鼎子堂(Teishi-Do)

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春休み:ノスタルジックな映画館②『アラビアのロレンス』

2013-03-14 20:58:59 | Weblog
薄曇り。寒い一日。

春休みにみた(ような)記憶の中の映画について、益体も無い事を綴っております。
今宵、第二夜。


たぶん、一番、好きな映画だと思います。
『アラビアのロレンス』。

この映画は、長編で、全編見終わるまでに、休憩を含めて、4時間くらいは、必要かと・・・。
演劇でも、3時間超えると、ウンザリしてくるものも多いのですが・・・まあ、長けりゃいいってもんじゃないですけど・・・歌舞伎なんかだと、昼夜通しで、全部上演する作品・・・例えば、忠臣蔵なんかそうですけれど、コレも腰が痛くなって、オカルとカンペイの道行あたりで、大体、眠くなって来たりして・・・。

『アラビアのロレンス』は、女優が出てこない!(多少は出てくるけれど、主人公のロレンスは、男色?だから、男女の絡みがないのかも・・・。)

同性愛者?であるロレンス大佐とアラビアの美少年の関係は、少し出てくるけれど。

雄大なスケールの遠景が、何より美しい映像の映画でした。

映画で、ロレンスを演じるピーター・オトゥールの大ファンだったのが、作家の森茉莉さんで、ご自分のエッセイにもお書きになっています。

私は、アメリカのハリウッドで製作される映画よりもむしろ、イギリス映画の方が好きな作品が多いかもしれません。

メジャーな大作は、あまり好きじゃないのかも・・・。

そして、恐ろしいことに、1990年以降は、映画館で、上映される映画を1本も見ていません。
その頃をさかいに、映画から演劇への再転換もあったし、DVDの普及や、地上波放送が、新作映画上演後、間髪をおかずに、放送してくれるし。
この頃から、近視の度が進み、巨大スクリーンでも、字幕が読めない・・・そして、目は、疲れるし・・・ってことで、自宅で、自分の都合に合わせて、映画を楽しめる時代になったことを有難く思っています。