この花も古くから野菊として愛好されてきました。花弁の枚数が多いので、小さな花でも華やかに見えます。説明によれば、日本の本州の日当たりのよい野山に分布し、「Aster glehnii var. hondoensis」、キク科の多年草です。草丈は1.5m位になります。暑かった夏も終わり、いよいよ菊の香りを楽しめる秋の季節を迎えます。写真は10月3日に撮影しました。
この植物も野菊の仲間ですが、葉が細長いことからの和名のようです。10月2日付で掲載した「サワシロギク」と前掲の「シラヤマギク」との自然交雑種のようです。説明によれば、日本では本州の各地の野山の湿った場所に自生し、「Aster × sekimotoi」キク科の多年草です。写真に写っていますが、葉が長細いのが特色です。写真は10月3日に撮影しました。
つくば植物園の文化の植物展示区画で、各種の野菊の仲間が小さな花を咲かせる時期になりました。野菊の花を見ると秋の深まりを感じます。はじめは、「シラヤマギク」です。野山で草丈1.5m位まで伸びるヒョロットした茎の先端の方に咲いています。説明によれば、北海道~九州の日本各地と朝鮮、中国等に分布しており、「Aster scaber」、キク科の多年草です。花の直径は2cm位でとても可憐です。写真のように花弁がまばらになるのもこの花の特色です。写真は10月3日に撮影しました。