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秋祭りなのだぁ!

2005年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム
もうすぐ地元の秋祭りがある。一年に一度だから、当然楽しみにしている。
布団太鼓と呼ばれる絢爛豪華な屋台で宮入りし、練り回しなどを行って五穀豊穣を願うのだ。
夜にはその屋台を大小様々な、色とりどりの電飾で飾り立て、夜に映える物になる。

毎年「青年団」と呼ばれる若者たちで、準備を進めている。私もかつては青年団員で、色々な工夫をして祭りを楽しんだものだ。青年団の団長と話す機会があったが、「今年の電飾も期待してください」と言われた。

合計五つの屋台が集まる小さな祭りだ。でも、その五つがそれぞれの歴史や地域性を持っていて、実に楽しい。伝統を頑に守る村もあれば、常に新しい事に取り組む村もある。祭りには法被を被り、白いズボンをはく。昔は一様に“トレパン”をはいていたが、今ではちょっと違う。
青年団なんかは、みんな同じ物を揃える風潮がでてきた。白いニッカポッカに刺繍で名前を入れるのが流行りらしい。
ある村はこの格好に地下足袋を履く。勇壮に見えるが、宮入りの時には慣れないと、小石を踏んで足が痛いらしい。

乗り子と呼ばれる小学生たちの練習も続いている。仕事が終わって帰る途中、車の窓を開けておけば、太鼓の音が聴こえてくる。この地方では、同じような祭りが、同じような時期に、あちこちで開催される。いろいろな屋台があるが、誰もが「おらが村の屋台が一番綺麗だ!」と本当に思っているのも嬉しく思う。

小さな村の小さな祭りではあるが、私はこの祭りが大好きだ。