吉澤ステーブル在厩のディメンシオン'22は、現在は、おもにBTCの屋内直線ウッドチップ馬場と坂路を併用し、ハロン22秒ペースのキャンター1本を乗られています。2月中旬の馬体重は456kgです。
◇本田広報担当のコメント 「まだ軽めですが段階的にペースを上げており、反動なく乗れていますよ。気性面も悪くないですし、この調子でまた進めていきたいですね。リフレッシュ期間を挟んだことにより、馬体重が大幅に増加。年頭からの一時的なペースダウンがいい成長につながったのではないでしょうか」
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成長促進とリフレッシュを目的とした小休止により、馬体重がこの一ヶ月で20kgほど増加。まさに狙い通りといったところでしょうし、少し休ませれば増えてくれることが分かったのは収穫だと思います。あとはこれが一時的な体重増なのか、それとも中身を伴った成長なのかが問題ですが、それはまあ、これから次第ですからね。
今のところ(私が勝手に心配していた)気性面の問題はないようですし、とにかく慌てずじっくり鍛えていけば、いずれは期待通りのパフォーマンスを見せてくれるだろうと思います。
例によって親バカで申し訳ないのですが、本馬の動画を見るたびに、母系と母父から、その良いところを受け継いでくれたと感じます。それだけにサイズはソコソコでOKですし、本当に良くなるのは古馬になってから…ぐらいの気持ちで見守ります(^^ゞ
吉澤ステーブル在厩のエンパイアブルー’22は、おもにBTCの屋内直線ウッドチップ馬場と坂路を併用し、ハロン17~20秒ペースのキャンター1~2本を乗り込まれています。2月中旬の馬体重は448kgです。
◇本田広報担当のコメント 「まだコンスタントにとはいきませんが、終いを13秒台まで伸ばしてみる日もありました。動きは良く、後半までスピードが持続していましたし、『ここにきて柔らかさが出てきました』と乗り役。いいところがありそうですね。強めを乗った後に飼葉を少し残す点が現状での課題。馬体にボリュームがほしい印象です」
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年末時点で15秒程度、今は13秒台を織り交ぜながらのトレーニングが続いています。
その中でも「動きは良く後半までスピードが持続していた」「ここにきて柔らかさが出てきた」と、とても前向きな評価がもらえているのは嬉しいですし、これはエンパイアブルーとキンカメ系種牡馬の組合せがばっちりハマってくれたかな?と都合良く解釈しておきます。(パンサラッサとの黄金配合実現を改めて期待!)
現状における課題としては、「強めを乗った後に飼葉を少し残す点」とのことで、確かにもうひと回りボリューム感が出て、牡馬らしい身体つきになってくれたら心強い…と思う反面、エンパイアブルーのイメージはこういう身体つきなんだよな…とも感じています。加えてこの系統の脚元のことを考えると、むしろ、あまり大きく増えない方が安心かもしれません。
ちなみに本馬は昨日時点で残228口だそうです。いずれ満口にはなるでしょうが、ひとつ歳下のOnonimo’23(残260口)とどちらが早く売切れるのか、両馬ともに今回の近況が前向きだっただけに、密かに注目したいと思います(^^ゞ
ファンタストクラブ在厩のレトロクラシック’22は、現在は、おもにダート周回コースで軽いキャンター2400mを消化しています。1/31の馬体重は488kgです。
◇佐久間調教補佐のコメント 「飛節後腫の症状が落ち着いてきましたので、先月下旬から少しずつ乗り進めているところ。すでに熱感はなく、特別な治療の必要もない状況です。馬は元気にしてくれており、飼葉喰いや体調にも問題はありませんが、休んだぶんだけ腹目がポッテリ。来週ぐらいからは坂路にも入れて体を引き締めていければと思います」
