【高松宮記念】マッドクールがアタマ差の大接戦制す!重賞初勝利で春のスプリント王に:サンスポZBAT!
(高松宮記念、2024年3月24日 15:40、G1、中京11R、芝・左1200m)
第54回高松宮記念(4歳以上オープン、G1、芝1200m)は、坂井瑠星騎手の6番人気マッドクール(牡5歳、栗東・池添学厩舎)が好位のインをロスなく追走すると、直線で馬場の内から力強く抜け出し、ナムラクレア(2番人気)の猛追をアタマ差振り切ってゴール。3度目のG1挑戦で重賞初勝利を決め、春のスプリント王に輝いた。馬主のサンデーレーシングは史上初となる障害を含むJRA・G1・26レース完全制覇。タイムは1分8秒9(重)。
2着からさらに3馬身遅れた3着に香港馬ビクターザウィナー(5番人気)が入り、1番人気のルガルは10着に敗れた。
高松宮記念を勝ったマッドクールは、父Dark Angel、母Mad About You、母の父Indian Ridgeという血統。通算成績は12戦6勝(うち海外1戦0勝)。重賞は初勝利。池添学調教師、坂井瑠星騎手ともに高松宮記念は初勝利。
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粘りましたねぇ、マッドクール。ゲートを決めて位置をとりに行った作戦も良かったですし、内ラチ沿いを先行した時の坂井騎手は本当にしぶといし勝負強いです。単勝9.6倍ながら6番人気と、昨年のスプリンターズS・2着でナムラクレアに先着している割りにはアレな評価でしたが、混戦になるとこういうタイプの馬は怖いですね。
ちなみにマッドクールの血統表を見ると、母系にはIndian Ridge、デインヒル、Sadler's Wellsといかにもな馬が並んでいて、今日のような渋った馬場はお誂え向きの舞台だったと言えそうです。
それにしても坂井騎手の活躍は素晴らしい。中京G1で言えばレモンポップのチャンピオンズCに続く連勝になりますし、先行力を活かすという勝負のカタチを持っているのは強みでしょう。
もしもこういう形で結果を残し続けていけば、そのうちに川田将雅騎手を脅かす存在になるのではとすら…。そうなった時に冷たくされないかは心配ですが(^^;)、世間様が認知する前から応援していた立場としては、やはり嬉しい限りです。
噂によれば、どうやら坂井騎手はイケメン過ぎるという大きな課題も乗り越えつつある(?)ようですし、近い将来、矢作先生が期待しておられるような、日本の枠にとらわれない真のトップジョッキーになって欲しいと思います。
(そのお手伝いをバスラットレオンはじめ、自分の出資馬で出来たら最高です(^^ゞ)
ところでサンデーレーシングさんは『障害を含むJRA・G1・26レース完全制覇』なんですね。逆に、高松宮記念は勝ってなかったんだ…という気がしてしまいますが、とにかくこちらもさすがな記録です。
ということで、まだまだ弱小の広尾TCとしては、ビッグクラブに対抗しようなどとあまり上を見過ぎずに、地に足をつけて着実に前進していくしかなさそうです… (私が言うのも何ですけれどm(_ _)m)
**2027/3/24中京11R 高松宮記念(G1/芝1200m)・重**
高松宮記念【2024年3月24日中京11R】:競馬ラボ
【毎日杯】ゴールドシップ産駒のメイショウタバルが6馬身差の圧勝! 坂井瑠星騎手「余裕すら感じました」:サンスポZBAT!
(毎日杯、2024年3月23日 15:35、G3、阪神11R、芝・右外1800m)
第71回毎日杯(G3、芝・外1800m)は、坂井瑠星騎手の5番人気メイショウタバル(牡、栗東・石橋守厩舎)が好スタートから先手を奪うと、直線で後続を6馬身突き放す圧勝。重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分46秒0(重)。
2着に1番人気に支持されたノーブルロジャー、さらにクビ差遅れた3着に4番人気ベラジオボンドが入った。
メイショウタバルは、父ゴールドシップ、母メイショウツバクロ、母の父フレンチデピュティという血統。戦績5戦3勝。重賞は初勝利。石橋守調教師は待望のJRA重賞初制覇、坂井瑠星騎手は毎日杯初勝利。
◆坂井瑠星騎手(1着 メイショウタバル)「過去のレースや血統背景、馬場傾向を見て内1頭分だけ良かったのでそこを狙っていきました。返し馬の感触が良かったですし、非常に強い内容で余裕すら感じました。ゴールドシップ産駒ですし、こういう馬場も好きなんだと思います。乗りやすい馬ですし、楽しみな馬です」
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昨日の毎日杯での坂井騎手はまさにナイスプレー、見事な重賞勝ちだったと思います。
ちなみに坂井瑠星騎手のコメント「馬場傾向を見て内1頭分だけ良かったのでそこを狙っていきました」については、テラステラが3着になった丹波特別で、見事に逃げ切ったヒルノショパンを見て確信したところがあったのでしょう。馬場はゴールドシップ産駒にお誂え向きの重馬場でしたし、ノーブルロジャーが控えてくれた分、余力充分に逃げることができていました。
ということなのですが、それにしても6馬身差とはメイショウタバルも強かったです。
1000m通過が59.6秒とソコソコ落ち着いていたとはいえ、自らペースを作って上り3Fも最速、6馬身負かしたノーブルロジャーはシンザン記念勝ち馬ですからね。馬場や展開が向いたところはあるにせよ、ハッキリ逃げの手に出たのは今回が初めてですし、型にハマったら侮れない存在として注目しないワケにはいかないでしょう。
メイショウタバルはここが6戦目と経験が豊富ですし、坂井騎手は「乗りやすくて楽しみな馬」と仰っています。それでもこういうタイプは常に伏兵扱いになりがちですが、このあとはどうするのかなぁ…。
**2024/3/23阪神11R 毎日杯(G3/芝1800m)・重**
毎日杯【2024年3月23日阪神11R】:競馬ラボ