明け方の気温マイナス6℃。
激寒である・・・。
激寒は、激寒なのだけれど、現在の私には、全く関係ない。
去年だったら、お正月後、最初の3連休の翌日で、寒さ厳しい中、まだ、陽ものぼらぬうちから、起きだし、部屋を暖め、身支度を整え、車の暖気・・・なんてことを行っていたのだけれど、今年は、失業者なれば、極端な話、陽が沈むまで、暖かい寝床に居ても、何処からも苦情は来ないし、電気・ガス・ガソリンなども使わずに済むし、二酸化炭素だって、労働時よりは、排出しておらぬ。
なんのことはない。
昼夜が完全に逆転してしまった。
朝の8時頃、就寝、夕方起きて、食事をして、本を読んだり、DVDを見たり、お正月番組の録画をみたり・・・。
思えば、これぞ、夢にみていた生活でもあった。
朝・・・氷点下の中、炬燵にすっぽり埋まりながら、暖かく燃えるストーブの上にかけたヤカンが、水蒸気を放ち、このまま、暖かくなるまで、動かない・・・家人と猫を横目に、出勤していた頃は、なんと羨ましいヤツらだろう・・・と思っていた。
流石に、現在、収入の無い身である。
早朝から、ストーブと炬燵にズッポリ・・・っていうのは、気が引けるので、出来るだけ、エネルギーを使わぬ、自己暖房(・・・つまりは、寝床で、暖を取る)で、食事も、1日に1回、後は、珈琲やチョコレートなどといった甘くカロリーの高いもので、寒を凌ぐ・・・ヒトとしては、全く正しくないと思うけれど、人間も冬眠ができるとたぶん、凄く便利だろうな・・・と、馬鹿なことを考えている(コレは、現在の自分を正当化させるためだけれど、別段、失業しなければ、私だって、今頃は、氷点下の中、会社へ行く、真面目な労働者だったのだ・・・。好んで、失業したわけでもないのだし・・・無理に正当化しなくてもよさそうなものであるけれど)。
しかし・・・まあ。
暑さ、寒さに極端に弱く、ヒトとしては、かなり生きにくい体質でもある。
先月、先々月は、腰痛に苦しみ、低血圧、低体温、低アルブミン血症、遅脈、脈弱・・・どうも、循環器系統がよく働かぬ身なれば、めったにない・・・極寒の朝に、好きなだけ惰眠を貪る・・・そんな願っても無い環境が、一生に一度くらいあってもよいかも・・・と、勝手に思っている。
これは、健康なひとには、不要のことだけれど。