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飛節後腫の症状が大したこともなく、あまり引き摺らずに済んで良かったです。
ただし、「休んだ分だけ腹目がボッテリ」に関しては、動画の姿を見ると確かに…。この時季にこれだけボリューム感があるのは心強いことではありますが、あまり太すぎると逆の心配も出てきますからね(^^;)
いずれにしても、飛節後種が早めに落ち着いてくれたことで、今回のお休みが『ほど良い小休止』の範囲に収まってくれたのは確かです。このあとは「来週ぐらいからは坂路にも入れて…」とのことですが、季節も良くなっていきますし、ガンガン乗り込んで身体を絞り、見た目のボリュームに相応しい中身をつくっていかなければいけません。
以前の報告ではルーラーシップらしい元気さ(煩い面?)が出てきたとも伝えられていますので、そういった気性面の変化にも気を付けながら、でも遠慮することなく、ビシビシ鍛えて頂ければと思いますm(_ _)m
*飛節後腫 馬の資料室(日高育成牧場): 育成後期に問題となる運動器疾患 (jra.jp)より
飛節の下方後面の硬化腫脹を呈する疾患で、飛節の後面に走行する靭帯や腱もしくはそれらの周囲の炎症であり、若齢馬での発症が多く、飛節の発育の悪い馬や曲飛を伴う肢勢で発症しやすいと言われています。病因として運動時の靭帯や腱の過度な緊張が挙げられます。症状は軽度の跛行が通常で、診断には腫脹部位の圧迫による跛行の悪化や、腫脹部位への局所麻酔での跛行の改善を確認することで診断します。レントゲン検査で飛節に関する他の疼痛性疾患を除外することも重要です。治療としては、急性期には馬房内休養を主な方針として、冷水療法、非ステロイド系抗炎症剤の全身投与や、コルチコステロイドの局所投与を実施することもあります。早ければ1週間ほどの休養で歩様は改善する馬もいますが、1~2ヶ月程度の休養を要することもあります。
ディアレストクラブイースト在厩のセイリングホーム’22は、おもにBTCのトラックで軽め2000mを消化。坂路をハロン17~18秒ペースで乗り込まれています。1月下旬の馬体重は448kgです。
◇高樽担当のコメント 「進んだ組で再びピッチを上げ始めており、現在はハロン17秒ペースを馬なりで楽に登坂。前進気勢がありますし、手先の軽い走りを見せてくれていますよ。まだ後ろから行くと我慢しきれないようなところがありますので、そのあたりをよく教え込みながら調教を継続していきたいところです。自分で体を作っていくようなタイプだと思います」
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年末に15-14までやっていた馬なので、17秒ペースぐらいなら楽々といったところでしょうか。動画を見てもリズムよく歩けているようですし、キビキビとした動きからは運動神経の良さを感じます。高橋担当が「前進気勢があって手先の軽い走りをする」と仰っていますが、それは歩く姿からも伝わってくるものがありますよね。
5月生まれということもあり、多少デビューが遅れるのは仕方がないとも考えていましたが、この感じだと、少なくとも大きく遅れる心配はいらないかも。気持ちが前向きで仕上げやすい部分にダマされてはいけませんが、今までのプロセスを振り返っても、不安要素があまり出てこないですから。(後ろから行くと我慢しきれないところがある…ぐらいは可愛いもの(^^ゞ)
ということで、(出資をしておいて言うのも何ですが)もしかしたら本馬には、私の想定を超える活躍を期待して良いのかもしれません。いや、どの程度を想定していたかはさて置きまして、好調スワーヴリチャード産駒の流れにしっかり乗って欲しいですし、何となくイイ線イケちゃうような気がしてきました!
