わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

教程1 を始める前に

2008-10-23 16:21:31 | 教程 (陶芸全般を学ぶ)
当陶芸教室「明窓窯」の、電動ロクロの教程(カリキュラム)のポイントを説明いたします。

 当教程は、陶芸の初心者を、対象として設けられた物です。

  それ故、経験者が入門(会員になる)した場合、

  必ずしも、この教程に沿って作陶する必要は有りません。

 作品(湯呑み3個)を作り出す前に、色々説明する事柄が有ります。

① 電動ロクロの使い方を説明します。

 ・ 電動ですので、左右どちらでも回転可能ですが、我が国では、一般的に右(時計周り)回転です。

 ・ スイッチを入れ間違えて、左回転にしてしまったら、スイッチを直ぐに切り替えても、逆転しません。

   (この場合、スイッチを切、回転が完全に止まってから、切り替える、又は回転停止直前に

     音がするロクロなら、この音を聞いてから、切り替える事)

  ・ 回転速度は、個人によって、好みが有りますが、作品の直径の大きい作業部分では、

    回転を遅く、径の小さな部分の作業は、回転を速くします。

     (即ち、土が手に対するスピードをなるべく、一定にする為です)

  ・ スピードは無段可変速で、ペダルを足で操作します。

    又 手でも操作出来る様、レバーが付いている物が多いです。

  ・ 注意事項として、電源をO N にする前に、クラッチを切、回転盤が手で自由に回転する様に

    しておきます。
  
    又電源を O FF にする場合には、回転を完全にとめてから、クラッチを切て下さい。

    このことは是非守ってください。

    クラッチを接続したまま、電源を切ると、電動ロクロの故障になります。

 重要事項: ロクロ作業は、腰を痛めやすい姿勢(前屈み)での作業と成ります。

    時々ロクロの前を離れて、腰を伸ばして下さい(熱中して時を忘れがちに成り易いです)
    
 ② 土の説明、菊練の仕方

   ・ 初心者に適した土を、どの所でも用意されています。(信楽の並漉が多い)

     土の量は出席一回当たり1kgを使うのが普通です。又初心者は失敗し易いので、

     練習用に、別に土を用意する事も有ります。

   ・ 硬さも、ロクロ作業に適した硬さになっていると思います。

   ・ 菊練はロクロ作業には、必須条件です。ロクロ作業をする前には必ず行います。

     但し、初心者にとっては、かなり難かしい事で、最初は「こうゆう遣り方」である

     と言う程度の認識で十分です。これからは、何回も練習しますので心配要りません。

   ・ 最初の教程では、指導者が最終チェックか、指導者が菊練した土を、使います。

  ③ 用意する用具(道具)

   ・ 水(容器に多目に取る): 電動ロクロは、別名「水挽き」と言われ、水を大量に使います。

   ・ 皮(鹿皮): 作品の口縁を拭き、綺麗(滑らか)にすると同時に、土を締めます。

   ・ 竹へら、針、切り糸、(その他 弓、スッポンジ、トンボ等を使う事も有ります)


尚、かなりの部分、既に述べた事柄です。重複した説明は不用かと思いますが、御容赦下さい。
コメント
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