8) 古伊万里様式と柿右衛門様式。
② 古伊万里様式。
) 伊万里焼の著名な作品。
a) 染付の作品(初期伊万里)
・ 染付竹虎文三脚皿: 谷川を渡る虎が見上げる岩に雉(きじ)が止まっている図柄です
高さ 15.0cm、口径 45.6cm。
・ 染付葡萄文菊形鉢: 25弁の切れ込みを入れた、菊形の大鉢です。出光美術館蔵。
高さ 15.0cm、口径 45.6cm。
・ 染付花卉文徳利: 箱根美術館蔵。
高さ 31.5cm、口径 5.3cm、胴径 17.6cm、底径 10.6cm
・ 染付鳳凰文八角壷: 和蘭陀(オランダ)貿易資料館蔵。
高さ 72.6cm、口径 22.8x23.4cm、胴径 42.0cm、底径 19.8cm
b) 赤絵(色絵)の作品。
・ 色絵沢瀉(おもだか)徳利: 東京国立博物館蔵。
高さ 37.2cm、口径 5.1cm、胴径 20.0cm、底径 12.3cm。
・ 色絵獅子牡丹文鉢: 東京国立博物館蔵。
高さ 6.8cm、口径 29.8cm、底径 15.0cm。
・ 色絵花鳥文壷: 寛文年間。 ビクトリア・アルバート博物館蔵。
高さ 28.4cm
・ 色絵琴高仙人文鉢: 梅沢記念館。
高さ 8.9cm、口径 22.6cm、底径 17.0cm。
9) 金襴手様式
藍色と金、赤の組み合わせが基本で、「金欄手(きんらんで)」の古伊万里又は「染錦手」と
呼ばれます。織物の金襴に似ていると処から日本でこう呼ばれています。金彩色絵磁器の事です
① 金襴手は最初に、中国江西省景徳鎮民窯で、16世紀中ごろ(明代嘉靖年間)に作られました。
上絵付した後、金箔を焼き付けて文様を表したものです。
又、後世に成って、金泥を用る様になります。
② 金襴手の磁器には、
) 五彩(赤絵)に金彩を加えた赤絵金襴手。
) 赤地釉に金彩を用いた赤地金襴手。
) 瑠璃(るり)釉の上に金彩を加えた瑠璃地金襴手。
) その他、萌葱(もえぎ)地金襴手。黄地金襴手。白地金襴手などがあります。
③ 我が国の金襴手様式。
) 江戸の元禄期(1688~1704年)に現れた様式です。
中国明代後期の嘉靖、萬暦期の金襴手をモデルにしています。
皿底の銘に「大明嘉靖年製」「大明萬暦年製」と記された物が多く、これはデザインの
一部として取り入れたものであると考えられています。
) 濃い染付に赤や金の絵の具を贅沢に使って、花文様などを器面いっぱいに描き込んだこの
様式は、経済的に豊であった元禄時代の気風を反映したものと考えられています。
) 全体的に装飾効果が高く、輸送されたヨーロッパで好まれ、現在でも大型の壷など多くの
作品が、世界各地の博物館や古城を飾っています。
) 金襴手の著名な作品。
・ 色絵五艘船文独楽形鉢: 箱根美術館蔵。
高さ 9.1cm、口径 36.4cm、底径 20.4cm。
・ 色絵菊形鉢: 伊万里型物の中でも最も華麗な大作です。
高さ 10.9cm、口径 28.9cm、底径 15.4cm。
・ 色絵花卉文角瓶: 近年ヨーロッパから逆輸入された作品です。
通蓋高さ 22.6cm、身高さ 21.8cm、口径 3.0cm、胴径 11.8cm、底径 9.5cm
以下次回「鍋島」に続きます。
② 古伊万里様式。
) 伊万里焼の著名な作品。
a) 染付の作品(初期伊万里)
・ 染付竹虎文三脚皿: 谷川を渡る虎が見上げる岩に雉(きじ)が止まっている図柄です
高さ 15.0cm、口径 45.6cm。
・ 染付葡萄文菊形鉢: 25弁の切れ込みを入れた、菊形の大鉢です。出光美術館蔵。
高さ 15.0cm、口径 45.6cm。
・ 染付花卉文徳利: 箱根美術館蔵。
高さ 31.5cm、口径 5.3cm、胴径 17.6cm、底径 10.6cm
・ 染付鳳凰文八角壷: 和蘭陀(オランダ)貿易資料館蔵。
高さ 72.6cm、口径 22.8x23.4cm、胴径 42.0cm、底径 19.8cm
b) 赤絵(色絵)の作品。
・ 色絵沢瀉(おもだか)徳利: 東京国立博物館蔵。
高さ 37.2cm、口径 5.1cm、胴径 20.0cm、底径 12.3cm。
・ 色絵獅子牡丹文鉢: 東京国立博物館蔵。
高さ 6.8cm、口径 29.8cm、底径 15.0cm。
・ 色絵花鳥文壷: 寛文年間。 ビクトリア・アルバート博物館蔵。
高さ 28.4cm
・ 色絵琴高仙人文鉢: 梅沢記念館。
高さ 8.9cm、口径 22.6cm、底径 17.0cm。
9) 金襴手様式
藍色と金、赤の組み合わせが基本で、「金欄手(きんらんで)」の古伊万里又は「染錦手」と
呼ばれます。織物の金襴に似ていると処から日本でこう呼ばれています。金彩色絵磁器の事です
① 金襴手は最初に、中国江西省景徳鎮民窯で、16世紀中ごろ(明代嘉靖年間)に作られました。
上絵付した後、金箔を焼き付けて文様を表したものです。
又、後世に成って、金泥を用る様になります。
② 金襴手の磁器には、
) 五彩(赤絵)に金彩を加えた赤絵金襴手。
) 赤地釉に金彩を用いた赤地金襴手。
) 瑠璃(るり)釉の上に金彩を加えた瑠璃地金襴手。
) その他、萌葱(もえぎ)地金襴手。黄地金襴手。白地金襴手などがあります。
③ 我が国の金襴手様式。
) 江戸の元禄期(1688~1704年)に現れた様式です。
中国明代後期の嘉靖、萬暦期の金襴手をモデルにしています。
皿底の銘に「大明嘉靖年製」「大明萬暦年製」と記された物が多く、これはデザインの
一部として取り入れたものであると考えられています。
) 濃い染付に赤や金の絵の具を贅沢に使って、花文様などを器面いっぱいに描き込んだこの
様式は、経済的に豊であった元禄時代の気風を反映したものと考えられています。
) 全体的に装飾効果が高く、輸送されたヨーロッパで好まれ、現在でも大型の壷など多くの
作品が、世界各地の博物館や古城を飾っています。
) 金襴手の著名な作品。
・ 色絵五艘船文独楽形鉢: 箱根美術館蔵。
高さ 9.1cm、口径 36.4cm、底径 20.4cm。
・ 色絵菊形鉢: 伊万里型物の中でも最も華麗な大作です。
高さ 10.9cm、口径 28.9cm、底径 15.4cm。
・ 色絵花卉文角瓶: 近年ヨーロッパから逆輸入された作品です。
通蓋高さ 22.6cm、身高さ 21.8cm、口径 3.0cm、胴径 11.8cm、底径 9.5cm
以下次回「鍋島」に続きます。
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