ちょっと、あまりにも現実的なことを言うようだが
ミディとのボーナスバケーションも終盤に指しかかっているのかなと思う。
今週はすでに、ドクターが言っていた
『ステロイドが効いたとして4週間の効き目です。』
の、4週間目だ。
やっぱりずっと彼女の体調を見ていてわかるんだよね。
最近本当に体力が落ちた。
食欲も落ちた。
体調が悪いから食欲もドミノ倒しで落ちるわけで。
それでも目の輝きは健在で、昔からあの大きな瞳で人を見据えるところがあったけど
今でもどうかすると、彼女の視線に気がついて彼女を見る、なんてこともあるんだ。
今朝、2時半にフリスキーに起こされた。
どちみち3時15分に起きる予定だったので、まあいいやと思って
ミディを探すことから始めたけど、彼女が見当たらない。
いつものクローゼットにも、ベッドの下にも
1階のダイニングチェアの上にもキッチンにも窓辺にも、どこにもいなくて
私はほぼパニック状態で白痴のように1階と2階を行ったり来たりしていたと思う。
そして、私のクローゼットにも彼女が侵入してくるからドアを開けてることを思い出し
開けてあるドアの隙間から中を覗いてみると...
いたいた。
私の靴の横にちょこんと体を任せて
靴の端に頭を乗せる彼女がとっても可愛くて
「あー、写真に撮れたら最高に可愛いところなんだけどな」と思ったが、
この世の中には写真には納めることができない素晴らしい風景とか、
可愛らしい動物のしぐさや子供の笑顔とか、
『一瞬』だけが成せる神業みたいなのが存在するのだろう。
彼女のそういうしぐさを目の当たりにできただけ私は超ラッキーだ。
私はしばらく彼女の側で横たわっていたが、
再び眠りに落ちてしまいそうで、それこそ遅刻したら大変なことになるので
私は下に下りて朝食の準備をした。
ちょっとして彼女も降りてきて、食欲がありそうな感じを表わしたが

2,3口パクパクと食べたら「ぷい」と興味を失ったようにまたダイニングチェアへ退散する。
彼女が食べないとき、私はとても悲しい。
ミディとの貴重な時間はあとどれぐらい残ってるんだろう。
夏休みも終わりに近づいて、残された楽しい時間を惜しむような
まるで晩夏の子供みたいなハニバニと私。
波打つ夕立のプール しぶきを上げて
一番素敵な季節が もうすぐ終わる
「時が止まればいい」 僕の肩で つぶやく君 見てた
---山下達郎 「さよなら夏の日」
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今日も穏やかに眠るミディは
柔らかくて暖かいのです。
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