愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

名古屋城本丸御殿復元完了 名古屋市中区

2018年06月09日 11時46分46秒 | 名古屋市中区
6月9日、朝刊(中日新聞)に名古屋城本丸御殿が復元を完了し、お客さんがいっぱい見に来ていることが報道されました。
近所の方で、見に行った方もあり、「きれいだったよう。」とのことでした。

中日新聞の記事

私は、待つのが好きではないので、もうしばらくしてから見に行こうと思います。

大須観音 名古屋市中区

2016年01月31日 18時49分45秒 | 名古屋市中区
今日は久しぶりの快晴です。どこかに出かけようということで、大須観音に行きました。大須通りという繁華街があるのですが、それを見たいという人がいましたので、せっかくなら大須観音を見に行こうとなりました。

大須観音。左側は「普門殿」、右は本殿のようです。きれいな青空の下赤い色が映えます。

「普門殿」の中には仏様がいらっしゃいました。阿弥陀様や大日如来様などがそれぞれ干支によって分かれて鎮座されていました。

これは千手観音様です。干支は「ねずみ」でした。干支によって守ってくださる仏様が違うようでした。自分の干支の仏様は何だったか、忘れてしまいました。
その他に小さな観音様でしょうか、たくさん立っておられました。


山門には仁王様がおられました。

山門の仁王様「ん形」


同じく「あ形」

大須観音をお参りした後、「観音通り」などの通りを散策しました。さすがは名古屋です。看板に韓国語、英語、中国語で「歓迎」が表示されていました。また、人もたくさん出ていて。若い人も多かったです。






名古屋城木造復元について まとめ 名古屋市中区

2016年01月11日 11時54分27秒 | 名古屋市中区
現在名古屋市では名古屋城天守閣の木造復元についてタウンミーティングが開催されています。この問題を考えるために掛川城と名古屋城を見学しましたが、私なりに考えをまとめてみました。

1 発掘調査は必要ないか。
名古屋城は、もともとは戦国時代に今川氏親が築いたとされています。その遺構を再調査する必要はないか。

2 木造復元した場合
①急な階段などが復元されるが、足の不自由な人への配慮をどうするのか。
②耐震や防火の設備が必要になるが、それらの設備が木造復元の技術と矛盾しないか。
③せっかく木造で復元するのであれば、木造の技術を見せる必要があると思うが、どのように見せるのか案はあるのか。
④最悪天守閣の中に入れないことも予想されるが、見学と復元とのバランスをどうするのか。
⑤現在天守閣が持っている博物館としての機能はどうするのか、なくすのか別につくるのか。
⑥戦後のコンクリート再建で「二度と燃えないでほしい」という名古屋市民の声があったが、特に防火という点でどうするのか。

3 天守閣以外の整備について
①現在、本丸御殿の復元工事(平成30年終了予定)、石垣の修復工事を行っているが、同時進行で天守閣の復元工事ができるのか。
②他の史跡で、二之丸庭園の整備をどうするのか。
③西之丸と本丸表門馬出の切り離しをしなくてもいいか。

しかし、タウンミーティングに参加した人の話を聞くと、木造に伴う細かいこと(私にとっては大切なことですが)は、業者の報告が出るまで分からないといって、答えないそうです。そして、市長から木造がいいという話が一方的になされるということらしいです。(もっとも木造に反対する人の話ですが)
そういったことも頭の片隅において、のぞみたいと思います。

名古屋城 本丸(2) 名古屋市中区

2016年01月10日 09時48分24秒 | 名古屋市中区
本物らしくない天守閣
本丸御殿の次は天守閣です。ご存知のように天守閣は鉄筋コンクリート製です。昔の風景とは似つかわしくないものがどれくらいあるのか、探してみました。

エレベーター
まずは、外部からのエレベーターです。



こちらは天守閣内のエレベーターです。最上階まではいけませんが、一つ手前の階まで上がることができます。
これらのエレベーターは、足の不自由な人にとっては大変ありがたい施設です。しかし、昔の風景を味わいたい人には全くナンセンスなものです。
ちなみに、私は利用しましたが。

階段
階段も緩やかです。先日訪れた掛川城の階段とは大違いです。しかも、階段には滑り止めや手すりも付いています。普通のビルの階段と全く同じです。安全面での対応として必要だったのでしょうか。



掛川城天守閣の階段

最上階に売店
そして最上階には御土産を売る売店が入っていました。

これもありえない風景です。

博物館 名古屋城
各階には展示がありますが、しっかり空調設備も入っていました。


天井には扇風機もありました。


足元を見ると、床はフローリング又はタイルです。


子どもさんたちのために石垣を引っ張ってみるというコーナーもあります。


こうして天守閣の中を見ると、外見は城ですが、中身はまさに近代的な展示館となっていることが分かります。
したがって、名古屋城の木造化をめぐる話は、こうした名古屋城のあり方を変えるか否かという話でもあります。
名古屋城を訪れている人に子どもさんや女性の方が多く見られますが、こうした博物館的な機能があることも一つの要因ではないかと思います。
とすれば、名古屋城の博物館をどこに建てるのか、または無くすのかということも議論する必要があります。

本物そっくりの外観 これも技術
また、簡単に「外は城、中は博物館」と言いましたが、外のつくりにも大変な技術を要したことも忘れてはいけません。外見を再現するのに、ミリ単位で復元したといいます。そういう意味で外見の復元技術もすばらしいものがあります。名古屋城はどこから見ても江戸時代のお城に見えます。昭和の再建工事に携わった人にとって誇りになっているそうです。これも捨てがたいです。

精密に復元されている天守閣外見

名古屋城 本丸(1) 名古屋市中区

2016年01月09日 06時41分40秒 | 名古屋市中区
不明門
いよいよ本丸に入ります。本丸には、表門、東門と不明門の3つの門があります。不明門は本丸の北にあり、御深井丸への出入り口だったようです。

不明門

本丸御殿
本丸では本丸御殿が再建工事中です。

本丸御殿

前回本丸御殿を訪れたのは、2013年でしたので、あれからもう2年以上が経っています。前回は本丸御殿が公開された直後だったので、見学の人が多く、入場するのに列ができていましたが、今回はスムースに入れました。
本丸御殿の一番の見所は、障壁画です。


本丸御殿の天井はなぜ高い
前回も感動しましたが、金色に輝く障壁画は、圧倒されるものがありました。
この本丸御殿も木造再建ということなので、中の様子を見てみると、天井が高いということに気付きました。以前、犬山城の紹介テレビを見ていたとき、「槍を置いておく部屋は、すぐ出せるように天井が高い」ということを言っていましたので、本丸御殿の天井にも何かわけがあるのか、中にいる人に聞いてみました。すると、「見栄です」と一言答えてくれました。なるほどとは思いましたが、それで終わったので、もう少し話をしていただけたら、と思いました。