つくば植物園の池のほとりの木陰で咲いていました。谷沿いの半日陰で自生する植物のようです。写真でお解りかもしれませんが、紫色が美しく、葉の上に伸びた茎から形が帆掛け舟に風をいっぱい受けたような花がぶら下がるように咲いています。その光景からつけられた和名のようです。なかなか風情のある名前の持ち主です。説明によれば、「Impatiens textori」、ツリフネソウ科の一年草です。種子はホウセンカと同じで、はじいて種をばらまくようです。写真は9月18日に撮影しました。
つくば植物園で今年も咲いていました。名前がとても気になる植物で、キツネノカミソリとどこが違うのか一度見てみたいと好奇心を持つ花です。9月12日に掲載した「キツネノカミソリ」の花弁は、細くて尖っているように見えますが、このタヌキノカミソリは、色も薄いピンクで、幅の広い花弁をしています。説明によれば、中国南部原産で、「Lycoris incarnata」、ヒガンバナ科の多年草です。ヒガンバナ等と同じで、地面から花茎が伸びて先端に写真のような花が咲いています。葉は花が終わった頃に出てくるようです。比較してご覧ください。写真は9月18日に撮影しました。
