愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

野田城跡(2)本丸 新城市

2015年11月04日 21時43分01秒 | 新城市

野田城跡平面図

入り口付近
例によって、駐車場が分からず、回りを一周してしまいました。結局二の丸の南に入り口があり、道路の脇にとめることにしました。すぐ入り口が見えました。入り口には、神社の鳥居のような門が作られていました。


二の丸への入り口


入り口のある道路の反対側に土塁のような高まりがありました。

二ノ丸と本丸の間の堀
入り口から二の丸に入ると、さっそく堀が見えました。二の丸と本丸の間の堀です。



こちらは、本丸と二の丸の北側の堀です。


土橋です。両側に柵が設けられていて、堀に落ちないようになっていました。

本丸の土塁
本丸に入るとまず土塁が目に付きました。


本丸南西の土塁上に建っているのは、「野田城跡」の石碑です。

本丸北西の土塁。上には祠が建っていました。

信玄狙撃場所
本丸には、信玄を狙撃したという場所がありました。



上記本丸の狙撃場所の看板。内容は、

伝信玄公、狙撃場所 笛の音に誘われた武田信玄をこの付近より火縄銃にて狙撃した。その銃は銃身だけが設楽原歴史資料館に展示してある。新城市教育委員会

とありました。

本丸東側
さて、本丸を東の方に進んでいきますと、土塁の跡のようなものが見られました。


また、進んでいくと本丸の南側に堀のような遺構がありました。

この堀に沿って東の方に進みますと、平面図で「侍屋敷」北の道に出ます。本丸の堀の東側に土塁状の平坦な土地がありました。これが、平面図でいう「侍屋敷」なのか、土塁なのかは分かりません。


笛の盆

さて、お城の見学をしていると、本丸に「笛の盆」という幟が立っていました。なんだろうと、ネットで調べましたところ、やはり武田信玄狙撃事件と関係したものでした。長篠の戦いの設楽原とこの野田城を伊奈街道で結び、地域を盛り上げていこうという趣旨のものらしいです。すばらしいです。頑張ってください。