善人閑居

鎌倉の風物詩と全国の温泉の旅を写真で報告します。

鎌倉身辺雑記・ヒサカキの実

2020年11月16日 | 鎌倉
ウオーキングの途中で、黒くやや大きめの鳥がホバリングしながら黒い実をついばんでいるのを見かけました。近づくと鳥は逃げましたが、木には黒い実がびっしりとついていました。

家に戻って調べてみると木の名は「ヒサカキ」(非榊、姫榊)。本物の榊と間違われる事もたまにあるようです。


(ヒサカキ)


本榊(ほんさかき、ホンサカキ)とヒサカキとの大きな違いは

1、ホンサカキの葉は縁がのっぺりしている
  ヒサカキの葉はギザギザがある
2、ホンサカキの実はヘタが長くまばらに付く
  ヒサカキの実は密集して付く
3,ホンサカキの花は花茎が長くまばらに咲く
  ヒサカキの花は枝に近く密集して咲く

の三点だそうです。

(ヒサカキの葉)



(ヒサカキの実1)


(ヒサカキの実2)


(ヒサカキの実3)


(ヒサカキの実4)


(ヒサカキの実5)


散歩道の途中の生け垣などをよく見てみると、ホンサカキらしい木が密集した木々の中にあるようなので、花のシーズンに両者の花でも撮って比較してみたいと考えています。

ヒサカキの花言葉は

神を尊ぶ
内気
治癒

だそうです。

本榊の無い地方ではヒサカキを神事の代用にする地域もあるらしく、花言葉も本榊に準じているものと考えられます。