以前、本ブログで紹介したことがある『下村優樹(大狩部牧場代表)』さんが動画を配信しておられまして、その中で、アンリミテッドピサにパンサラッサを配合したことを紹介してくれています。
アンリミテッドピサ自身は中央1勝馬ながら、母としてはオープンまで行ったルチェカリーナを輩出しており、当然ながら牧場にとって貴重な繁殖牝馬でしょう。(ルチェカリーナは2022年の阪神カップ6着、その時の4着馬はバスラットレオンでした!)
こういう馬がパンサラッサに集まってくれるのはとてもありがたいことですし、無事に受胎してくれること、そして元気な産駒が生まれることを祈りたいと思います。私が言うのも何ですが、大狩部牧場さんありがとうございますm(_ _)m
動画の中ではアンリミテッドが今季2回目の交配であること、1度目のグレナディアガーズからパンサラッサに変更した経緯などが語られています。また、パンサラッサの馬産地での人気ぶりについては、最盛期の4~5月になると『空きがなくていつ付けられるか分からない』状況が予想されるなど、とても臨場感あるレポートをしてくれています。
その一方で、新種牡馬はシーズン当初に順調であっても(競走馬とは全く違う負担が掛かるので)油断ができない的な話を含め、サラブレッド生産の現場感が伝わる動画なので、興味のある方は是非チェックしてみてください!
オープン馬を産んでいる宝と言える繁殖牝馬に、
— 下村優樹 (大狩部牧場代表) (@ookaribefarm) March 15, 2024
世界のビッグレースを制した新種牡馬様を配合しました🐴☘️#パンサラッサ #アンリミテッドピサ #大狩部牧場 #繁殖シーズンhttps://t.co/XYyiq82k5g
三嶋牧場(中期育成場)在厩のオピュレンス’23は、先月下旬より夜間放牧に切り替えて管理されています。3/14の馬体重は310kg、体高142cm、胸囲157cm、管囲18.0cmです。
◇前田マネージャーのコメント 「現在は昼すぎに屋外へ放ち、翌朝6時までの夜間放牧。このひと月も体調を崩すことなく順調に成長が進んでいますよ。まだサイズ面では小ぶりですが、遅生まれの馬ですからね。現時点で単純に比較はできないですし、寒さのピークが過ぎ、この先(放牧地に)青草が出てくればグンと成長できる環境が整ってきます。飼葉をしっかりと食べてくれる馬ですので、春以降の変化を楽しみに待ちたいところです」
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馬体重310kg、体高142cm、胸囲157cm、管囲18.0cmを単純に他馬と比較すると小さい印象がありますが、前田マネージャーが仰る通り本馬は5月の遅生まれですからね。
1歳のこの時季だと、例えば3月生まれの馬との2ヶ月差は大きいですし、先月と今月の写真を見比べても明らかなように、本馬にとっては今がまさに成長期。飼葉をよく食べて健康に過ごしていることを考慮すれば、あまり心配する必要はないでしょう。
3/8更新の動画を見ると、歩く姿はキビキビしていて元気がありそう。成長途上でもバランスの良さは相変わらずですから、これからの夜間放牧で基礎体力がついていけば、きっと『誰が見ても良い馬』になっていくと思います(^^)
あとはとにかく怪我などしないように、健康第一で。多少のリップサービス込みとは言え、前田マネージャーも結構な期待をしてくれているようですし、私も『春以降の変化』をとても楽しみにしています!
【三嶋牧場(中期育成場)在厩のオピュレンス’23:公式HP(2024/3/15更新)より】
【三嶋牧場(中期育成場)在厩のオピュレンス’23:公式HP(2024/2/19更新)より】