには出走を諦めず、夜を徹して患部の冷却を行い、ギリギリまで出走の可能性を探っていたことになりますね。
時間をかけて準備をして、いざ重賞制覇をと意気込んだ矢先の取り消しですから、我々出資者はもちろんですが、日ごろからずっと面倒を見てくれている厩舎の皆さんは、それ以上に口惜しい気持ちになった事でしょう。
まずは、想定外のアクシデントに対応し、最後まで努力をして頂いた厩舎の皆さんに感謝したいと思いますm(_ _)m
その上で、どんな状況でも簡単に諦めず与えられた条件の中でベストを尽くす、このような素晴らしいチームに支えられていれば、この口惜しい気持ちを晴らすチャンスが必ず来るとの思いを強くしました。
という事で、今さらながらではありますが、挫跖って一体何なの?について少し調べてみました。
競馬用語辞典(JRA)によれば、挫跖とは、『走行中に後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけた時、あるいは石などの硬いものを踏んだ時などに、蹄底におきる炎症(内出血)をいう。肢勢の悪い馬、蹄底の浅い馬、時として踏み込みの良い馬に発症しやすい。一般に前蹄に多く発症し、蹄に熱をもち、重度の跛行を呈することもある』のだそうです。
フムフムと言いますか、この内容程度は少しでも競馬にハマっている方ならば、知識としてお持ちでしょう。
場合によっては、(炎症なので)捻挫のようなもの、と解説されることもあるようですが、馬の場合は人間のように脚を捻ってしまうのではなく、硬いものを踏んだり、前肢後肢の交突によって発症するケースがほとんどですね。
馬は(人間で言うところの)中指の爪だけであの身体を支えるのですから、何かの弾みで一点に衝撃が加わり、それが炎症を起こしたりすると、想像以上に痛くて歩きにくいということなのでしょう。
ちなみにディメンシオンの場合は交突が原因と言われていますが、挫跖の原因を100%把握するのは難しいようです。
単純な話、いつ交突したかすら大体の事しか分からないですし、何かあったら、すぐに馬が痛がるとは限りません。 (これは人間でもそうですが)実際にはだいぶ前に交突や石踏みをやっていて、時間が経過してから痛くなることも普通にあるでしょうから…
さらに挫跖のいやらしいところは、そもそも有効な予防法がないこと、そして、発症後の治療法が限られていることです。
交突に関して有名なのは、シンザンの履いていた蹄鉄、シンザン鉄とも言われる鉄橋蹄鉄ですが…
調べたところによると、鉄橋蹄鉄を履いたからといって、交突による挫跖が防げるとは限らないのだそうです。
実際には、「いくらかマシ」という事はあるようですが、蹄底に余計な棒をつけて走るのがイイかどうかは難しいところ。
まあ、言われてみれば、もしも鉄橋蹄鉄でバッチリ交突が防げた上に、何のデメリットもないのであれば、ディメンシオンに限らず全ての馬が、普段から鉄橋付きの蹄鉄を使っておけばイイんですからね。
石踏みに関してもそう簡単な話ではなく、「100%防ぐのは無理な話」と言わざるを得ないのが現状なのでしょう。
治療法に関しては、これはもう患部を冷やすこと、それしかないワケで…
人間でもそうですが、骨に異常がなければ湿布薬を貼って安静にする、どの病院に行っても大体それしかありません。
先週の近況には「日にち薬」との表現が出てきましたが、これはいわゆる湿布薬、消炎剤の事だと思われます。
毎日消炎薬をつけながら、あとは馬自身の回復力次第。。 もどかしいのは間違いないですが、他に方法がない以上、早く治るか時間がかかってしまうのかも、神さまの気分によって変わってきますねぇ(^_^;)
何だか大げさに『調べる』、と言った割りにはつまらない話になってしまいました(^^ゞ
ただ、馬にとって蹄底は非常に大事で弱い部分なのは確かです。
たとえ症状が軽くても、単なる挫跖とバカに出来ないのは当然で、ディメンシオンに関しても、厩舎、外厩の皆さんは、日々万全の注意を払いながらケアをして頂いていると思います。
いやぁ、皆さんが努力する姿を思い浮かべていたら、何となく、思ったより早く回復してくれる気がしてきました。
やはり、真面目な努力が報われる世の中の方がイイですからね!(^^)
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*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
