ジュライカップ(英ニューマーケット)に出走したキングエルメスは11着でした。
【レース内容】僅かに出遅れて最後方。二の脚で4番手まで押し上げましたが、前半からあまり手応えが良くなく、久々の6F戦、初めての直線競馬、初めてのコースに少し戸惑いがあったようにも見えました。それでも諦めることなく頑張ってくれましたが、最後の坂で力尽き、11着での入線となりました。
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出遅れは痛かったです(^^;)
ただ、出遅れていなければ勝っていた…と言うワケにもいかなそうで、やはり、マイルから一気の距離短縮、初めての直線競馬への戸惑い、やや急仕上げだったことも含めて、実力を出し切れたとは言えないレースだったようにも感じました。
それでもキングエルメスは坂井瑠星騎手のムチに応えて最後まで頑張って走ってくれましたし、歴史と伝統あるジュライカップを戦えたことはすごく良い経験になりました。まあ、スタートが決まってスンナリ先行出来ればもしかして…の期待を持って応援していたものの、簡単に勝てるレースでないことは最初から分かっていましたからね。
初の海外遠征でG1制覇の夢は達成できませんでしたが、8月には仏ドーヴィルで行われるモーリスドゲスト賞が待っています。ジュライカップを使ってキングエルメスの状態も上がるでしょうし、より日本調教馬向きの平坦コースになりますので、(もちろん簡単なレースではないでしょうけれど)次走での巻き返しに期待したいと思います。
今日は英国競馬の厳しさを思い知るかたちになりましたが、27日のサセックスSにはバスラットレオンが出走しますので、この口惜しさ、この借りは兄貴分にきっちり返してして欲しいと思います!
【ジュライC】キングエルメスは11着 2000年アグネスワールド以来の勝利はならず : スポーツ報知 (hochi.news)
◆第142回ジュライC・G1(7月9日(日本時間10日)、英国ニューマーケット競馬場・芝直線1200m)
日本からキングエルメス(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が参戦したが、11着に終わった。日本馬にとって、2000年のアグネスワールド以来となる22年ぶりの勝利はならなかった。なお、勝ったのはアルコールフリー(牝4歳、ボールディング厩舎、ホーンビー騎手)で、G1・4勝目を挙げた。勝ち時計は1分9秒47。
日本ではNHKマイルC(6着)参戦があったキングエルメスは、初の海外遠征だった。矢作調教師は「今回は挑戦です」と戦前に説明していたが、同馬のベストが1400メートルという見立てから、ニューマーケットでは1200メートルがフィットすると判断しての出走でもあった。
ただ、渡欧から日の浅かった今回はあくまで前哨戦。トリッキーなコース形態の多いイギリスよりも、次戦に予定する仏国G1のモーリスドゲスト賞(8月7日、ドーヴィル競馬場・芝1300メートル)を狙った遠征でもある。今回を叩かれ、気配はさらに上向いてくるはず。本番での激走を期待したい。
道中10秒台のラップが何度かあって、その先に急勾配の上り坂が控えているという過酷なレースは日本生産馬にはきつい洗礼だと思います。
次のフランスは、レースがしやすいのではないかと思いますので、切り替えて次戦に向けて調整をお願いしたいと思います。
ずっと下り坂を走って最後に急な上り坂…
やはり、一回試走したぐらいでは難しかったですね(^^;)
でも、本当に広々とした綺麗なコースで、ここで勝ちたいと思ってしまう皆さんの気持ちがよく分かりました。
フランスでの巻き返しに期待します。
ですが、出遅れにも怯まず前に出してくれたのは個人的に嬉しいですし、次に繋がる一戦になったと信じましょう。
いろいろ要因はあるのでしょうが、戸惑っているうちに終わってしまった…というのは本音だと思います。
次走のフランスでは、違った姿を見せてくれるでしょう!