おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ちょっと面白い時間

2022年02月09日 | 日記
ハンドルを握り、交差点に差し掛かる車

右折しようとウインカーを倒し、
視線を左に投げる

一台のホンダ車が走ってくるのが
視界に入った瞬間に、躊躇した

「行くべきか、止まるべきか」

その微妙なタイミングに、右脚の力を抜く

配達の時だったら

友人との待ち合わせだったら

失禁しそうだったら

そういう場面ではなかったから、
私はブレーキを踏むことを選択

黒のフィットをやり過ごし、
もう一度左右を確認したあとステアリングを
面舵いっぱい

一度信号に止まったが、
その後はセナとプロストのような
ランデブー走行

自家用車はアクアだが、
争って走ってないのでランデブー

その後ろ姿を見ながら、ふと思った

「あの時、アクセルを踏んでいたら」

あの躊躇した瞬間に、あのフィットの前に
出ていたら、私はあの場所を走っている

視線をホンダ車の前に送る

私はあの場所にいたはず

この時間のズレはなんだ?と思いながら走っていると
いつもの場所でフィットは左折して行った

春は早く来て欲しい

2022年02月09日 | 日記
床につく1時間前に風呂に入る

火照った身体は暖房の効いた部屋で
その温もりを失わない

深夜テレビに声を出して笑いながら、
一枚の毛布に包まる

切れたストーブで目が覚める

敷いていた毛布を上に被る
2枚の毛布に包まる

1枚目の時もそうだったように、
冷たい毛布を自分の体温で温める

体温で温もった熱を身体にフィードバック

1枚でしのいでいた寒さも
2枚に増えて、温かさを実感

さらに下に敷いていた毛布を上に持ってくる

3枚に増えた毛布が、温まった温もりを
逃がさない

徐々に、そして自分で育てた「ぬくもり」に
幸せを感じつつ思う

「夏にはこの温もりを懐かしく思うはず」

だって夏は、何をしても暑苦しいから

「早く夏になって欲しい!」と思うものの、
熱帯夜になれば、この寒さに身体を丸めていた
夜を思い出す

そして汗をかきながら思うのだ

「嗚呼、早く冬になって欲しい!」