早起きの鳥たちは、陽のまだのぼらぬうちから、朝のご挨拶。
あたりは、まだ仄暗いのに。
デジタル時計が、朝の4時を刻む前から、
おはよう。おはよう。
朝を迎えた喜びを歌います。
おはよう。朝だよ。
夜と朝の境界線に、立ちすくんだ私は。
朝靄立つ紗のかかった空気の中で、深呼吸してみる。
光合成を終えて、眠りに着いた樹々たちも、再び目覚め酸素の蘇生を繰り返す。
哀しみを吸い込んだ肺は・・・。
蘇生された酸素のシャワーに、
暗い闇を押し流し
新しい朝を、小鳥達と寿ぐ。
おはよう。おはよう。
もうすぐ朝だよ!
朝と夜の境界線に、立ちすくんだ私は。
光の洗礼を浴びる前に、再びの眠りにつこう。
おやすみなさい。小鳥達。
おやすみなさい。光達。