おびなたの湯は露天風呂だけの共同浴場です。
白馬八方温泉を開発してすぐに公開するには露天風呂だけのほうが手早かったのではないかと推測されます。
また、源泉に近い場所のほうがパイプラインの敷設も早かったかも知れません。
おびなたの湯は八方尾根の直下の旅館街よりもかなり離れています。
また、第一郷の湯や第二郷の湯からもかなりの距離です。
車がないのでタクシーでかけつけました。
管理小屋の前のコインロッカーで貴重品をあずけて小川をわたり脱衣小屋に行きます。
(おびなたの湯の管理小屋)
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脱衣小屋の一部は蚊帳のような白い薄布で覆われていました。
質素な小屋です。
私はこういうたたづまいが好きです。
(脱衣小屋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/6b/9ad1ea7474ee38c3180524005168af78.jpg)
裸になって露天風呂側に出ると、露天風呂も脱衣小屋の庇も白い布に覆われ、まるで蚊帳の中に露天風呂があるような有様です。
(露天風呂側から見た脱衣小屋)
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これはアブ対策でしょう。
また、これからはじまる落ち葉対策にもなりそうです。
(露天風呂)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/96/432b67e081fe13e79bda4c59cf352586.jpg)
露天風呂は巨岩の中にあるようなしつらえで、野趣満点です。
お湯は、白馬八方温泉自慢のアルカリ性単純温泉で、源泉に近い分(引湯の距離が少ない分)新鮮で濃厚なぬるぬるスベスベの度合いが強いのです。
(別角度から見た露天風呂)
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入っている若者たちは、夏の休暇で関東から来ていました。
この春就職して、最初の同窓会とのことでいろいろの人の消息を話していました。
八方地区から自転車でやってきて自転車で戻っていくと云っていました。
この地区の共同浴場としては、是非訪問したいお湯の一つです。
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