シュウジデイファーム在厩のMore Than Sacrid’23は、おもに場内でダク、ハッキング3000mを消化しています。
◇岸本担当のコメント 「元気を余して少々子供っぽいところを見せますが、基本的には悠然と構えることができそうなタイプ。いくつかの小さなコースを使い分けて、BTC(軽種馬育成調教センター)入りに向けての下準備を進めているところです。着実にコントロールが利くようになってきました」
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輸入検疫を経てシュウジデイファームへ移動したのが昨年の11/16でしたから、もうあと10日ほどで着地検疫期間が明けますね。シュウジデイさんでは検疫明け早々からBTC入りをすべく準備が進んでいるようですし、その中で「着実にコントロールが利くようになってきた」というのは(検疫期間の有効活用という意味で)ありがたいことです。
本馬に関しては、G1馬の下という血統面、そして雄大な馬体からも大きな期待をしているわけですが、それが実際どうなのか?は全くの未知数ですからね。かなり立派なサイズの馬だけに、特に立上げ期は慎重に進めていった方が良いでしょうし、期待に見合う素質があるかどうかの判断は、少し長い目で見守りつつやっていきたいと思います。
でもなぁ、そんなに簡単に強い馬が出るとは思っていないものの、歩かせると何となくそれらしい雰囲気があるんですよねぇ…。いやいや、現時点であまり先走って思い込むのはやめにしておきます(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のMore Than Sacrid’23:公式HP(2025/1/21更新)より】
シュウジデイファーム在厩のディメンシオン’23は、おもにBTCのダートトラックで軽め2500m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター1本を消化。適時、終い15秒台で乗られています。
◇岸本担当のコメント 「現在はBTCに滞在して経験を積んでいるところ。まだ若さを見せますが、自分からグイグイと行きますし、結構楽に動けるようになってきましたね。ここ最近の上昇度で言えば、本馬が一番。だんだんと血統面の良さが表れてきたのではないでしょうか」
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今までは成長進度がゆっくりで、どちらかというと『幼さ』が目立っていた本馬ですが、ここにきて少しずつ体力がついてきたのか、岸本さんから「自分からグイグイと、結構楽に動けるようになってきた。ここ最近の上昇度で言えば本馬が一番、血統面の良さが表れてきた」と、非常に嬉しいコメントをもらうことができました。
もちろん、馬体には(サイズ感も含めて)幼さが残っていて、まだまだこれから成長してもらわないと困るわけですが、動画を見ると、現時点でも柔らかい身のこなしや全体の雰囲気から、素質の高さ、ポテンシャルでは他馬とひと味違うのでは?と感じさせます。実際、調教ペースにおいても一気に進んでいた馬たちとの差を詰めていますからね。
ただし、ミスペンバリーの仔ですから焦らずじっくりの方が良いだろうという気持ちも。。でも、矢作厩舎は『何となくゆっくり』やることはしないですし、今後も順調にいくようなら、比較的早いデビューを狙うパターンかもしれません。
【シュウジデイファーム在厩のディメンシオン’23:公式HP(2025/1/21更新)より】
シュウジデイファーム在厩のステラリード’23は、おもにBTCのダートトラックで軽め2500m、坂路でハロン18秒ペースのキャンター1本を消化。適時、終い15秒台で乗られています。
◇岸本担当のコメント 「お尻の大きさが目立ち、バランスのちょうど良い体つき。坂路でも抑えるのが大変なくらいの勢いで駆けてくれますので、より良いフォームで走れるように仕向けていき、動きの精度を高めていきたいですね。頭の高さはそれほど気にならなくなってきました」
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岸本さんが仰る通り、ステラ産駒にしてはお尻からトモにかけての肉付きがとってもイイ感じ。バランスの良さは相変わらずですし、やはり本馬は、今まで出資をしてきたステラ仔たちの中でも上位のデキだと思います。
ただし重賞を勝ったキングエルメスとの比較で言えば、本馬の動きには若干の硬さが残っている気もしますので、それがトレーニングの中で解消していくのかどうか…といった点にも注目していきたいです。
今回は気性面に関するコメントがありませんでしたが、「坂路でも抑えるのが大変なくらいの勢いで駆けてくれる」「頭の高さはそれほど気にならなくなってきた」ということであれば、全体的にはとても順調なのでしょう。
実際、終い15秒の速めを含めて進んだ組で調教されているようですし、あと数ヶ月もすれば、この馬も(ステラリード産駒らしく)夏の北海道・早期デビューを目指しているのかもしれません(^^ゞ
【シュウジデイファーム在厩のステラリード’23:公式HP(2025/1/21更新)より】
シュウジデイファーム在厩のOnonimo’23は、おもに場内でダク、ハッキング3000mを消化。BTC入りも開始しています。
◇岸本担当のコメント 「いくらか敏感で性格的にピリッとしたところはありますが、BTCに入っても落ち着いた状態で乗れていますし、ハミ受けなどもだいぶ良くなってきたように思います。まずは新しい環境に馴染ませて、様子を見ながら進めていきましょう」
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3ヶ月の着地検疫が明けてBTCでのトレーニングが始まりました。これで、ようやく本格的なトレーニングのスタートラインに立ったと言って良いですし、ここまでの準備期間を無駄にせず、ハミ受けなどに進境あるのもイイですね。
若干気になる点はと言えば、(動画で確認できる)歩く際の仕草でありまして、やや頭を高くして周りを気にしていると言いますか、何となく神経質で臆病な一面が垣間見えている気もします。ただ、それでもBTCでは落ちついて乗れているわけですし、現時点であまり心配してもどうにもなりませんから、時間の経過とともに落ち着いてくることを期待します。
その一方で、馬体に関しては段々とそれらしくなってきていると思います。今の見た目だと、どちらかというとスピードが勝っているように感じますが、それも含めて今後、トレーニングが本格化する中での変わり身に注目したいと思います(^^)
【シュウジデイファーム在厩のOnonimo’23:公式HP(2025/1/21更新)より】
ファンタストクラブ在厩のオピュレンス’23は、おもに屋内ダートコースで軽め1600m、週2回は坂路でハロン16秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「周回コースとは異なり、坂路では体を大きく使わせるイメージで調教しています。気分よく走れていますし、登坂後に馬道を歩いて帰ってくる頃には息が整い、ケロッとしていますからね。基礎体力が付きつつある状況ですので、適時スピード調教に移行できればと思います。日も少しずつ長くなっているように春まであとひと月弱。これからさらに成長が見込めるのではないでしょうか」
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5月生まれの牝馬ということもあり、同世代の出資馬たちに比べて幼さが目立っていた本馬ですが、ここにきて基礎体力がついてきて、坂路を気分良く駆け上がれるようになったのは大きな進歩だと思います。
佐久間さんのコメントにもあるように、本格的な成長はこれからだと思いますが、できれば馬体重も450kg程度までは増やしておきたいですし、その中で15-15を楽々こなせるようになれば… と贅沢を言い出すとキリがないですが、血統的にも期待の大きい馬だけに、どうしてもアレもコレもと望みたくなってしまいます(^^ゞ
いずれにしても、この時期は順調であることが一番大事! その点で言えば、(遅生まれの分)多少スタートが遅れたことが気にならないほど順調ですし、気性も素直らしいので、このままトレーニングを進めていけそうで心強いです。
【ファンタストクラブ在厩のオピュレンス’23:公式HP(2025/1/21更新)より】