栗東トレセン在厩のパンサラッサは、12日、坂路で53秒台をマークしています。
- 22.10.13 助 手 栗東坂良 1回 53.1-38.2-24.8-12.2 馬ナリ余力
- 22.10.10 助 手 栗東坂不 1回 59.0-42.8-27.8-13.7 馬ナリ余力
◇矢作調教師のコメント 「北海道からの直接輸送だったためでしょうか、帰厩直後は少々お疲れ気味の様子でしたが、乗った印象は相変わらず元気いっぱい。12日も馬なりで気持ちよく走れていたと思います。休み明けの影響で現時点ではまだネジが締まっていない感じですので、これから追い切りを重ねていくなかで巻いていきたいですね。目標レースは10月30日(日)東京11R 天皇賞・秋(G1・芝2000m)。東京、ドバイと左回りの実績もありますし、距離も2000mまでなら問題ないでしょう」
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遠足大好きのパンサラッサが長距離輸送で「多少お疲れ気味」となったのは意外ですが、考えてみれば、さすがに北海道から栗東をノンストップで移動をすると、気持ち(ルンルン気分?)には関係なく体力は使いますからね(^^;)
それでも坂路に入れば「馬なりで気持ちよく走れていた」とのことですし、あっさり53.1-12.2秒が出せるのは大したもの。。本番までにはたっぷり2週間の時間がありますので、心身ともに良い状態に持っていけるだろうと思います!(と言いますか、そこはもう厩舎の皆さんにお願いするしかないですけれどm(_ _)m)
ところで、噂によると、クレッシェンドラヴの引退レースとなったオールカマーで1年7ヶ月ぶりに復帰を果たしたバビットが、天皇賞・秋に出走するらしいです。もしも本当にそうなら3歳時のラジオNIKKEI賞以来の対決で…。
あの時は最内枠を引いたバビットが逃げて8枠からのパンサラッサが3~2番手の競馬。結果、バビットが5馬身差の逃げ切り圧勝劇を見せ、勢いに乗ってセントライト記念も制したわけですが、紆余曲折の末に天皇賞という最高の舞台で再戦ができるとは、ジャックドールとの再戦に加えてもう一つ楽しみが増えた気がしています。
いや、オールカマーのバビットは私が思っていた以上に良い走りをしていて、4角の手応えなどは『このまま逃げ切っちゃうかも…』と感じるほどでした。最後に差されて4着になったのが休み明けの分だとすれば、改めて地力の高さを証明したレースと言えるでしょうし、強くなったパンサラッサといえども油断して良い相手ではありません。
果たしてパンサラッサ、ジャックドール、バビットの関係性がどうなるのか、(矢作先生はじめパンサラッサ陣営にハナを譲る気は1ミリもないだけに)枠順抽選の結果も大いに注目されることになりそうです。
ちなみに、個人的にはバビットより内側、ジャックドールより外になるのが理想かなと…。バビットより内枠希望は単純な理由からですが、前走札幌記念の成功体験でさらに番手志向が強まったであろうジャックドールに対しては、あえて外から被せてハナを奪うカタチの方がプレッシャーを与えられる気がするんですよね(^^ゞ
【天皇賞・秋】パンサラッサが坂路で初時計 池田厩務員「自分の競馬に徹するだけ」 : スポーツ報知
◆天皇賞・秋・G1(10月30日、東京・芝2000メートル)2週前追い切り=13日、栗東トレセン
札幌記念2着のパンサラッサ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が、帰厩後初時計を出した。栗東・坂路でスムーズな脚さばきを披露し、53秒1ー12秒2で駆け抜けた。
池田厩務員は「雰囲気は悪くない。(騎乗した)岡助手も『動きは良かった』と言っていた。前走はタフな競馬だったけど、あの子らしいパフォーマンスができたんじゃないか。ハナに行けたら自分の競馬に徹するだけ。4コーナー先頭でどれだけ粘れるか」と、ドバイ・ターフ以来のG1勝利に期待を込めた。
パンサラッサ Photo by スポーツ報知
理想は昨年の福島記念。馬が勝手にレースを引っ張り騎手は馬の行く気に任せたレース。あの時のパドックの気配は抜群でした。
もしまたあの気配なら枠はどこでもいいような気もするんですけどね。
確かに、最近は以前よりテンション高めのケースが目につきますね。
果たして今度はどうなのか…
どんな状態でも勝って欲しいですけれど(^^ゞ