その中に私が特に注目した部分がありまして、それは、『重賞出走直前での出走取消、残念ではありましたが…(中略) 藤原厩舎陣営も夜通しで冷却を続けてくれましたが、万全ではないための判断となりました』という部分です。
この文章をそのまま理解しますと、挫跖の症状が出たのはレース前日の午後(金曜夕方?)。 その後厩舎の皆さんは、すぐには出走を諦めず、夜を徹して患部の冷却を行い、ギリギリまで出走の可能性を探っていたことになりますね。
時間をかけて準備をして、いざ重賞制覇をと意気込んだ矢先の取り消しですから、我々出資者はもちろんですが、日ごろからずっと面倒を見てくれている厩舎の皆さんは、それ以上に口惜しい気持ちになった事でしょう。
まずは、想定外のアクシデントに対応し、最後まで努力をして頂いた厩舎の皆さんに感謝したいと思いますm(_ _)m
その上で、どんな状況でも簡単に諦めず与えられた条件の中でベストを尽くす、このような素晴らしいチームに支えられていれば、この口惜しい気持ちを晴らすチャンスが必ず来るとの思いを強くしました。
という事で、今さらながらではありますが、挫跖って一体何なの?について少し調べてみました。
競馬用語辞典(JRA)によれば、挫跖とは、『走行中に後肢の蹄の先端を前肢の蹄底にぶつけた時、あるいは石などの硬いものを踏んだ時などに、蹄底におきる炎症(内出血)をいう。肢勢の悪い馬、蹄底の浅い馬、時として踏み込みの良い馬に発症しやすい。一般に前蹄に多く発症し、蹄に熱をもち、重度の跛行を呈することもある』のだそうです。
フムフムと言いますか、この内容程度は少しでも競馬にハマっている方ならば、知識としてお持ちでしょう。
場合によっては、(炎症なので)捻挫のようなもの、と解説されることもあるようですが、馬の場合は人間のように脚を捻ってしまうのではなく、硬いものを踏んだり、前肢後肢の交突によって発症するケースがほとんどですね。
馬は(人間で言うところの)中指の爪だけであの身体を支えるのですから、何かの弾みで一点に衝撃が加わり、それが炎症を起こしたりすると、想像以上に痛くて歩きにくいということなのでしょう。
ちなみにディメンシオンの場合は交突が原因と言われていますが、挫跖の原因を100%把握するのは難しいようです。
単純な話、いつ交突したかすら大体の事しか分からないですし、何かあったら、すぐに馬が痛がるとは限りません。 (これは人間でもそうですが)実際にはだいぶ前に交突や石踏みをやっていて、時間が経過してから痛くなることも普通にあるでしょうから…
さらに挫跖のいやらしいところは、そもそも有効な予防法がないこと、そして、発症後の治療法が限られていることです。
交突に関して有名なのは、シンザンの履いていた蹄鉄、シンザン鉄とも言われる鉄橋蹄鉄ですが…
調べたところによると、鉄橋蹄鉄を履いたからといって、交突による挫跖が防げるとは限らないのだそうです。
実際には、「いくらかマシ」という事はあるようですが、蹄底に余計な棒をつけて走るのがイイかどうかは難しいところ。
まあ、言われてみれば、もしも鉄橋蹄鉄でバッチリ交突が防げた上に、何のデメリットもないのであれば、ディメンシオンに限らず全ての馬が、普段から鉄橋付きの蹄鉄を使っておけばイイんですからね。
石踏みに関してもそう簡単な話ではなく、「100%防ぐのは無理な話」と言わざるを得ないのが現状なのでしょう。
治療法に関しては、これはもう患部を冷やすこと、それしかないワケで…
人間でもそうですが、骨に異常がなければ湿布薬を貼って安静にする、どの病院に行っても大体それしかありません。
先週の近況には「日にち薬」との表現が出てきましたが、これはいわゆる湿布薬、消炎剤の事だと思われます。
毎日消炎薬をつけながら、あとは馬自身の回復力次第。。 もどかしいのは間違いないですが、他に方法がない以上、早く治るか時間がかかってしまうのかも、神さまの気分によって変わってきますねぇ(^_^;)
何だか大げさに『調べる』、と言った割りにはつまらない話になってしまいました(^^ゞ
ただ、馬にとって蹄底は非常に大事で弱い部分なのは確かです。
たとえ症状が軽くても、単なる挫跖とバカに出来ないのは当然で、ディメンシオンに関しても、厩舎、外厩の皆さんは、日々万全の注意を払いながらケアをして頂いていると思います。
いやぁ、皆さんが努力する姿を思い浮かべていたら、何となく、思ったより早く回復してくれる気がしてきました。
