朝方、2度に渡る大きな地震。
部屋の書筍の山、ひとつ崩壊。
昨日の日曜日。
夕刻より、月例の観月会。
某所、15階の展望レストランで、月替わり懐石をいただく。
日曜日なので、いつもより早い18時スタート。
夏至が近いので、まだまだ明るい。
雲が厚くなってきたうえに、月の出も遅く、食事中に、月を愛でることができなかった。
先附けは、トマトを丸ごとビネガーに漬けたさっぱりとした一品。
稚鮎、木の芽山椒、茄子、さやえんどう、ししとうなど、季節の旬の野菜など贅沢なメニュー。
帆立すり身の入った椀物は、極上。
デザートは、無花果のワイン煮。
次第に暮れなずんでいく夏の風景を眺めながら、いつもの指定席。
市内中央部から、東部を眺めると、新幹線が行き来する。
毎月15日の食事は、この半年間、途絶えることなく続いている。
相方と私の正体不明のカップルは、お店のひとにも、謎だったらしく、どうも、夫婦だと思われているらしい・・・それにしては、言葉遣いが、夫婦らしくないし、不思議なのだろう。
会話の内容も、映画だとか、数学だとか、物理だとか、会社の話だとか・・・あまり夫婦らしくないしな・・・。
今回の話題。
『完全数』について。
完全数とは、自身の数字を除く、約数を全部足し合わせると、自分の数になるという数字。
例えば、『6』。
『6』の約数は、1,2,3。
1+2+3=6。
この6は、天地創造、6日で、世界を作り、一日休んで、1週間は、7日なったというもの。
コジツケっぽい気もするけれどな・・・?
6の次は、『28』。
これは、月の公転周期。太陰暦が、28日ということのようだ。
こういう話をするとき、相方は、うっとりしながら、
『数字は、ロマンなんですよ。』
と言う。
私には、『ロマン』ならぬ『コンラン(混乱)』なのだが・・・。
・・・一応、名目が、観月会なので、月のお題も・・・。
月が消失したら、どうなるのでしょう・・・?
引力のバランスから、海流が変わり・・・なんてことを、懐石料理を食しながら、会話する・・・このヘンテコなカップルが、夫婦のわけないだろう・・・と・・・私が、給仕なら、たぶん、そう思う・・・と思う・・・。