大きな作品(大物)を作る話を、続けます。
3) 手捻りで作る。
② 板状の土を、貼り合わせて、(積み上げて、又は、組み合わせて)大きな作品を作る。
a) 大きな箱の様な形を作る際、陶板を貼り合わせて、作るのが一般的な方法です。
イ) 必要数の陶板を、作ります。大きい作品ならば、肉厚を厚くし、強度を強くする必要が
あります。
ロ) 底に成る陶板の周囲に、自立できる程度に乾燥させた、陶板を順番に立てます。
接着面に針や竹べらで刻みを付け、同じ土で作た「どべ」を塗り、接着面を押し付けて
貼り付けます。押し付けた際に、「どべ」が接着面から「ニョロ」と出る位、タップリ
付ける事が大切です。更に、接着した内側の角部には、拠り土を入れて、補強します。
張り合わせた痕は、消します。
ハ) 周囲が全て陶板で囲まれるまでは、立てた陶板には支えが、必要に成ります。
立てた陶板の外側を、平らな板などで支えます。
ニ) 注意する事は、立てる陶板は、隣同士に成る順序で、組み立てる事です。
更に、単に垂直(直角)に立てるのではなく、或る角度を付けて、貼り合わせる場合も
在ります。貼り付ける順番によっては、作業がはなはだしく、困難に成る事もありますので、
組み立てる前に、手順を考えておく必要があります。
ホ) 天井を部分を貼る場合:作品に拠っては、天井部分が必要に成る事もあります。
密封形で、内部に手が入らない場合には、拠り土による補強が出来ません。それ故
しっかり刻みを入れ、「どべ」も多目にします。
へ) 天井部が広い場合には、焼成時に垂れ下がる恐れもあります。
天井部をフラットにせず、「かまぼこ形」したり、周囲から天井を支える部材を、土で作る
必要があります。
③ 土を積み木の様に、組み立てた作品の場合: 実用的と言うよりも、見せる為の作品の
オブジェや、陶壁の様な作品の場合が、多いです。板状に限らず、球や半球、三角や四角形、
棒状や円筒形、円錐形、薄い板、不定形などの部品を、連結して、作品に仕上げます。
イ) 図面などを作り、作りたい作品を、視覚的に確認します。
ロ) 作り方を検討します。即ち、単に下から積み上げていく方法なのか、或いは、部分部分の
パーツを作り、最後に全体を組み合わせて、完成させるのかと、言う事です。
作品を上に載せていくには、当然それを支える部分は、乾燥し強度が強くなければ、
作品は、崩壊してしまいます。
ハ) 方針が決まれば、作品に取り掛かりますが、その前に、試作をした方が良いでしょう。
試作は、縮尺1/2(体積では1/8に成ります)程度にし、作りながら、問題点を、
洗い出します。特に、予め予想していた形に成っているか、強度は十分か、更には、
作り易いかどうかも、チェックポイントに成ります。
ニ) 試作で、或る程度満足が、行くようでしたら、いよいよ本番に取り掛かります。
試作に比べ、体積も8倍に成りますので、困難さも増えるはずです。
④ 大きな鉢や袋物(壺、花瓶など)を作る。
以下次回に続きます。
3) 手捻りで作る。
② 板状の土を、貼り合わせて、(積み上げて、又は、組み合わせて)大きな作品を作る。
a) 大きな箱の様な形を作る際、陶板を貼り合わせて、作るのが一般的な方法です。
イ) 必要数の陶板を、作ります。大きい作品ならば、肉厚を厚くし、強度を強くする必要が
あります。
ロ) 底に成る陶板の周囲に、自立できる程度に乾燥させた、陶板を順番に立てます。
接着面に針や竹べらで刻みを付け、同じ土で作た「どべ」を塗り、接着面を押し付けて
貼り付けます。押し付けた際に、「どべ」が接着面から「ニョロ」と出る位、タップリ
付ける事が大切です。更に、接着した内側の角部には、拠り土を入れて、補強します。
張り合わせた痕は、消します。
ハ) 周囲が全て陶板で囲まれるまでは、立てた陶板には支えが、必要に成ります。
立てた陶板の外側を、平らな板などで支えます。
ニ) 注意する事は、立てる陶板は、隣同士に成る順序で、組み立てる事です。
更に、単に垂直(直角)に立てるのではなく、或る角度を付けて、貼り合わせる場合も
在ります。貼り付ける順番によっては、作業がはなはだしく、困難に成る事もありますので、
組み立てる前に、手順を考えておく必要があります。
ホ) 天井を部分を貼る場合:作品に拠っては、天井部分が必要に成る事もあります。
密封形で、内部に手が入らない場合には、拠り土による補強が出来ません。それ故
しっかり刻みを入れ、「どべ」も多目にします。
へ) 天井部が広い場合には、焼成時に垂れ下がる恐れもあります。
天井部をフラットにせず、「かまぼこ形」したり、周囲から天井を支える部材を、土で作る
必要があります。
③ 土を積み木の様に、組み立てた作品の場合: 実用的と言うよりも、見せる為の作品の
オブジェや、陶壁の様な作品の場合が、多いです。板状に限らず、球や半球、三角や四角形、
棒状や円筒形、円錐形、薄い板、不定形などの部品を、連結して、作品に仕上げます。
イ) 図面などを作り、作りたい作品を、視覚的に確認します。
ロ) 作り方を検討します。即ち、単に下から積み上げていく方法なのか、或いは、部分部分の
パーツを作り、最後に全体を組み合わせて、完成させるのかと、言う事です。
作品を上に載せていくには、当然それを支える部分は、乾燥し強度が強くなければ、
作品は、崩壊してしまいます。
ハ) 方針が決まれば、作品に取り掛かりますが、その前に、試作をした方が良いでしょう。
試作は、縮尺1/2(体積では1/8に成ります)程度にし、作りながら、問題点を、
洗い出します。特に、予め予想していた形に成っているか、強度は十分か、更には、
作り易いかどうかも、チェックポイントに成ります。
ニ) 試作で、或る程度満足が、行くようでしたら、いよいよ本番に取り掛かります。
試作に比べ、体積も8倍に成りますので、困難さも増えるはずです。
④ 大きな鉢や袋物(壺、花瓶など)を作る。
以下次回に続きます。
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