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日々の暮らしのなかで

力量

2008年10月31日 | 日記・エッセイ・コラム
携帯が鳴り、一通のメールが届いた
 
『そろそろ飲みにいきましょう』
 
飲み会のお誘いメール
やっほー!飲めるぞぉぉぉぉぉっと!
差出人は新婚のM君
時折メールはやりあうモノの飲みには久しく行っていない
今年の春に、一度飲みに行く約束をしたことがあったが
お互いに忙しく、結局流れてしまっていた
 
『いいですねぇ!じゃ、幹事はワタさんで』
 
唐突にワタさんが出来きたような錯覚を
読者の方々は感じたと思われるが、実はこのワタさん
一度、このブログにも登場しているし
ワタさんとは、飲み会の日取りを
探り探り行ってきた経緯もある
M君とて、このワタさんとは顔馴染みである
 
『了解!』
 
M君の短い返信が、僕達への全幅の信頼を
証明している
返す刀でワタさんにメール
 
『飲み会の幹事よろしく!』
 
最初から自分で幹事をするつもりがなかったものだから
ワタさんへのメールも抵抗なく打てたが
返事は 
 
『したくない』
 
う~ん、困った
いや、どんな店でもいいと言うなら話は別だが
人間、やっぱカッコをつけたいと言うか
粋な店を知ってますね!って感じで
スマートでクールな自分を演出したいなって時が
ままあるのだ
問題は、そんなシチュエーションで 
 
「じゃ、〇〇なんてどぉ?」
 
って、言えればいいんだけど
新規開拓をしないもんで、知ってる店も限られる
 
しぶとくワタさんにメールしてみると
 
『じゃ、久太郎といっしょに!』
 
う~ん、困った
いっしょにと言われても、知らないから頼んだわけで・・・・
 
仕方がない
自分で言い出したことではあるが
ここは出来ない事を正直に言って
M君に幹事をお願いするしかない
 
『幹事、お願いできるかしら?』
 
少し、おどけた感じがよろしかろうと
くだけた感じの文章でメールを送信
 
すぐにM君からの返信が来た
 
 
 
『幹事了解です!』
 
 
 
この短い返信が、僕の力量を鮮明に際立たせた

 


コメント
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