愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

入海(いりみ)貝塚 東浦町

2014年02月09日 16時55分00秒 | 東浦町
 昨日は、雪が降って、愛知県も大変でしたが、今日はうって変わって晴天に恵まれました。そこで、今回は、東浦町に出かけました。
東浦町とは

東浦町は、知多半島の付け根に位置する町です。愛知県では、平成の合併で町がかなり減りました。14の町のうちの一つです。

東浦町には、いろいろな史跡がありますが、その一つ、入海(いりみ)貝塚を訪れました。
入海貝塚は、入海神社の境内にあります。

入海神社ではもち投げが

入海神社鳥居


入海神社拝殿、狛犬が修理中でしょうか、青いシートに包まれていました。

 今日は、鳥居のところに会った行事予定では、「建国祭」でした。偶然出会った地域の人に尋ねたら、「今日は、もち投げがあるんだよ。」と教えてくれました。


持ち投げのために、櫓が設営されていました。おそらく関係者の方だと思いますが、早くから準備をされていました。

入海貝塚は縄文早期の貝塚
入海貝塚は、境内の中にありました。国指定の史跡です。

入海貝塚の石碑


石碑の裏にあった説明板

 入海貝塚は、縄文早期後半の遺跡です。貝塚からは、ハイガイが約75%、マガキが約15%みられ、他にアカニシやシジミが見られるそうです。また、出土した土器は、「入海式土器」とよばれ、この貝塚は、入海式土器の標識遺跡だそうです。
入海式土器が出土したら、その遺跡は縄文早期ということになるということでしょうか。

 どんな土器なのか、こんど「うのはな館(東浦町郷土資料館)」に行って、見てきたいと思います。