東奔西歩の 『出路迦芽』 写真館

『人も歩けば...』でデジカメ片手に東奔西歩し出会ったお気に入りの写真と日々変化する富士山の写真をお届けします。

『釜谷富士』を尋ねて

2006年08月22日 | モブログ
8月22日(火)の今日は、『日本列島縦断歩く旅』その58のおまけウォークで半日の時間を利用して恵山へ行く途中の釜谷町にそびえる『釜谷富士』を写真撮影に訪れました。
函館駅発6:54の恵山行きのバスに乗り、釜谷町の1つ手前の町の小安町の小安BSに7:44に到着し『釜谷富士』が綺麗に見える場所を探しながら釜谷町へと向かいました。
重たい荷物の入ったザックは駅のコインロッカーに預け、ナップサックだったのでルンルン気分で海岸沿いの長閑な道を進みました。
海を見るとたくさんの小さな漁船が沖合に出ており、双眼鏡で沖合の様子を見ていた人に尋ねと『今は昆布漁の最盛期で昆布を採っている。』と言われ納得しました。
潮光中学校まで来るとやっと円錐型をした『釜谷富士』らしき山が見えてきました。
坂を登っていくと中学校の門の前に出て、ここで写真を撮っていたら上の道から地元のおばさんが降りて来たので、『あの山が釜谷富士ですか?』と訪ねると『釜谷富士』に間違いなく、綺麗に見える場所まで教えてくれました。
『釜谷富士』は、2万5千分の1の地形図に登山道や名前すら載ってなく、事前に今は函館市となった旧戸井町の役場に問い合わせて登山道が無いことか解っていたので、汐首岬まで歩く予定にしていましたが、海に浮かぶ『釜谷富士』の写真を撮りたくなり、釜谷漁港の張り出した堤防に行き、心行くまで『釜谷富士』の写真撮影を楽しんで、10:49発の函館行きバスに乗る為、釜谷BSに向かいました。
定刻になってもやって来ないバスを待っていたら、荷物満載のカートを引っ張りながら歩いてきた年配の人が代わりにやって来たので話しかけて見ると、『7年前に本州6000キロの歩きを終えて、今北海道の歩きを始めたところだ。』と言われ、もっと話をしたかったのに、無情にもバスがやって来て心残りのままバスに乗車しました。
函館駅からの列車の時間に余裕があったので、湯の川温泉で下車して、400円なりのホテル雨宮館の温泉に浸かりサッパリして路面電車に乗り換えて函館駅へと向かいました。
重たいザックをコインロッカーから出して土産を買い13:54発のスーパー白鳥に乗り込み北海道を後にしました。
これで予定通り帰れると思ったら、大雨の影響で青森から八戸へ向かう途中徐行運転となり、11分間の貯金を使い果たしてしまいましたが、身延線の電車と違って同じJR東日本管内なので東北新幹線のはやてはちゃんと待っていてくれ、予定より12分遅れで東京に向けて出発しホッとしました。
東京駅に近付くと『名古屋~岐阜羽島間が大雨の為運転を見合わせている。』との社内アナウンスがあり、一瞬ドキッとしましたが、『名古屋までは定刻通り動いている。』の追加のアナウンスがありホッとして、定刻より5分遅れで到着し、乗り換え時間にゆとりが無くなった20:27発の名古屋行きのこだまに無事乗車出来てホッとしました。
こだまが三島駅を過ぎると雨音が聞こえてきて、雨を覚悟していましたが、21:43に新富士駅に到着し、外へ出ると雨は止んでおり、自転車で無事に22時前に帰宅することが出来ました。
最後にチョツピリハプニングがありましたが、初日に雨に逢っただけで曇り空で涼しく歩け、楽しかった5日間の北海道の歩く旅を終えることが出来ました。 アップした写真は、昆布干しの背後に姿を見せるの『釜谷富士』です。