やはり、真面目な努力が報われる世の中の方がイイですからね!(^^)
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*広尾TC様のご厚意により、クラブ公式HP等からの情報転載の許可を頂いています。
■ZBAT!競馬@SANSPO.COM 『22日美浦で4頭の3歳馬がゲート合格』
2月22日(金)の美浦トレセンでは、3歳馬4頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。
★2月22日(金)美浦
アンクレットハート(母サマーティアラ、牝、林徹)
ジュルングル(母テイエムクラウン、牝、栗田徹)
ナグラーダ(母レフィナーダ、牡、林徹)
パルセイティング(母ポーラーシェーン、牝、加藤和)
-----
何だもう… やっぱり今週、アッという間にゲート受かったんじゃん!( ˆoˆ )/
という事で、ナグラーダがゲート試験に見事に一発合格してくれました。
木曜日の近況では林先生が、「まずは焦らず慎重に練習を重ねていきたいと思います」と仰っていたので、てっきり早くても来週、ひょっとしたら再来週になるのかな?と完全に騙されてしまいました。
まあ、良くある練習がわりの受験だったのでしょうが、こういう方向に予想を裏切られるのは全然大歓迎です(^^)
しかしアレですよね、このタイミングでゲートに合格したということは、今後の動き次第では3月デビューもあり得そう。 右トモの状態に不安があると厄介ですが、何とか進めていける状態ならば、このままチャレンジして欲しいです。
もちろん、無理をして実戦を使っても良いことはありませんから、ナグラーダがどこまで動けるかを確認し、レースで経験を積ませる価値ありと、林先生が判断してからの実戦投入が大前提。
期待が大きいのは当然ながら、(林先生もご存知の通り)晩成傾向で難しいところがある血統ですし、ここまで来ての焦りだけは禁物でお願いしたいと思いますm(_ _)m
ちなみに同じ日に合格している同厩舎のアンクレットハートは、ライオンレースホースの馬らしいです。
父フサイチセブン、母サマーティアラ(母父マンハッタンカフェ)の牝馬ですが、父フサイチセブンはなかなか珍しいですね。
一緒に調教を積んでいくかどうかはわかりませんが、簡単に負けないように頑張って欲しいです(^^)
2月22日(金)の美浦トレセンでは、3歳馬4頭がゲート試験に合格。デビューへの関門を突破した。
★2月22日(金)美浦
アンクレットハート(母サマーティアラ、牝、林徹)
ジュルングル(母テイエムクラウン、牝、栗田徹)
ナグラーダ(母レフィナーダ、牡、林徹)
パルセイティング(母ポーラーシェーン、牝、加藤和)
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何だもう… やっぱり今週、アッという間にゲート受かったんじゃん!( ˆoˆ )/
という事で、ナグラーダがゲート試験に見事に一発合格してくれました。
木曜日の近況では林先生が、「まずは焦らず慎重に練習を重ねていきたいと思います」と仰っていたので、てっきり早くても来週、ひょっとしたら再来週になるのかな?と完全に騙されてしまいました。
まあ、良くある練習がわりの受験だったのでしょうが、こういう方向に予想を裏切られるのは全然大歓迎です(^^)
しかしアレですよね、このタイミングでゲートに合格したということは、今後の動き次第では3月デビューもあり得そう。 右トモの状態に不安があると厄介ですが、何とか進めていける状態ならば、このままチャレンジして欲しいです。
もちろん、無理をして実戦を使っても良いことはありませんから、ナグラーダがどこまで動けるかを確認し、レースで経験を積ませる価値ありと、林先生が判断してからの実戦投入が大前提。
期待が大きいのは当然ながら、(林先生もご存知の通り)晩成傾向で難しいところがある血統ですし、ここまで来ての焦りだけは禁物でお願いしたいと思いますm(_ _)m
ちなみに同じ日に合格している同厩舎のアンクレットハートは、ライオンレースホースの馬らしいです。
父フサイチセブン、母サマーティアラ(母父マンハッタンカフェ)の牝馬ですが、父フサイチセブンはなかなか珍しいですね。
一緒に調教を積んでいくかどうかはわかりませんが、簡単に負けないように頑張って欲しいです(^^)
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