この冬は、ひたすら冬眠である・・・。
生体的にも適合?しているようで、昼夜を問わず、うつらうつら・・・しているせいか、今冬は、風邪にも縁がない。
・・・こんな冬は、初めてだ。
不思議なことに、細切れの睡眠であるにも関わらず、目覚めたときは、全身コレ筋肉痛?
とくに、右腕が痛い。
動いていないのに、筋肉痛とは、コレ如何に・・・。
やはり人(私だけかも?)は、寒さには、適合しないとみえる。
自然界でも、食糧は、乏しいし、風邪やインフルエンザやノロウィルスやら蔓延し、とんでもないことになっているから、ここは、やはり、じっと春を待つのが賢明だろう・・・と失業者の私は、そう思うことにしている。
しかも・・・ここ数日。
眠獣の降臨で、私は、もうどうしようもなく、眠い・・・。
アレ程寝たのに、何故、まだ眠れるのか・・・不思議でもある。
食事も24時間に1回。あとは、もう何も食べたくないし、水分も要らない。
食べない飲まないから、お手洗いなども1日1回か2回程度で、二階から降りてこないから、家人が、心配で覗きに来たくらいだ。
たぶん・・・これは、もう睡眠障害という病の域に達しているのかもしれない。
そう言えば、以前、このブログ内で、森茉莉氏の著書の中に『眠獣』という言葉が出てきて、『ねむりじゅう』なのか、『みんじゅう』なのか・・・記憶が曖昧だったなんてことを書いたけれど、前述の『ねむりじゅう』と読ませるようだ。
かの森茉莉氏も、下北沢のアパートで、一晩中電気を点けているものの、文字をみっつかよっつ書いて、また眠る・・・執筆生活と記述されていた。
昭和の名随筆家氏とは、比較にさえならぬ我が身なれど、眠獣の降臨では、やはり冬眠は、仕方がないか・・・と、眠獣の眠気に身を任せている始末。
もう社会復帰は、難しいかもしれぬなぁ・・・などと思いながら、冬の夜空を見上げれば、今宵は、半月。
半分欠けていく月が、凍りついた空で、苦笑いするように、輝いている。
月にまで、嗤われちまった捨て猫いっぴき・・・。
冬の日溜りさえあれば、まだもう少しは、生きられるだろうか?