鼎子堂(Teishi-Do)

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春休み:ノスタルジックな映画館『いちご白書』

2013-03-13 22:50:43 | Weblog
強風。暖かい風が、砂埃を舞い上げ、行く先が、霞んで見える荒れた1日。


進級、進学を控えて、学生さんは、春休み。
春休みは、夏休みのように大量の宿題は、ないけれど、新しい環境に飛び込む前の・・・落ち着かないソワソワ感と春爛漫・・・の一歩手前のなんだか、本当に、落ち着かない・・・そんな時期かもしれません。
会社へお勤めの方は、人事異動の内示なんかも発表されちゃって、嬉しいひと、落ち込むひと・・・悲喜こもごも・・・。

さて、私の3月と言えば、やはり、1年間の休学を余儀なくされたあの18歳の日々が、原点で、未だに、それを引き摺っていて、春なのに、出遅れて、モラトリアムな日々だったことは、去年の今頃のブログに書いています。

そんなモラトリアムな日々の中で、出会ったのが、アメリカ映画『いちご白書』。

日本でも、『いちご白書をもう一度』というニューミュージックでリバイバルしたような記憶がありますが、学生運動盛んな頃の青春映画でした。

その頃(『いちご白書』が、上映されたころ)、大国アメリカは、泥沼のベトナム戦争が、膠着状態だったし、たぶん、天敵・ソヴィエトとの確執もあり、大国でありながら、見えない影に脅かされつつも、やっぱり、パックス・アメリカーナ・・・わが世の春を楽しんでいた時代でもあったようです。

はい・・・。そんな中、コロンビア大学での学生紛争に身を投じていくサイモン(B・デービソン)とリンダ(K・ダービー)の恋の進展とその結末・・・ってのが、テーマだったように記憶しています。
原作(たぶん、角川文庫あたりで出版されていたと思いますが)とは、趣が、異なる映画になっていたような気がします。

主題歌の『サークル・ゲーム』はテンポのよい曲でした。

まあ、そんなこんなで、モラトリアムな春休みのテレビでの深夜放映を、みていた私ですが、主人公・サイモンの声の吹き替えをしていたのが、富山敬さんだったような記憶があります。
『ああ、宇宙戦艦ヤマトの古代進くんの吹き替えの声優さんね。』

『リンダ~~~~~~!』
『サイモ~~~~~~ン!』

いちご白書で、警官隊に引き離されるサイモンとリンダのシーンで、エンド。


主人公・サイモンを演じたブルース・デービソンは、その後、『愛と死のエルサレム』などに、出演していましたが、その後、縁がないのか・・・彼の映画は、みておりません。
吹き替えの富山敬さんは、その後、テレビアニメ・ちびまる子ちゃんの友蔵おじいちゃんの声に出演されていましたが、残念ながらお亡くなりになられました・・・『いちご白書』について書いていたのに、最後は、ちびまる子ちゃんになってしまいました・・・。

相変わらず、お粗末。