おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

人の振り見ても我が振り直さず

2024年03月22日 | ブログ
村で管理している共同墓地がある

隔年ではあるが、大掛かりな掃除もする
少し住宅地から離れた山中にある墓地

幼い頃は、もっと鬱蒼とした森の中にあった
イメージだが、今は霊園として明るさもある

そんな墓地だが、近年は鹿などによる被害もあり、
お供えものは、持って帰らないといけない
花も同様にお参りが終われば持って帰る

だが

これはこれで荷物になる

持ってきた花を持って帰っても・・・となる

そこで墓地の一角に、焼却場を作ってある
毎年変わる管理人数名で、焼却の担当をしているが、
そもそもが山中

ゴミを燃やすことに、異論も出ていた

そこで村としては、やっぱりゴミは
持ち帰ってくれとの原点回帰をする事となり、
先日行われた集落の総会でも、
その旨の説明があった

「総会に出てないご家族の皆様にも」

との一文も付け足されていた

3月20日、春分の日

親父が墓参りに行くと、
閉鎖したはずの焼却場には、山のように
ゴミが積み上げられていたらしい

徐々に告知して、来月からは完全閉鎖と聞いていたが、
直近の春分の日には、もう捨てずに持って帰る人が
大半だと思っていたので、聞いた時はびっくりした

そして続けて、親父の声に呆れた

「わしも一緒に捨ててきた」

信念があり、どうしても持って帰れない理由があり、
今回だけは甘えて・・・と、百歩譲った理由があったにせよ、
それを嬉々として伝える口調に落胆した

誰もが捨ててるから、わしも

嘆かわしい