イチハツとジャーマンアイリスが咲き始めました。
イチハツとジャーマンアイリスは非常に紛らわしい花ですが同時期に咲き始めるので一層困惑します。
昨年、見分け方を学びこのブログでアップしましたが、改めてここに書いてみます。
先ず大きさはジャーマンアイリスの方が丈も花も一回り大きく咲きます。
(ジャーマンアイリス)
(ジャーマンアイリスの花1)
ジャーマンアイリスの花弁は6枚で内花被片(上弁)と外花被片(花弁)が3枚ずつあります。通常上弁は閉じたままなので花の内部は見ることが出来ません。
この花の上弁の一枚を開いて撮しています。
そして内部に髭状の突起(黄色)も見えるようにしました。
(ジャーマンアイリスの花2)
(ジャーマンアイリスの花3)
一方イチハツは丈も花もやや小さめです。
(イチハツ)
イチハツの方は、6弁の花弁が全て開いたままで咲きます。
ですから内部もオープンになっており、鶏冠状の突起が見えます。
(イチハツの花1)
(イチハツの花2)
つまり、ジャーマンアイリスとイチハツの違いは
1.花弁が一部閉じて咲くか?開いて咲くか(上弁は閉じているか開いているか)
2.ジャーマンアイリスは上弁が大きくイチハツは上弁が小さい
3.内部の突起がどうなっているか?(髭状か鶏冠状か)
ということだそうです。
イチハツとジャーマンアイリスの花の内部を一つの画像にまとめました。
左側がイチハツ、右側がジャーマンアイリスです。
(イチハツとジャーマンアイリスの花比較)
どちらも、春を代表する園芸種で紫の花を見ると春を実感します。