久しぶりに本を買いに出掛けた。
よく行く本屋。
最近では立ち寄ることはあっても、
滅多に買うことがない。
ベストセラーとか、平積みになった本やらを
僕は買わない。
自分で手にとって、これはオモロイちょっとイカス!
なんて本じゃないと買わない。
古本市じゃないが、
掘り出しモノと言うか、見つけるべくして
出会うことが出来た本しか買わないようにしている。
そんな僕が今回は、本を買うために本屋を訪れた。
本を買いに本屋に行く。
当たり前だ。
いや、今回は買うことが目的と言うか、
買わなければならない理由があった。
この書店で本を買うとポイントが貯まる。
1ポイント1円となり、100ポイント貯まると、
100円券として渡してくれる。
勉強熱心な僕としては、時として大量に本を買う。
3月、そんな大量買いのおかげで100ポイントを
一気に飛び越して200円券をゲットした。
しかし、このポイントにも有効期限がある。
それが先日だった。
別に欲しくないものを無理に買うつもりは
なかったが、折角の200円券。
本を買う上での200円は結構ありがたい。
出来れば有効に使っておきたいと言う願望はあった。
店内を彷徨うこと30分。
目の前に現れたのがこの本だった。
手に取る。
適当に開くと、右ページには失言。左ページには
状況説明と補足事項が書かれてある。
うん、読みやすい。
が、もうひとつインパクトがない。
おしい、実に惜しい。
何か訴えるモノがあればな、と、深い溜息を吐こうと
したその時、ページをめくる指が止まった。
「何様なんだよ」
そこに書かれた失言が、強烈なインパクトで
飛び込んできた。
買い、買いです。これ。
内容は書かないので、
気になる方は是非買って、
この発言の主が長島一茂氏である事を
確かめてください。