チャンピオンヒルズ在厩のプライムラインは、おもに周回コースでのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。10日朝より15-15程度を開始しています。
◇小泉厩舎長のコメント 「左トモの硬さや筋肉の張りが少々気になったものですから、先週末にショックウェーブ放射を行ってから試験的にペースアップしています。毛づやなどは段々と良くなってきましたので、今週末あたりにもう一度治療を施せば、だいぶ軌道に乗ってくるのではないでしょうか。まずは疲れを完全に取ってあげた上で、体を作っていきたいと思います」
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先週の近況で「獣医師にチェックしてもらい適切なケアを」との話が出ていましたが、やはり、ショックウェーブで筋肉をフォローしながらの調整になっているようです。
そんな中でも「毛づやなどは段々と良くなって」いるとのことですし、すでに15-15も始まりましたので、これからは田中克典厩舎、久々の栗東トレセン入厩に向けて順調に進んでいくだろうと思います。
同期同厩のライバルだったパンサラッサは今週末の福島記念で重賞初制覇をめざします。この2年ほどで随分大きな差がついてしまいましたが、何と言っても、繋靭帯の怪我をはじめ順調さを欠く時期が長かったのが大きな理由ですから、これから少しずつでも本来の姿を取り戻して欲しいと思います。
もちろん、一気に差を縮められるほど甘い世界ではないですから、あくまで自分のペースで着実に。。まずは、素質の高さを感じた新馬戦の走りがホンモノだったと、改めて感じさせて欲しいですm(_ _)m
岩城ステーブル在厩のカナロアガールは、現在はハッキング2000mほどで調整されています。
◇岩城代表のコメント 「馬の雰囲気自体は悪くありませんが、まだ全体的にレース後の筋肉疲労が残っていましたので、数日ほど楽をさせた上で、今は体をほぐすように軽めから乗り始めているところです。来週ぐらいから徐々にピッチを上げていけるのではないでしょうか」
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先週時点では「大きな反動はない」とのことでしたが、まだそれなりの疲れが残っているようです。
仕方がないこととは言え、以前と比べるとレース後の回復が遅くなった気もしますし、再始動に関しては、今まで以上に慎重に進めていく必要があるのかもしれません。
ドゥオーモさんの引退が決まりましたし、カナロアガールも繁殖入りのタイミングが…と考えると、何となく寂しい気持ちになりがちですが、準備ができて戻ってきた時には、気を取り直して応援したいと思いますm(_ _)m
【2021/10/31東京6R 3歳以上1勝クラス(芝1600m)でのカナロアガール:公式HPより】
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、ウォーキングマシン運動に加え、現在はトレッドミルにて調整されています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「週明けからトレッドミルに入り始めたところ。まずはダク2000m相当を行って体調を整えています。骨瘤はごく僅かな熱感がまだ残っているとは言え、触診ではもう全く痛がらなくなっていますからね。このまま水冷でケアしてあげれば、ほどなく進めていけるものと思われます」
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骨瘤に関しては、もう痛みがなくなっているとのこと。10/26に「骨瘤により放牧へ」との報告があってから、まだ二週間しか経っていませんし、本当にごく軽いものだったようですね。
ドゥオーモ先輩の現役引退が決まり、気づけば、私の出資馬中最高齢馬になってしまいました。
だからと言って、やることが変わるわけではありませんが、これからの一戦一戦は今まで以上に貴重な機会になっていくはずで。。まずはしっかり完治をさせて、良い状態で次の目標に向かっていって欲しいですm(_ _)m
◇野中調教師のコメント 「今年の夏を越して急激に年齢を感じさせるようになってきており、加えて以前よりもレース後の回復が遅くなってきていますからね。これまでよく頑張って走ってくれたことですし、無理をして大きな怪我などがあっては困りますので、このあたりでゆっくりさせてあげたいと考えます。これまで応援してくださった会員の皆様、本当にありがとうございました」
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いつかこういう日が来ることは分かっていましたし、今週8日にアンドロメダS回避とライジングへの放牧、今後について進退も含めて協議するとのアナウンスがありましたので、心の準備はできていました。
それでもやはり、良いこともツラいことも含めてすごく思い出が多い馬だけに、ひと言では言い表せない特別な気持ちになっています。振り返りはまたの機会にやるつもりですが、とにかく感謝してもしきれないぐらい頑張ってくれたと思います。
今まで本当にお疲れ様でした、そして、ありがとうございましたm(_ _)m
【ラストランとなったカシオペアS(L/芝1800m)でのドゥオーモ:公式HPより】