【中日新聞杯】デシエルトがマイペース逃げで快勝!芝に戻り連勝で重賞初制覇:サンスポZBAT!
第60回中日新聞杯(3歳以上オープン、G3、芝2000m、ハンデ)は、岩田康誠騎手の3番人気デシエルト(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎)がマイペースの逃げに持ち込むと、直線でも後続を寄せつけず快勝。ダートから芝に戻り、アンドロメダSに続く連勝で重賞初制覇を果たした。タイムは1分58秒4(良)。
2馬身差の2着にはロードデルレイ(1番人気)、さらにアタマ差遅れた3着にマテンロウレオ(6番人気)が入った。
デシエルトは、父ドレフォン、母アドマイヤセプター、母の父キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。通算成績は14戦6勝。重賞は初勝利。安田翔伍調教師は中日新聞杯初勝利、岩田康誠騎手は2021年ショウナンバルディに次いで2勝目。
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勝ったデシエルトはあのアドマイヤセプターの仔(アドマイヤグルーヴの孫)。新馬戦から3連勝で若葉ステークスを勝ち、皐月賞、ダービーにも出走を果たした期待馬でしたが、ダービー後に休養を挟んでダートに矛先を向け、グリーチャンネルCを勝ったあとに左前の骨折が判明、一年以上の長期休養を余儀なくされてしまいました。
復帰後も一貫してダート戦を使われており、結果、あと一歩勝ち負けの競馬ができずにいましたが、ここにきて芝に戻ってリステッド、重賞を連勝ですから、ようやく本来の能力が開花したということかもしれません。
そのうえで、1、2着馬が前走アンドロメダSと全く同じという結果、同じようなマイペース逃げでの完勝劇は(デシエルトの充実ぶりが一番の理由とは言え)2着以下の馬は一体何をやってたのかな?とい気がしないでもありません(^^:)
ちなみに2着に入ったロードデルレイは、前走では4角で内に入ってしまって踏み遅れての3馬身半差負け、今日は後ろに構え過ぎて(?)差して届かずの2馬身差負け。同じ馬に同じように負かされたことは、当事者の皆さんが一番口惜しいでしょうが、こういうレースを見てしまうと、自分でレースを作れる馬、自在性のある馬の強みを思い知らされます。
しかし、前走や今日のように楽に逃がしてくれるなら、デシエルトは今後も相当に面白そう。相手関係(同型がいるかどうか)などにより、展開がより厳しくなった時にどうなるかは分かりませんが、油断しているとスイスイ行ってしまう逃げ馬の存在というのは、間違いなくレースを面白くする要素の一つですからね(^^)
**2024/12/7中京11R 中日新聞杯(G3/芝2000m)・良**
中日新聞杯【2024年12月7日中京11R】:競馬ラボ
と、とある競馬評論家さんが仰ってました
(ディープインパクトの出現で、その持論が揺らいだらしいですけど(^^ゞ)
数年後、世界中でパン産駒が見事な”逃げ“をしちゃってるのかなぁ(^-^*)
何が最強かは微妙ですが、最初からずっと先頭で走り切る馬が有利なのは自明ですよね。
なので、パンサラッサ産駒にはその道を究めて欲しいです!(^^)
ダートがどうだったかではなく、ここにきて復調+成長しているような気がします。いうまでもなく走る血統ですし、本来この血統も晩成気味ですからね。
しかしこの騎手はうまいですね。トップジョッキーではなくなりましたが、技術はまだ超一流です。
まんまと、してやったり!
ハマった時の岩田パパさんは怖いっすね。
デシエルトも強いし、このコンビは今後も要注意!