三嶋牧場(中期育成場)在厩のオピュレンス’23は、引き続き、日中放牧とウォーキングマシン30分で管理されています。
◇前田マネージャーのコメント 「先週来場した調教師によれば、『順調に成長が進んでいますね』とのこと。サイズ的にも大きくなりつつありますし、いつも飼葉をしっかりと食べてくれますからね。健康状態は至って良好ですよ。今年はあまり経験したことがないくらいの暖冬ですが、馬の成長にとっては、むしろプラスに働くのでは。近日中にも再び夜間放牧に切り替える予定となっています」
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蛯名先生が『順調に成長が進んでいる』と仰ったように、この時季に飼葉をしっかり食べて大きくなっているとしたら、5月生まれの本馬にとってはとても嬉しい情報です。今は健康に過ごすことが仕事みたいなものですしね。
更新された動画を見ると、確かにこの一ヶ月で随分成長した様子が確認できます。背丈も大きくなっているでしょうし、サイズがアップしてバランスの良さが強調された感もあり、やはり良い馬だなぁ…と素直にそう思います(^^)
このあとはまた夜間放牧での管理に切り替わるようですが、とにかく無事が第一です。無事でさえあれば、この世代のスワーヴリチャード産駒で最高と言われる血統背景がきっとモノを言うはずですし、その日が来るのを楽しみにしたいと思います(^^)
宇治田原優駿ステーブル在厩のジーベックは、おもにトラック2000mのウォーミングアップ後、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週1回の速めを開始しています。2月中旬の馬体重は478kgです。
◇松山担当のコメント 「半マイルからペースを上げていき、終い2Fを14-14前後で。ここまでに2本やりました。久々のぶん息遣い、動きともにさすがに重たく、調教後は背腰が張る感じですが、まだまだやり始めたばかりですからね。整体などでよくケアしながら、時期的にも後戻りだけはしないように慎重かつ万全を期して体力強化に努めています。まずは週1回の強めを続けてコンディションを上げていきましょう」
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ついに週一回の速めをやるところまで戻ってきました。「久々のぶん息遣い動きともにさすがに重たく、調教後は背腰が張る感じ」なのは仕方がないとして、しっかりトレーニングをやれる状態になったことが大きいです。
私が勝手に設定をした『2月中に15-15』はすでにクリアしていますし、この調子で本数を重ねていけば、きっと近いうちに息ができ上がり、動きも良くなってくるでしょう。これからはとにかくトレーニングあるのみ! 後戻りさえしなければ十分に間に合いますから、慌てず焦らずノンビリし過ぎず頑張って欲しいと思いますm(_ _)m
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、引き続き、日に2~3時間ほどのパドック放牧により管理されています。
◇稲村場長のコメント 「寒暖差などの心配はなく、体調そのものに問題はありませんが、放牧のみで飼葉をセーブしているぶん、さすがに筋肉が落ちて馬体を小さく見せる感じでしょうか。時季的に冬毛が出ていることもあって正直なところ見映えは良くないですね。『次回のエコー検査は2週間後あたり』(獣医師)。患部に腫れや熱感はありません」
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引き続き厳しいですねぇ… 患部に熱感や腫れがなく、体調に問題がないと言っても全く運動をしていませんからね。そりゃあ、「筋肉が落ちて馬体を小さく見せる」のも当然と言いますか(^^;)
次のエコー検査は2週間後とのことなので、次回近況で何らかの進展報告があることを祈りますm(_ _)m
今はただただ我慢あるのみ!!
