善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

下諏訪温泉の旅(2)・毒沢温泉沢乃湯

2009年12月22日 | 温泉

毒沢温泉は不思議な鉱泉です。
源泉の温度から言えば冷鉱泉といえるほどで、湧出場所の温度は2~4度だそうです。

毒沢温泉は、下諏訪温泉から和田峠に向かう途中にありますが、今では、諏訪湖が見渡せるこのあたり一帯は住宅地になっています。

沢乃湯は農家か、しもた屋のようなたたずまいで、神秘の湯の宿(国民宿舎)とはとても思えません。

(毒沢温泉沢乃湯)

玄関から案内を請うと誰もいないらしく、後から来た宅配便の運転手もケータイを玄関から掛けてみて誰も出ないのでお手上げの様子でした。

日帰り入浴料金を受付に置き、家人と共に中に入り、案内順路に従って男女別の浴室に行き入浴しました。

質素な脱衣場で棚に脱いだものを入れ浴室に入ると茶褐色のお湯があふれています。

(沢乃湯浴槽)

浴感は特に特徴のあるモノではありません。

ただ茶褐色が濃く、タオルは直ぐに色に染まってしまいました。
透明度も非常に低くお湯に浸けた手は10センチほどで見えなくなります。

浴槽の脇に源泉の蛇口があり、透明の冷鉱泉がプラスチックのコップにあふれていました。
飲用とあったので飲むと、レモン水の味でしたが後口はあまりよくありません。

(沢乃湯冷鉱泉)

このお冷鉱泉は、入浴用に暖めると茶褐色になり、堆積物が析出するようです。

薬効のあるお湯で、諸病に効くうえ、飲用でも人気があるようです。

ゆっくりと温泉に暖まった後、玄関先で待っていましたがまだどなたも戻ってきませんでした。

後日電話でお礼を述べた際、不在で申し訳なかったと謝られました。
何とものんびりした良い体験でした。

詳細は下記のホームページからどうぞ
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