陶芸をやってみたいと、思う方が、段々増えて来ています。
陶芸の面白さが、テレビ等で、色々取上げられて来た、影響かも知れません。
(タレントや、俳優さんなど、陶芸をやっている方、陶芸に興味を持っている方が、多く出演される
番組を、良く見かける様に成りました。)
陶芸の技法には、手捻り(ひねり)と、電動ロクロによる制作の、二つの方法が、あります。
電動ロクロは、ロクロと言う機械を操作し、回転させながら造る方法で、それなりの年数を必要とします。
若い方(特に男性)は、電動ロクロに関心を示します。
(本格的に、陶芸全般を学ぼうとすると、確かに、電動ロクロは、避けれ通れません)
一方手捻りは、3~4歳の子供から、80歳位の方まで、どなたでも、始める事が出来ます。
陶芸と言うと、高尚な趣味の感じがしますが、要は「粘土遊び」です。
但しこの遊びは、その気で、始めれば、かなり奥の深い遊びです。
ほとんどの方は、小学校の、図画工作(図工)の時間に、粘土(又は紙粘土)で、色々な作品を、
造った経験が有り、一度は、手捻りの体験が有るはずです。
そのとき以来、土を触った事が無い人が、ほとんどですが。
では、手捻りの特徴(良い点)を、述べていきます。
1) 作品に、個性が出る。
良く「世界で一つの作品である。」と言われる物は、手で造った物です。
手捻りは、必ずしも、綺麗な形(左右対称など)には出来ません。必ず歪みが生じ易いです。
この歪みが、その作品の特徴で、面白味でも有り、温か味でも有ります。
又、指跡などを、わざと残し、凸凹感を出し、いかにも「手で造りました」の感じが出せます。
2) どんな作品でも、造る事が出来る。
電動ロクロで出来る作品なら、手捻りで造る事が、可能です。
それ以上に、ロクロで出来ない形(丸以外の形)、装飾、大きさを、造る事が可能です。
縄文の時代から、手で造られた作品(土器、土偶、甕棺など)が、いかに多種多様な形であるか、
又その装飾性が、いかに豊富であるか、現代でも十分通用するデザインでも有ります。
手で造る事で、容易に、個性的な作品を作り出す事が出来ますし、その可能性も大きいです。
3) 特別の技術は、いりません。
両手が使えれば(片手しか使えない方も)、作品を造る事は可能です。
幾つかの、約束事を守って貰えれば、どんな事をしても、かまいません。
(約束事: ① 空気を完全に、閉じ込めない事、② 作品が、自立出出来る事、不安定で無い事。
③ 作品の下部が、特別、細くしたり、薄くし無い事。=高温では土は弱くなる為)
粘土(土)を丸めたり、伸ばしたり、切ったり、貼り付けたり、傷(ひっかく)を付けたり、
叩いたり、場合によっては、土を握り締めるだけで、作品にも成ります。
(握り仏を造っている方も、います。)
勿論、要求が高度に成れば、それなりの技術の習得が、必要に成りますが、最初から、
色々の技術は必要有りません。
むしろ、何に興味が有るのか、何を作りたいのかが、重要です。
(例: 食器、花器、箱物、オブジェ、人形、置物、壁掛け、動物、モザイク模様、その他骨壷など)
以下次回に続来ます。
手捻り陶芸
陶芸の面白さが、テレビ等で、色々取上げられて来た、影響かも知れません。
(タレントや、俳優さんなど、陶芸をやっている方、陶芸に興味を持っている方が、多く出演される
番組を、良く見かける様に成りました。)
陶芸の技法には、手捻り(ひねり)と、電動ロクロによる制作の、二つの方法が、あります。
電動ロクロは、ロクロと言う機械を操作し、回転させながら造る方法で、それなりの年数を必要とします。
若い方(特に男性)は、電動ロクロに関心を示します。
(本格的に、陶芸全般を学ぼうとすると、確かに、電動ロクロは、避けれ通れません)
一方手捻りは、3~4歳の子供から、80歳位の方まで、どなたでも、始める事が出来ます。
陶芸と言うと、高尚な趣味の感じがしますが、要は「粘土遊び」です。
但しこの遊びは、その気で、始めれば、かなり奥の深い遊びです。
ほとんどの方は、小学校の、図画工作(図工)の時間に、粘土(又は紙粘土)で、色々な作品を、
造った経験が有り、一度は、手捻りの体験が有るはずです。
そのとき以来、土を触った事が無い人が、ほとんどですが。
では、手捻りの特徴(良い点)を、述べていきます。
1) 作品に、個性が出る。
良く「世界で一つの作品である。」と言われる物は、手で造った物です。
手捻りは、必ずしも、綺麗な形(左右対称など)には出来ません。必ず歪みが生じ易いです。
この歪みが、その作品の特徴で、面白味でも有り、温か味でも有ります。
又、指跡などを、わざと残し、凸凹感を出し、いかにも「手で造りました」の感じが出せます。
2) どんな作品でも、造る事が出来る。
電動ロクロで出来る作品なら、手捻りで造る事が、可能です。
それ以上に、ロクロで出来ない形(丸以外の形)、装飾、大きさを、造る事が可能です。
縄文の時代から、手で造られた作品(土器、土偶、甕棺など)が、いかに多種多様な形であるか、
又その装飾性が、いかに豊富であるか、現代でも十分通用するデザインでも有ります。
手で造る事で、容易に、個性的な作品を作り出す事が出来ますし、その可能性も大きいです。
3) 特別の技術は、いりません。
両手が使えれば(片手しか使えない方も)、作品を造る事は可能です。
幾つかの、約束事を守って貰えれば、どんな事をしても、かまいません。
(約束事: ① 空気を完全に、閉じ込めない事、② 作品が、自立出出来る事、不安定で無い事。
③ 作品の下部が、特別、細くしたり、薄くし無い事。=高温では土は弱くなる為)
粘土(土)を丸めたり、伸ばしたり、切ったり、貼り付けたり、傷(ひっかく)を付けたり、
叩いたり、場合によっては、土を握り締めるだけで、作品にも成ります。
(握り仏を造っている方も、います。)
勿論、要求が高度に成れば、それなりの技術の習得が、必要に成りますが、最初から、
色々の技術は必要有りません。
むしろ、何に興味が有るのか、何を作りたいのかが、重要です。
(例: 食器、花器、箱物、オブジェ、人形、置物、壁掛け、動物、モザイク模様、その他骨壷など)
以下次回に続来ます。
手捻り陶芸