**2024/2/17京都8R 4歳以上1勝クラス(ダ1400m)13:55発走**
◎ メリタテス
○ モカラエース
▲ エーデルサンライズ
△ ナゲットモンスター
△ フィルムアクトレス
△ ジャーヴィス
△ シゲルソロソロ
メリタテスは1枠2番になりました。
本音を言えば、あまり揉まれない外枠の方が良かったのですが、まあ、決まったものは仕方がありません。今回は厩舎のエース・坂井瑠星騎手が乗ってくれるわけですし、多少のことは何とかしてくれると信じて応援しようと思います。
その上で、枠が2番になったこともあり、ある程度前に行く作戦になるとは思うのですが、どうでしょう、それなりに前で勝負をしたい有力馬がいますので、流れは結構速いと思うんですよね。ポンとゲートを出てスムースに位置が取れたら嬉しいですが、そうならなかった時は『どこまで前を追いかけるのか』が微妙な判断になりそうです。
そのあたりも含めて今回は坂井騎手にお任せですが、メリタテスは後ろからでもある程度以上の脚が使えますので、もしも行けなかったら、腹を括って差し競馬を狙って良いのかもしれません。いや、4kg減がある古川奈穂騎手なら目をつぶって前で勝負がイイと思のですが、坂井騎手は先輩として『ひと味違うところ』を見せたいんじゃないかと思いまして(^^ゞ
バスラットレオンは14日の晩に関西国際空港を出発。15日朝、キングアブドゥルアジーズ競馬場に到着しています。
- 24.02.13 助 手 栗東坂良 1回 52.3-37.6-24.4-12.1 馬ナリ余力
- 24.02.07 助 手 栗東CW重 6F 79.5-65.0-51.4-37.0-12.2(7) 一杯に追う
フォーエバーヤング(三オープン)一杯の外0.5秒先行0.4秒遅れ
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すでに輸送を終えて現地に入ったとのことで、連覇に向けて全ての準備が整いつつある感じです。国内の追い切りは予定通りにこなせましたし、あとは現地での最終調整を残すのみです。
ちなみに、昨年の2着馬Casa Creedが熱発により1351ターフスプリント出走を回避する、との話が伝えられています。正直、外国勢で一番怖いのはCasa Creedだと思っていただけに、若干ありがたいと考えてしまって…。でも、明日は我が身ということもありますし、無事に本番のゲートに入るまでは、とにかく油断なく見守らないとイケマセン。
何だかんだで本番まであと一週間ほどになりました。もちろん連覇をしてくれるのが一番ですが、まずは無事に出走すること、そして何事もなく帰ってきてくれるのが大前提ですからねm(_ _)m
【2023/11/3大井 JBCスプリント(Jpn1/ダ1200m)でのバスラットレオン:公式HPより】
美浦トレセン在厩のピークブルームは、14日、坂路を併せ馬で追い切られています。
- 24.02.14 吉田豊 美南坂良 1回 54.5-39.0-25.9-13.0 馬ナリ余力
ピエフォール(古馬1勝)馬ナリに0.3秒先行同入
- 24.02.11 助 手 美南坂良 1回 55.6-40.5-27.0-13.4 馬ナリ余力
エッセレンチ(古馬2勝)馬ナリに0.2秒先行同入
- 24.02.09 助 手 美南坂良 1回 63.9-46.4-30.2-14.6 馬ナリ余力
◇蛯名調教師のコメント 「乗ってもらった吉田豊騎手によりますと、『それなりに動けてはいますが、まだ物足りない感じ。もう少し反応がほしかったです。もっとトモが入ってくれるといいのですが』とのこと。右にモタれるところもあったようですが、ハミを替えてみたこと、それにイライラもあって右に逃げるような格好になったのかもしれません。目標である3月3日(日)中山6R 3歳未勝利・牝(芝2000m)まであと2週ありますので、進めながら修正していき、少しずつ変わってくれればと思います。脚元に問題はなく、特に痛いようなところはありません」
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いやぁ… 時計も動きもパッとしないと言いますか、時間をかけて立て直した効果があまり感じられず心配です。レースまであと2週間あり、「進めながら修正していき、少しずつ変わってくれれば…」とは思うものの…です。
まあ、現時点で心配し過ぎてもアレなので、とりあえずは3/3の実戦でどこまでやれるかを確認してからですね。。現状でもソコソコやれるのか、それとも物足りない追い切りそのままの結果になってしまうのか…。
今のところは期待感より心配の方がだいぶ大きいですが、それも含めて見守りたいと思いますm(_ _)m